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摂折について。
2
:
川蝉
:2005/06/10(金) 13:55:44
また、
山川智応博士も
「謗法華経の宗教を、不軽菩薩の逆化の如く、法華経不軽品、勧持品の如く、道力折伏をして諸々の法難を摂受し、法難摂受ごとに真義を発揚して、遂に本門の三大秘法を建立する。その不軽菩薩の如き法難摂受を行ぜられる時は、僧となって(仏種の)正法を弘持(建立)せられるのです。」(観心本尊抄口語意訳・98頁)
と意訳しています。
両師のように解釈すれば、「因謗堕悪必由得益とは是なり。」とする日蓮聖人の実際上の化導方法と矛盾が有りません。
今成教授は
「聖人は『折伏』を実践すべき事を説かれてはいるが、しかしそれは積極的に言っておられるわけではなく、『批判に対する対抗』である『仕方なく折伏を実践』されていたのである。また聖人は摂折を重視していなかった。
折伏主義は龍口・佐渡法難時の『今日斬る明日を斬る』という非常時対策としての『時限立法』である。
摂折に関する遺文数が少ない。このことはそれほど摂折問題を重視していなかったことを物語っている。・・摂受・折伏の言葉が出てくる御書は全て依智から佐渡時代のもので、その後は全く出てこないことも、摂・折は瑣末な問題であったことを裏付けている。」
等と論じているとのことですが、
謗法を強く批判し妙法五字を以て下種せしむと云う化導方法は五義判(五綱教判)から、必然的に生じる化導方法であることを認識して貰いたいです。
「摂・折は瑣末な問題であった」などとは、とうてい言い得ないことです。
「佐渡以後、摂・折はについての教示が全く出てこない」という事ですが、摂折についての教示が行われて、已に門下に周知されたので、あえて重ねて教示する必要がなかったからでありましょう。
しかし、弘安三年の「諌暁八幡抄」に
「末法には一乗の強敵充満すべし。不軽菩薩の利益此なり。各各我が弟子等はげませ給へ、はげませ給へ。」(真蹟・昭定1850頁・学会版589頁)
とも
弘安元年の「檀越某御返事」に
「雪山童子の跡ををひ、不軽菩薩の身になり候はん。いたづらにやくびやう(疫病)にやをかさ(侵)れ候はんずらむ。をいじに(老死)にや死に候はんずらむ。あらあさましあさまし。願くは法華経のゆへに国王にあだまれて今度生死をはなれ候ばや。」(真蹟・昭定1493頁・学会版1295頁)
とも
弘安二年の「上野殿御返事」に
「願くは我弟子等大願ををこせ。・・・おなじくはかり(仮)にも法華経のゆへに命をすてよ」(真蹟・昭定1709頁・学会版1561頁)
とも
弘安三年の「智妙房御返事」に
「阿闍世王の提婆をいましめしやうに、真言師、念仏者、禅宗の者どもをいましめて、すこしつみをゆるくせさせ給かし、」(真蹟・昭定1827頁・学会版1287頁)
ともあることより身延御入山以後においても、折伏逆化の化導方法を教示されていたことが分かります。
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