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御遺文関係は此方で
90
:
直人
:2004/04/21(水) 01:12
空き缶さん、こんばんは。
>「日蓮宗本山實成寺」
本山会が編纂した『日蓮宗の本山めぐり』(ニチレン出版)には、
────────────────────────────
寺宝 日蓮聖人御真筆本尊のほかに、日興上人の真筆本尊六幅、
日目上人及び日尊上人の真筆本尊、日目上人の消息及び聴講見
聞録(中略)尚、聴講見聞録というのは筆者不明であるけれども、延
山に於て宗祖の講義を筆録せるもので、巻末に建治三年二月書了
とあり、次行には日目上人の自署花押があるので、重要資料たるを
失わない。
(『日蓮宗の本山めぐり』P126、1981年)
──────────────────────────
とありますね。「聴講見聞録」については近く、要法寺に行く予定ですので
その際に聞いてみたいと思います。
それにしても不思議なのが「日尊上人の真筆本尊」です。大石寺の所伝
によれば、日尊師は「本尊書写は附弟一人に限る」として本尊書写を行って
いないと云います。
────────────────────────────
一、 本尊書写の事 尊仰せに云く、大聖人御遷化の刻六人の老僧
面面に之を書写し給へり、然るに異議は無く其の後は面面末流、初
心後心、戒行の有無、曾て以て之を糾明する事無し、面面に之を書
写云云、此れ等の次第且は法滅の因縁か五人方は且く之を閣く富
士門跡は、付弟一人を書写し奉る由、日興上人御遺戒也云云、其の
故は法燈を賞め以て根源を立てんが為なり云云、之に依て本尊の銘
に云く、仏滅後二千二百三十余年之間一閻浮提内未曾有大曼荼羅
也云云、予も又此の義を存ずる之所、日興上人御入滅後、一門跡に
面面争論出来、互に偏執を成し邪論を起して、人人面面に之を書写し
奉る云云、然れば則ち仏意は測り難く聖意恐れ有り所詮吾が一門に
於ては、本義の如く一人之を書写し奉るべきか云云。
(「尊師実録」『日蓮宗宗学全書』2巻、P418、1983年)
────────────────────────────
もっとも、この文を依文として大石寺門流を正統化することはできません。
日尊師には大石寺を本寺とする本末意識はなく、日尊門流は独立した教団
であったからです。したがって、文中の「吾が一門」とは日尊門流をさすので
あって、決して大石寺をさすものではないですね。大石寺門流の論客は我田
引水・牽強付会が目立って困ります。(苦笑)
脱線してしまいましたが、日尊師は本尊書写を行っておらず、宗祖の曼荼
羅を模刻していますが、「日尊上人の真筆本尊」とは日尊師の模刻本尊をさす
のでしょうか。
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