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御遺文関係は此方で
87
:
川蝉
:2004/04/16(金) 15:23
空き缶さん、慎之輔さん今日は。
>「御義口伝」は上巻下巻とも巻末に「弘安元年戊寅正月一日」と
>いう、歴史上存在しない日付があること(建治四年から弘安元年
>への改元は二月である)。
以前、「御義口伝」の日付が偽相伝書の理由の一つであると、私も書いたことがありますが、その後、平楽寺書店刊・宮崎英修著「日蓮とその弟子」において、宗祖の誕生日についての記述のなかで、
「年号はしばしば改められ(日蓮在世に23回)一般に改元の元年をもって旧年を含めるから、承久壬午は貞応元年壬午とも呼ばれる」(14頁)
と有ることに気づきました。
貞応元年は承久4年4月13日の改元。
故に、2月は改元以前なので、貞応元年壬午2月16日は、正確には承久4年2月。
こうした年号の書き方があるというと、
建治四年二月に弘安に改元された場合は、建治四年正月1日を弘安元年正月一日と書く場合もあったと云うすいろんもが成り立ちます。
ということで、「御義口伝」の日付を偽相伝書説の理由に挙げる根拠がうすくなることに気が付きました。
と云っても、
老僧の連判があると云うことは正式文書であるから日付は正確に書かれるはずであるから、やはり日付の問題は偽書説の根拠になると思います。
また、慎之輔さんのご指摘の通り、改元直前の「実相寺御書」を始め、「始聞仏乗義」などの日付は正確に書かれているくらいですから、日蓮聖人に習って老僧達も日付を正確に書く習慣があったはずと考えてよいのではと思われます。
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