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じょうえつしんかんせん とき(・○・)
5
:
匿名さん
:2004/11/15(月) 00:24
がたん!
いちばんうしろの車りょうが、大きく、ななめになりました。
よこはらを、コンクリートにこすって、火花がとびました。
「いたい!」(・○・)
それでも、スピードはおちません。
もうだめかも・・・
ときはあきらめかけました。
その時、うんてんしさんの声がきこえました。
「止まれ、止まれ、がんばれ」
うんてんしさんは、力いっぱい、ブレーキをかけていました。
「そうだ、ぼくには、うんてんしさんや、しゃしょうさん、
たくさんのお客さんが乗ってるんだ。
ぼくがころんだりしたら、みんながケガしちゃう」
ときは、まっすぐ前をみました。
ころばないように、ぜんしんに力をこめました。
「まっすぐ、まっすぐ、 転んじゃ、だめだ」(・○・)
6
:
匿名さん
:2004/11/15(月) 00:24
がりがり がたがた
がりがり がたがた
体じゅうにきずができました。
しゃりんも、もうぼろぼろです。
ぎしぎしと、ものすごい音をたてて、
火花がとびちりました。
それでも、ときは、痛みをこらえて、
せいいっぱいの力をこめてふんばりました。
「まっすぐ、まっすぐ」(・○・)
がたがた がたがた
がりがり がりがり
ごとごと ごとごと
ごとん
「止まったあ・・・」(・○・)
ときは、ころびませんでした。
お客さんも、みんな、ぶじでした。
きずだらけになって、ときは、がんばりぬいたのです。
わずか、一分ほどのできごとでした。
7
:
匿名さん
:2004/11/15(月) 00:24
(3) だっせんした とき
それから、どれくらいたったころか、ききおぼえのある声がきこえてきました。
「おおい、おおい」
にいがたのおじさんが、かけつけてくれたのです。
ときは、おじさんの顔をみてほっとしたのか、急になみだがでてきました。
「痛かったよう・・・」(・○・)
「そうだろう、こんなに傷だらけになって」
「でもね、ぼく、がんばったよ。お客さん、けがさせなかった」(・○・)
「そうだな、よくがんばった、よくやったぞ」
おじさんも、ぼろぼろ、なみだをこぼしていました。
ときの丸い顔を、なんども、さすっていました。
8
:
匿名さん
:2004/11/15(月) 00:25
ぐらぐら ぐらぐら
朝になっても、じしんはおさまりません
ときをレールにもどすさぎょうも、なかなかはじめられません。
「とき、ごめんな。また明日、来るからな」
「うん、またね、おじさん」(・○・)
夜になると、ときは、せんろの上でひとりぼっちになりました。
ぐらぐら ぐらぐら
じしんがくると、はっと、めがさめました。
雨がふってくると、きずが、少ししみました。
「はやく、おうちに帰りたいなあ・・・」(・○・)
9
:
匿名さん
:2004/11/15(月) 00:25
ぐらぐら ぐらぐら
次の日も、じしんはつづきました。
ときの、ふあんげなかおをみて、おじさんは、しばらくいっしょに
いることにしました。
「初めてお客さんのせたときのこと、おぼえてるか?」
「うん、よくおぼえてるよ。どの駅でも人がたくさんで、みんな手ふってくれてた」(・○・)
「おじさんもうれしかったよ。
みんな、ときが来るのをずっと待ってたんだからな」
ときは、まあたらしい線路を、力いっぱい走っているところを思い浮かべました。
びゅんびゅん、びゅんびゅん
「ぼく、また走れるのかなあ・・・」(・○・)
「走れるさ。おじさんが直してやるから」
ときは、きずの痛みが少し、やわらいだような気がしました。
「ぼく、お客さんを駅までつれていってあげられなかった。
だから、こんどはちゃんとしゅうてんまで走らなきゃね」(・○・)
おじさんは、だまって、うんうんと、うなづいていました。
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