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日本の文化と世界の文化
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凡人
:2011/12/04(日) 10:30:57
「数カ月前までは、開店や閉店、移店などで月に100軒ほどが動いていた。社用の街である新地が夜だけの営業で、土日祝、盆、暮れと休みが多いのに対し、東通は年中、しかも朝方まで営業している。不況が長引くとともに、そういう稼働日数・時間の違いも家賃に反映されるようになってきた」と先の男性は指摘する。
一方、昔から続く格式のあるクラブは今や数十軒程度になったが、企業のオーナーなどしっかりした客がつき、値下げもせずに済んでいるので、それなりにはやっている。「店の周年やママの誕生日なんかに奮発し、30分で60〜70万円も使う客は今でもいる」(先の男性)。というわけで、安い店と高級店の二極化が進んでいるというのだ。
その割を食っているのが、中間店。いわゆる昔ながらの営業スタイルをとるラウンジやスナック、バーなどだ。あるバーは新地の“休業日”の土曜も長年営業してきたが、客がめっきり減ったため、今年6月から休みにした。「同窓会で毎年土曜に利用してくれる団体客の申し込みが今年はなかった。最近は2次会とか行くこともなくなったようですね」とホステスは嘆く。
新地にホステスが集まらないという問題も起きている。先の男性によれば、「時給制のバイトだと、今の若い女の子はラウンジよりもキャバクラに流れる」。ラウンジだと、勤務時間が短く、稼ぎが限られる上、年配客相手で規制も多く、かたくるしい。しかし、キャバクラだと未明まで勤めて一日にそこそこ稼げる上、若い客相手で、水商売の経験がそれほどなくとも気軽にいける。だから新地を支えてきた有名ラウンジであっても最近はホステスの人材難に陥り、不満を漏らすママや経営者が多いという。
師走を迎えてもかつてのような活気はなく、「店を12月いっぱいで閉めるという話もよく聞く」(あるスナックのマスター)。今のところ街全体に活気をもたらす起死回生策は見当たらない。11月には3代目北新地クイーンも決まったが、「あんなもん、ただの話題作り。客足にはつながっていない」(同)。結局は個々の店の営業努力の積み重ねしかないのは、今も昔も同じなのか…。(た)
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