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日本の文化と世界の文化
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凡人
:2015/05/24(日) 03:01:40 ID:da95RwFo0
柏木の主張は、自身の独特な生活環境に影響を受けている点も多く、その解釈や評価は大きく分かれることも多いが、片野氏は柏木を「時代批判精神を所持し続け、近代天皇制下で正統的キリスト教信仰を貫こうとした貴重な証に他ならない」と評価している。
発題者の山口氏は、柏木の牧師としての説教に関心を持ち、「一人の救われん為」に伝道に励む姿勢を指摘。いかなる時代においても、教会で語られるのは、研ぎ澄まされた福音であるべきであり、福音を語ることによって社会に出ていくことの重要さを、具体的な足跡として柏木から学ぶ、と述べた。植木氏も、柏木を思想家として評価するだけでなく、牧師・牧会者として再評価する必要があると提起。今回まとめられた資料をもとに、より一層の柏木研究が進めば、さらに多くの収穫が得られるであろうとの期待を抱かせる、さまざまな切り口が提示された。
片野氏によると、柏木の資料は極めて複雑な状態にあり、鉛筆で書かれた緻密な文字や、筆で書かれた英文字など、マイクロフィルムリーダーでは読み取ることのできない文章を、一文字ずつ当てはめながら読み解いていったという。戦後70年という大きな節目を迎える今年、「新しい戦前」に近づいているかもしれない今、柏木の思想が一つの形となって世に出たことが、大きな意味を持っているのではないだろうか。
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