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福島原発事故が語るものとは何か?
376
:
凡人
:2011/10/10(月) 09:53:41
地熱発電原発1基分 東北の総出力、候補地含め試算
2011年10月10日月曜日
多くの参拝者が訪れる地熱発電の候補地「恐山」。国立公園で信仰の場でもあり、開発は困難が予想される=写真
福島第1原発事故で再生可能エネルギーが注目される中、地熱発電関連の事業者が東北で原発1基分の出力を得られるとの試算をまとめた。経済産業省なども来年度予算の概算要求で地熱発電に多額の資金補助を計上し、後押しを始めた。クリーンで天候に影響されない電源に期待は大きい。一方で有望視される地域は自然公園内で、開発には難しさが伴う。公園外でも温泉への影響が懸念され、一筋縄ではいきそうにない。
「日本地熱開発企業協議会」(東京)によると、東北で新規開発が可能な地区は19カ所(表)。出力は、既存データから推計すると計74万キロワットに上ると見込まれ、稼働中の松川(八幡平市)など6発電所も加えると94万6800キロワットとなる。データのない栗駒南部や蔵王も火山帯のため期待でき、100万キロワット級の原発1基に匹敵する計算だ。
地下の熱エネルギーでできた蒸気や熱水をくみ上げ、タービンを回して電気を起こす地熱発電。発電時に二酸化炭素を出さず、風力や太陽光のように天候に左右されない利点がある。
半面で蒸気などをくみ上げる井戸は深さ2000メートル前後になる。3万キロワット級で264億円という建設コストが足かせの一つとなり、近年は新規開発がなかった。
原発の代替エネルギー確保を急ぐ経産省は「地熱は東日本大震災の被災地の東北で期待できる」(赤石浩一会計課長)と、掘削などの補助事業102億5000万円を概算要求。文部科学省も東北でより深部の熱源を利用する研究開発などを行おうと706億2000万円を盛り込み、機運が盛り上がりつつある。
ただ、地熱発電は資金面以外にも課題がある。地熱エネルギーは火山帯に集中し、大半が自然公園に指定されている。最も規制が厳しい場所は石をたたく程度の調査もできない。自然公園外でも温泉に近い場合が多く、温泉関係者などから「掘削で温泉が枯れる」と反対されることが想定されるという。
協議会の安達正畝会長は本年度当初の地熱関連予算が6億3000万円程度だったことから「脱原発によるパラダイムシフト(時代の大転換)だ」と経産、文科両省の動きを評価。一方で「政府が自然公園内の掘削を認め、温泉に影響しない地点を探す技術があると広報しないと、本格的な代替エネルギーにはなり得ない」と話す。
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