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福島原発事故が語るものとは何か?
27
:
凡人
:2011/03/25(金) 00:58:15
2011/3/22 16:13.就職戦線に異状あり―震災で内定取り消しも.ウォールストリートジャーナル
地震発生から10日余りがたち、被災地から離れた都心部は少しずつ落ち着きを取り戻しつつある。しかし、今回の震災が日本経済にもたらす影響は計り知れない。中でも戦々恐々としているのが、就職活動中の学生だ。
厚生労働省と文部科学省が先週18日に発表したところによると、今春卒業予定の大学生の2月1日時点の就職内定率は、前年同期比2.6ポイント減の77.4%で過去最低だった。これは、調査が始まった平成8年以来最低の水準だ。地震の影響は、すでに「超超氷河期」といわれる学生の就職戦線に、さらなる打撃を与えることになりそうだ。
「東京の会社の面接や説明会はとりあえず、すべてキャンセルした。神奈川に住んでいるが、地震直後は、東京に行くすべさえなかった」と話すのは、産業能率大学4年生の柿島賢士さん。23日の卒業式までに何とか内定を手にしたいと話す。これまで、中小企業庁などが中心となって行ってきた、学生と中小企業のマッチングの試み「魅力発見ツアー」を活用するなどして、140社以上を受けてきた。しかし、いまだ内定は出ていない。
人材派遣会社パソナの広報中村遼氏によると、すでに多少なりとも就職活動への影響は出てきていると話す。
「企業の方でも、現在、従業員の安否確認や、状況を把握している状態で、大きな方針が決まっているわけではない。たとえば、入社が決まっていても、実質的に4月1日に入社できるのか、研修できるのか、現実的ではない」と中村氏は語る。
事実、地震の影響を受けた学生らが不利にならないよう、トヨタ自動車や、パナソニック、楽天などの主要企業は、採用選考を延期する方針を打ち出している。ただ、被災者の苦労を思いやる一方で、こうした企業の動きに気落ちする学生もいる。
「学生の中には、3年生の6月から就職活動をしている人もいる。就職活動は、すでに長くつらい道のりなのに、これより長引くかと思うと、正直、げんなりだ」と話すのは、4月に4年生になる早稲田大学の松村俊和さん。松村さんは、学生が就職活動の支援をする「就活バリュー」の代表を務める。
すでに内定を取り消された学生もいる。青森公立大学によると、地震後、地元の二つの企業から内定取り消しの連絡があったという。
「1件は岩手県の温泉旅館ホテル。もう1件は、青森県でサービス業を展開する企業だった。この地震で、経営が立ちいかなくなる可能性もあるので、とても今は人を雇える状況ではないというのが実情ということだった」と学生支援チームの鹿内一徳氏は語る。「内定を取り消された学生はとても落胆していた。今後このようなケースが増加するのではないかと心配している」
ゼネコンを中心に今後雇用が増えるのではないかとの楽観的な見方もあるが、エコノミストの間では、震災が雇用に与える影響を予測するのは時期尚早だとの意見も聞かれる。
政府は、震災が学生の就職活動に与える影響を懸念している。文科省学生・留学生課の久坂宏一氏は「東北地方の企業の中には、今回の地震で倒産してしまったところもあるし、工場も操業できない状況。今後、内定取り消しや雇用の凍結などが予測される」と話す。
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