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福島原発事故が語るものとは何か?

22凡人:2011/03/24(木) 23:34:45
「死活問題」悲痛な農家

廃棄処分肩落とす「まさかうちまで」


搾ったばかりの原乳を牧草地に捨てる佐々木さん(河内町で)  水戸市と河内町の加工前の原乳と鉾田、行方両市のパセリから23日、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出され、原子力災害対策特別措置法に基づく出荷制限の指示を受けた。県内の農畜産物ではホウレンソウ、カキナに次ぐ出荷制限で、被害の広がりに地元農家からは「死活問題だ」という悲痛な声が上がった。

 県によると、規制値を超えたのは、いずれも放牧牛の原乳で、水戸市で規制値の5倍超となる1700ベクレル、河内町の4検体で900〜1700ベクレルの放射性ヨウ素が検出された。牛舎内で飼われていた牛の原乳は、8市町で23〜270ベクレルと規制値以下だった。橋本知事は記者会見で「放牧と牛舎内で飼われている場合と分けて考えていいと思っていたが、国からは県域一つで指定された。同一に扱われた影響は大きい」と厳しい表情で語った。

 一方、鉾田市と行方市のハウス栽培でとれたパセリ5検体からは、最大で規制値の6倍にあたる1万2000ベクレルのヨウ素を検出した。

■牛 乳

 福島第一原発から200キロ以上離れた河内町。同町の6戸と周辺5市の26戸の計32戸が加盟する利根酪農協同組合は11日の地震以来、受け入れ先の操業停止などで出荷できず、22日に出荷を再開したばかり。同日朝、全戸で搾乳した約12トンを「関東乳業」(龍ヶ崎市)にタンク車3台で運んだが、午後に県から「河内町の原乳から規制値を超える放射性物質を検出」との連絡があり、すべてを回収し、廃棄した。

 出荷しなくても酪農家は朝夕2回、搾乳は欠かせない。河内町金江津で乳牛40頭を飼育し、毎日約350キロを搾る佐々木次男さん(73)は「愛情込めて育てた牛から搾った原乳を、そのまま捨てるのは残念。やっと出荷できると思ったのに……」と肩を落とす。同酪農協代表監事の高橋和夫さん(60)は「出荷しなくても餌代は毎日かかる。補償が遅れれば廃業する酪農家も出てくる」と懸念を示した。

 常陸太田市里川町で酪農を営む佐藤俊之さん(59)は牧場で約1トンの原乳を廃棄し、「どこに行っても乳製品がないという時に、無念極まりない」と語る。出荷ができないため餌の量は最低限にし、搾る乳の量も減らした。余震のたびに牛舎の鉄骨が揺れ、牛がおびえているのも感じる。「牛は病気になるギリギリのところ。一刻も早く元の状態に戻してほしい」と訴えた。

 また、県産の原乳から牛乳やヨーグルトなどを作っている「いばらく乳業」(水戸市)は、県外産の原乳を確保するなどして乳製品の製造を続ける予定だ。井手裕幸社長は「これまで培ってきた県産牛乳の信頼を失いかねない。農家や乳業業者が大打撃を被るだろう。早く安全性を確保してもらい、子どもたちにおいしい牛乳を飲ませてあげたい」と悔しさをにじませた。

 県畜産課によると、県内では2009年2月現在、567戸で乳牛3万1100頭が飼育され、原乳の生産量は17万7500トンと全国8位。牛乳として県内や首都圏に出荷されているほか、ヨーグルトやプリンなどの加工製品にも使われている。

■パセリ

 県内有数の野菜の出荷量を誇る鉾田、行方両市は、ともに福島第一原発から150キロ近く離れている。農家29戸が約18ヘクタールでパセリを生産しているJAかしまなだ(鉾田市)の営農情報センター長の菅谷正さんは「まさかうちの方まで来ているなんて……。農家は一瞬で信頼を失ってしまうから、早く収束してもらわないと困る」と頭を抱える。

 鉾田市内でパセリ農家を営む内田政輝さん(57)は「ホウレンソウの問題で、出荷できる野菜でさえ値崩れしている状態。収入源が全部断たれてしまった」と嘆く。稲木秋男さん(45)も「停電もあって燃料もない状態からようやく動き出したばかり。安全なものは安全だと主張してほしい」と国に訴えた。同市の鬼沢保平市長は昨秋に収穫したサツマイモまで返品された例も挙げ、「消費者も、もう少し考えてほしい。出荷できないものなどについては国に補償を求めていく」と強調した。

(2011年3月24日 読売新聞)


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