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福島原発事故が語るものとは何か?
107
:
凡人
:2011/03/29(火) 06:23:24
(2/2ページ)
しかし現場では、証明書が避難所入りの“チケット”になる状況が生じている。県内のある避難所は原発から20キロ圏内の住民を受け入れているが、入り口には「放射線チェックを受けられていない方は入らないで」と記した張り紙が。
「特に避難や屋内退避の区域から来た住民が、証明書がないとして拒否されるケースが目立つ」。県内で検査に携わった福井県立病院の林寛之医師(49)が指摘する。
林医師は、検査後に証明書を求める住民が殺到したため、県の許可を得た上で、当初持っていた100枚を自治体職員に頼んで急遽(きゅうきょ)コピーしたことも。「目に見えない放射線に対する恐怖感が、誤った認識や風評が広まる要因になっている」と懸念を隠さない。
「必要ない」
こうした動きは、厚生労働省にも情報として入っている。「健康を害するほど被曝(ひばく)線量が高い被災者はおらず、周囲に悪影響を与えることはあり得ない。証明書など全く必要ないのに…」。担当者は困惑気味に語る。
厚労省は、全国の医療関係団体に対し、病院などでも証明書の提示を受け入れの条件としないよう通知。都道府県宛てには「健康相談に来た住民に証明書を発行することは望ましくない」とする通達を出すなど、関係機関に冷静な対応を求めている。
だが、避難住民の対応に日々追われる福島県側は「国は現場を見ていない」と冷ややか。担当者は「現実に受け入れを拒む施設があり、証明書がないと困るのは住民だ。国が入所を保証してくれるのならいいが」。今後も発行を続ける構えだ。
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