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日本の経済、世界の経済

17凡人:2011/04/06(水) 11:02:39
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キャンセル・休園…産業に深い爪痕

 新浦安以外でも、千葉市の幕張地区や東京の夢の島周辺でも液状化がみられ、湾岸地域周辺の不動産需要に影響を与えかねない状況だ。不動産経済研究所の福田秋生企画調査部長は「総体的には需要の方が上回っている。マンション自体への影響は少なく、構造的な強さが証明された側面もある。湾岸地域全体の価格下落にはつながらない」と分析するが、震災後の需要の変化を注意深く見守っている。

 液状化は産業界にも大きな影響を与えた。国内の鉄鋼流通量の約1割を加工・出荷する世界最大級の鉄鋼加工基地「浦安鉄鋼団地」(浦安市)でも、事務所が傾いたり、鋼材が荷崩れを起こすなどの被害が相次いだ。なかには、加工設備が不具合を起こし、鋼材を正確に切り出せない会社も出たという。

 「一部で泥をかぶった鋼材が出た。改めてさび防止塗装を施して何とか出荷したが、震災後2週間は注文が来てもキャンセルしなければならなかった」。住宅や建設用の鋼材加工を手がける新井鋼業の新井孝弘社長はこう話し、肩を落とした。

 現在はほぼ復旧したものの、復興費用も重くのしかかり「中小業者は経営的にかなり厳しい」との声も聞かれる。

 国内外から年間2500万人が訪れる東京ディズニーランドと東京ディズニーシーも休園が続く。施設そのものに大きな影響は出なかったというが、計画停電に加え、厳しい生活を強いられている被災者の心情もあり、営業再開のタイミングを慎重に検討している。

 浦安市以外でも、サッポロビールの千葉工場(船橋市)が液状化によって建物などの被害を受け、「ビールの生産体制が完全に回復するにはしばらく時間がかかる見込み」(同社)。コンビニエンスストアのローソンも船橋市にある取引先の弁当工場が被害を受け、首都圏への弁当やおにぎりの供給に支障をきたした。

 家具チェーンのイケア・ジャパン船橋店は3月30日にようやく営業再開にこぎつけたが、ベイエリアの地震の爪痕が癒えるにはまだ時間がかかりそうだ。


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