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就職活動雑談スレ
66
:
凡人
:2011/11/20(日) 06:51:51
●大学を変えていく
東京大学文学部4年の女子学生(23)は、就職留年を決め、今は3年生と一緒に就活をしている。昨年、マスコミ、メーカーを中心に「イメージがしやすい」約100社にエントリーした。そのうち30社にESを出したが、内定どころか最終面接にすら1社もたどり着かなかった。
「本格的に動き出したのは年明けから。ESの締め切り順に書類を書いて送ることだけを繰り返していました。ホームページから情報を抜き出し、志望動機を考え出すのがやっとでした」
法政大学法学部4年の男子学生(22)は就活を諦め、大学院への進学を決めた。マスコミを中心に、公共性の高いインフラ関係の企業など30社にESを送ったが、内定は出なかった。
なかでも「格下」と考えていた私鉄会社の1次面接で落とされたショックは大きかった。
「グループ会社とコラボした新事業とは、何を考えますか?」
想定外の質問に言葉が出なかった。グループ会社のことなど、まったく調べていなかった。
上位校の学歴が就職に直結しないのだから、下位校は言うまでもない。大学自体のあり方を変える動きも出ている。
小松空港から車で約40分。受験学力的には決して高くはないが、高い就職率で注目される金沢星稜大学(金沢市)に足を運んだ。経済学部と人間科学部の2学部で、約2千人の学生が通っている。今でこそ受験倍率が3倍を超えるが、かつては定員割れし、応募すれば入学できる状態だった。
坂野光俊学長は言う。「誰もが大学に行くユニバーサル時代。昔のように『学問の府』というだけでは存続できない。職業人として生きていける人材を育てる。それが大学がなすべき最低限の教育。私はすべての大学が就職専門学校的な側面も持たないとダメだと思っている」
●66.6%が80.5%に
この大学が生まれ変わったのは05年。1年次から公務員試験対策を行うプログラムを導入し、地域の人も利用できる学内の「エクステンションセンター」で、実社会で役立つ資格が取得できるようにした。経済学部は1、2年次にビジネスマナーなどの資格である「ビジネス能力検定」3級取得を義務付けている。
就職率は03年の66.6%から、10年3月卒業生で80.5%に躍進。上場企業への内定率も、0.9%から24.3%に急上昇した。公務員試験合格者も20人を超え、受験者も急増。かつて5%程度だった女子比率が30%になり、進学校からの受験者も増えた。
大学自体のあり方も変わるなか、新たにターゲット校になる大学も出てきた。
授業はすべて英語。入学後、1年間の寮生活と、1年間の留学が義務付けられる国際教養大学(秋田市、以下AIU)もその一つ。04年開学と歴史は浅いが、過去3期の内定率は、100%、99.1%、100%だ。数字だけではなく、内定先企業には三菱重工業、丸紅、全日空など、大手人気企業の名が並ぶ。
卒業1期生から採用を続ける明治製菓人事室長の樋口昌弘さんは言う。「採用のキーワードはチャレンジ精神と多様性。高い語学力だけを評価しているわけではない」
いわゆる上位校に足を運べば、学生の受け答えはいい。書類もきちんと書いてくる。
「ただ、良家の子女が揃っているような感じで、人間的な面白みに欠ける部分がある。AIUの学生には苦労を乗り越えてきたたくましさがある」
ほかに注目しているのは、地方の国立大学。経済的に首都圏の大学に進学できず、地元に残っている面白い人材がいると評価しているからだ。明治製菓は今春、約160人採用しているが、出身大学は70校と幅広い。
AIUの中津将樹入試室長は、受験生の変化をこう語る。「ここ2年で東大や京大などと併願してうちを受験する学生が目につくようになった。高校で学校説明会を開いても、出口の部分に関する質問が増えている」
「上位校」といわれる大学を出るだけでは就活を乗り切れない時代。これまでの受験偏差値ヒエラルキーも、「就職」を震源に変わり始めている。
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