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日野OL不倫放火殺人事件

1麻美:2003/06/12(木) 22:49
あれから10年たつんですね・・・・・・。当時、私は大学1年生で
師匠、キャッシーと呼び合っていたというのが印象にあってこの事件
のことはよく覚えているつもりでしたが、テキストを読んでみて2度
も子どもを堕胎していたことが分かってショックです。放火によって
不倫相手の男の子どもが2人死亡したとはいえ、無期懲役は重い判決
だと思います。日本では判例主義によって量刑を決めていますが
現住建造物放火罪の法定刑は無期または死刑、もしくは5年以上の
懲役と殺人より重い罰則が規定されており、結果的に2人が死亡した
ことによって無期という判決を下したようにも思います。
民事訴訟での賠償金のことも考えるとどちらが被害者なのか
分からない事件ですね。やりきれない思いでいます。

602紫煙狼:2009/05/21(木) 23:53:35
>>601
結婚詐欺師は、掃いて捨てるほどいるけれど、そういう人たち全員に
>実際 死んで欲しい。
と思うなら公平だけど…mi-さんはどうなんでしょうね。相手が強い侮蔑の対象であっても
「死んで欲しい」なんて思うのはかなり短絡的な印象を受けます。(別にかまいませんがw)

>追い詰めて結果、発狂(殺人)させた。
に関しては、私は少し疑問です。キャシーには「別れる」という選択肢が常に残されていたはずなので、
むしろ自ら破滅への道を選んだとは言えないでしょうか?不適切な表現かもしれませんがキャシーの行動は

1・スーパーマリオブラザーズにはまる
2・ピーチ姫をクッパから救出できずゲームオーバーになる
3・意地でもクッパを倒すぞ!と、また課金する
4・2と3を延々と繰り返す
5・財布の中がカラになる
6・はらいせにゲーム機をぶんなぐる

という行動パターンに似ているように、私は感じていて、1の時点では師匠の甘言という要素が大きく、
その点についてのみ、師匠は強い批難の対象となりえますが、キャシー自身3の段階で既に師匠への
愛情より「クッパを倒す(妻より女性的価値が高いと実証する)」という自分のプライドのための思考に
移行していたと思うので、3以降の部分に関しては師匠に主導権があったとは思えず、師匠を批難の対象と
することに躊躇します。
(2度目の中絶は、既成事実に対する師匠の道徳心を利用し完全な支配下に置くための戦略と解します)
もちろん、師匠の道義的責任について全面的に擁護できるものではありませんが、この事件の本質は
「男の甘い言葉に騙された哀しい女の犯行」ではなく「異常なまでに強い自尊心に自滅させられた女の犯行」
と捉えることはできませんでしょうか?

603無精髭:2009/05/22(金) 00:38:44
>>600-601
とりあえず、不倫が悪いっていうことと、放火殺人が悪いっていうことは
区別しておいたほうが好いんじゃないですかね。(区別できていなさるのならごめんなさい)

いくら「師匠」からの誘惑があったにしても、「キャシー」のようなおぼこにだって
当然妻子ある男性と交際することの社会的意味くらいは認識できるもんでしょう。
本当にだまされていて、自分が既婚者と交際しているとは夢にも思わなかったということなら
いざしらず、自分は不倫しているんだな、という自覚がある以上は、自分から始めたことでなくても
相手と同じくらい悪いですよ。どちらが積極的なアプローチで交際を迫ってきたか、とか、
未練たらたら言い訳がましいことでその場を凌いだのはどちらのほうか、なんて余計な詮索は
一切不要です。一方が他方へ不倫関係を強要した/力ずくで不倫させられたなどといったことがない限り、
(語弊がありますけど)ともに確信犯で共犯関係なら、二人とも同じぐらい悪い(不道徳)ですよ。
不倫は一人じゃ出来ませんし、複数人がお互い合意の上でやるんですから。

大体が、お互い合意の上で好きに不倫している人たちのことを考慮してやる義理なんて、
不倫関係の埒外にあるにんげんにゃあ、ありゃしませんって。少なくとも、連れ合い・
あるいは親に不倫で裏切られた人たち(この事件では、「師匠」の妻、そして忘れちゃ
ならないのが、「キャシー」に焼き殺された子どもたち)にとっちゃ、不倫において
どちらがより悪いなんて悠長なこと、いっちゃおれんでしょう。公平無私な態度なんか
かなぐり捨てて、ひとっ括りに断罪したくなるのが人の性ってもんです。

ただ、不倫ってのは許されうる、不倫で傷つけられた連れ合い・子どもが許せば
責任はチャラになる。他方で、殺人や放火はそうもいかん、と。
放火殺人事件が起きる前の、「師匠」と「キャシー」の不倫について
実質的に善し悪しを問えるのは、この二人の関係者だけですよ。

604無精髭:2009/05/22(金) 00:57:48
さて、この事件は「師匠」が「キャシー」のようなキチガイに手を出したから起きたんじゃい、
更には、「師匠」はキャシーの犯行を予想できたはずだ、という意見があるようですけど。
そんなもん、しょせん結果論に過ぎませんよ。万事が済んだ後だから一部始終がクリアに
見渡せるわけです。今まで意味連関を欠いていた一つ一つの出来事が、観測者の主観によって、
突如として関係性を持ってたち現れてくるんですよ。

世の中にどれだけ不倫が蔓延しているかは知る由もありませんが、痴情の縺れの果てに
犯罪が待ち構えているってほどのシビアな認識を、不倫当事者当人たちに求めるのって、
率直に言ってしまうと、無い物ねだり。ところで、不倫が犯罪に帰結するようなケースって
世の中にどれくらいあるんでしょ?

・・・もしかしたら、こんな読みも出来るかも。「師匠」は当初「キャシー」を
適当な遊び相手と見ていたのだが、付き合いが長くなってくるうち、「キャシー」について
「この女、ここで別れようなんて俺が言ったら、何しでかすかわかんねーよ。」
みたいな一種の恐怖感を抱くようになってしまった。だから、適当なところで
不倫を終わらせたくても「キャシー」が怖くて出来なかったんじゃないか、と。
つまり、この程度には女を弄ぶことの因果応報的な帰結を予想していたかも知れないです。
ただ、実際には「キャシー」の被害妄想は「師匠」の想像をはるかに超えていたのですけどね。

大変長くなりましたが、以上のことを加味して>>601に再びレス。

「キャシー」が一番で、「師匠」が二番目に悪いというのは、どうもおかしいように思われますけど。
この二人のしたことはそれぞれ別の種類の悪だから序列化できないと思うのですが、仮に比較や序列化が
できるとしても、この事件の場合は、不倫という悪が放火殺人という悪を含みこんでいるわけですから、
不倫のきっかけを作ったとされる「師匠」が一番悪いということになりそうですけど。
>>601を読むと、mi-さんの意図とは裏腹に、「師匠」が一番悪いと仰っているかのように記述からは
受け取れるのですけど、それって私だけでしょうかね。mi-さんのご意見って、>>601のままだと
過去に書き込みされていたjackalという方(もっと前にはポアロさんという方もいて、私見では、
この人の意見にも通底しているところがmi-さんにはあるようですね)と悪さの序列が逆なんですけど、
たぶんmi-さんが勘違いされているからそうなるんじゃないかと。件の方と同意見なんじゃないでしょうか。

605無精髭:2009/05/22(金) 01:00:58
シェンさんのレスが流れちゃいましたけど。。。
この事件の元凶は「師匠」であるみたいな考えをお持ちの方には、
もしかしたら下記のWikipediaの記事が誤解を晴らしてくれる一助に
なるのではないかと思います。お暇があれば、ぜひともご参照ください。

先後関係と因果関係
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%88%E5%BE%8C%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%A8%E5%9B%A0%E6%9E%9C%E9%96%A2%E4%BF%82

606mi-:2009/05/22(金) 12:49:41
>>602
シェンさんのレスはいつも分かり易くておばかな私にはとてもありがたいです。
マリオの例えゲーマーの私はすんなり入ってきて笑ってしまいました。

>結婚詐欺師は、掃いて捨てるほどいるけれど
たしかに公平に見てませんね。事件の事を知ってるから
どうしても(ただの不倫してた男)に見えないのかも知れません。私には。

>男の甘い言葉に騙された哀しい女の犯行」ではなく「異常なまでに強い自尊心に自滅させられた女の犯行」
と捉えることはできませんでしょうか?
もちろんキャシーの事を騙された哀しい女とは微塵も思ってません。
私は後者の考えです。

最後に、このスレの>>444の書き込みを読んだ時、感動しました。

607mi-:2009/05/22(金) 13:39:13
>>603-605

そうですね、切り離して考えなきゃ行けない問題ですよね。
wikiの参考記事ありがとうございます。読みました。
師匠も、事件の被害者であり、またほかの所でも、犠牲者だったのかも知れませんね。

>過去に書き込みされていたjackalという方(もっと前にはポアロさんという方もいて、私見では、
この人の意見にも通底しているところがmi-さんにはあるようですね)
いえ、私はjackalさんやポアロさんみたく悪の根源は師匠だとは思ってません。
私の書き込みをみるとそう取られても仕方ない感じですね。すみません。
文才(それ以前の問題)がなくてうまく言葉にできてません;
放火をしたキャシーが一番悪くて二番目に悪いのは師匠と書きましたが
一番と二番の間にはとてつもない壁というか、隔たりが存在するのです。
キャシー<<(さつずんにかべ)<<<(別次元)|<<<<師匠<<奥さん<子供達 みたいな。
あれ?逆か?

師匠が不倫しなければこうにはならなかった。と書くだけ書いた今は
本当にそうかな?と思います。冷静になったのか、はたまた無精髭さんとかの書き込みをみたからなのか。
今はまだ分かりませんが…

608無精髭:2009/05/23(土) 00:30:50
「シェンさん」って呼び方、私の専売特許なのに...(嘘)。

この事件って、そんなに教訓的ですかね。実際の出来事において教訓的であるとは、
当事者関係を離れて事態を客観的に見れば、凡百の人生においてありがちな過ちを回避させ、
正しい方向へと誘導してくれる道しるべのような、ありがたいお話のはずですよね。
なら、反面教師な事例であったとしても、個々の事実とその相互関係が単純かつ明確で、
発生において偶然的要素が乏しく、万人にとって納得がいく心理的因果で記述されている
内容でなければ、それはけっして教訓といえないのではないかと。

tomorさんは、神様が「キャシー」や「師匠」夫婦に罪を与えるため、子どもたちを
犠牲にしたのではないかと仰いましたが、もし本当にそうだとしたら、ひどい神様が
いたもんです。まるでヨブ記のごとき不条理ですよ(冗談)。私に信仰心が足りない
せいかもしれませんが。そんなプラス思考は私には到底かないません。

ヨブ記 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%96%E8%A8%98

まあ、話を宗教的な性格から切り離して考えますと、この事件は単純に因果応報の
教訓を表現しているのだということになるんだと思いますけど。それでも腑に落ちない
ことがあります。

大抵教訓として解釈される一連の事象って、「○○すると決まって△△が起きる」(必然性)とか
「××すると□□になることが多い(十中八九□□になる)」(蓋然性の高さ)などといった
各自による観測なり推論を経て、因果連関がはっきりした後からでなければ、多くの人にとって
「―――だから○○すべき(あるいは○○すべきでない)」という理由付けは難しいでしょう。
言い換えれば、そういう信念と結びつくのは容易でないということですが。

「○○するとたまに△△になる」「××すると□□が起きるかもしれない
(それが起きる可能性が否定できない)」などといった弱い因果連関では
その後主観において「―――だから(略)」と続けることが難しいのは、
卑近な例で試していただければ実感できるかと思います。発生の確率が低い
事象については偶然と片付けられ、人々とか社会の教訓となるまでに印象儚く
立ち消えてしまうんじゃないでしょうかね。よほど執念深い人の場合を除いて。

609無精髭:2009/05/23(土) 00:47:45
以上のようなことをつらつらと考えますとね、この不倫&放火殺人事件のような稀有な出来事から
普遍的な教訓を引き出せるか、といいますと、どうも無理なんじゃないかと私には思われるんですよね。
「既婚者が会社の部下(とりあえず未婚であれば、同僚でも上司でも可)と不倫すると、
配偶者・嫡出子(親兄弟でも何でもいいんですが)が命を脅かされるほどの危険な目に
遭うかもしれない」って、こんなものが不倫を撲滅させるほどの教訓になりうるのかなあ、と。
むしろ、「既婚者が会社の部下と不倫すると、」という前段に次のような仮のお話を
くっ付けてやると、案外、不倫について肯定的な内容と取れる教訓が生まれるやも知れませんw

「配偶者や子どもに家庭での居場所を取られ、甲斐性なしといびられて、肩身の狭い思いを
しているしがない中年男性(笑い)の、『結婚に失敗したなぁ』という嘆きが、(不倫に
熱中することで)解消され、これまでの灰色と感じられていた自分の人生に対して抱いていた
徒労感が嘘のように、がぜんヤル気と奮起がみなぎって来ることもあるかもしれない」www

あと、まあこの事件の発端は「師匠」の言動にあり、みたいなことを力説すると、この事件の
因果関係が運命論を現わしているように思われるので、要注意です。もし運命論に対して
無反省でいると、ややもすれば「師匠」に弄ばれたという理由だけを強調することになり、
「キャシー」の意志が全く考慮に入ってきませんから、「キャシー」が自分の意志で
「師匠」の影響力を脱して復讐を断念することも出来たはずだ、といった発想の芽を摘んで
しまうんじゃないですか。このように自分が傀儡と見做されて、「キャシー」にとっても
いい迷惑かもしれませんね。

610紫煙狼:2009/05/24(日) 00:02:51
>>606
>たしかに公平に見てませんね。事件の事を知ってるから
>どうしても(ただの不倫してた男)に見えないのかも知れません。私には。
別に公平である必要もないのですが、mi-さんは別に師匠に恨みがあるわけではない。
個人的な恨みを持っているわけでもない相手に公平なジャッジを下せない理由を
もうひとつ掘り下げて考えてみると、妙なことに気づきませんか?

もし、キャシーが子供を焼き殺さなければ、師匠なんて人物は「不倫は文化」と言い放つ
厚顔無恥の同類程度でしかありえなかった訳です。こんな相手に私が「死ねばいいのに!」
と言おうものなら「そいつぁモテない男のヒガミじゃないのか?」と哂われかねない(笑)
でも、本件に関して私が「師匠が全ての根源であり、師匠には死に値する責任がある」と
言うスタンスを取っていたとしたら、それはそれで賛同者が少なからず居たと思うのです。

そう考えると、キャシーは不倫相手の子供を無差別殺人的に焼死させることで、師匠夫婦に
痛烈な仕返しをすると同時に、師匠と言う人物を稀代の大悪人と印象付け、かてて加えて、
自分もまた被害者であるかのように印象付けることに成功した。これに死者が師匠の親族に
限定された偶然が重なった結果、自分の犯行によって命を奪われかねなかった「放火の被災
者たち」から助命嘆願まで取り付るというオマケまでついた。これで判決が無期懲役なら、
キャシーの「人生を賭けた大復讐劇」は大成功と言っても過言ではありません。

こうなると、私はキャシーの策略に踊らされたくないわけで…。

<いまさらながら…>
キャシーの2度目の中絶を「戦略」と表現することからも、私がキャシーに対して一定方向の
偏見を持っていることは皆様よくご理解いただけているものと思われますが、これはあくまで、
自分がキャシーの立場であったとしたら、何をどのように考え、物事をいかに利用し有利に事を
進めようと考えるだろうか?という仮定に基づくものであり、同時に私の犯罪者としての素質を
露呈しているものにほかなりません。また、この方法による推察は師匠目線からも妻目線からも
同様に行っており、識域下の作為を否定するものではありませんが、意図してキャシーに対して
のみ悪意的に評価している自覚はありません。

611紫煙狼:2009/05/24(日) 00:06:57
>>609
いやいや「不徳は好事を生まず」程度の教訓は引き出せるでしょう。
その教訓にどれほどの再発防止効果があるかはわかりませんが…。

612無精髭:2009/05/24(日) 14:53:43
>>611
ふふっ。そうです。再発防止効果の期待できぬような標語なぞ、私の場合「教訓」とは呼ばないのです(笑)。
女子コンクリスレで「風化」について書き込みしたときと同様、なんでこんなくだらないことにこだわるのか、
倫理的潔癖からか、はたまた単なる偏屈な性分からか、自分で自分を図りかねておりますので、今一つ判断が
付きませんけどね。大目に見てやってくださいw 以下は教訓と経験則との親和性についての私の個人的見解ですが・・・

「教訓」とは一般的に事象生滅の因果関係や確率を問題とする以上、帰納法的判断(経験的推論)から
導かれますので、その真偽は完全には定まりません。現実においては個々の事象は無限に存在しうるので
(というより私たちの観測・推論能力の限界によるところが大きい)具体的事例を取りこぼしてしまうのが
常だからです。つまり、この事件から一般的教訓を類推できるように思われたとしても、本当に誤謬なく
引き出せたとまで結論し得るかどうかは、いまだ不明だということですね。少なくとも現に正しく導出できるか
どうかという実践的な推論はいまだ行われていないわけですから、ここから先、何がしかの教訓(と、本当に
呼ぶ価値のあるもの)を引き出せるかどうかは、個人の力量(人生経験の質・量でもいいんですが)によるのでは
ないかと。このスレッドで議論されている事件を一歩引いた地点から考察するに当たって、自らの判断に
正確性(誠実さ?)を求めるのなら、「不徳は好事を生まず」という教訓が錯誤である可能性は拭いきれません。
私は「教訓」という言葉にそこまでの意味を求めますよ(笑)。正しいこと(?)を一所懸命言おう言おうと
しているんだけれども、無反省に・大した意味も込めずに、「教訓」だの「風化」だのといった
口当たりのいい言葉を乱発する人が世の中には多いですものから。周りの共感を得やすい言葉を発しているだけで
正義が果たせるというのは、ただの迎合精神であります。Jackalさんの言葉じゃないですが、お目出度いの一言ですわ。

とは言え、語義や定義に関する煩雑な議論を避け、実社会を生き抜くための実践的な知恵というものを
第一として世間に臨むなら、もちろんシェンさんの仰ったことには賛成せざるを得ません。おそらく
大抵の人には不徳で利するような社会に住んでいるという実感がないため、さらには不正・不徳によって
社会が維持されているとの認識は受け入れがたいがため、一般論を教訓と信じることができる(自己内部に
おいて信条化できる)のではないでしょうか。偽善者と呼ばれた私にもそういう自覚があるため、私も一応
善良な市民ということになるのでしょう。

613無精髭:2009/05/24(日) 15:01:52
なんというか、>>611のお言葉って、私のイメージでは教訓というより道徳律に近いんですよね。この事件を
知る前から社会を生きる上で・良好な人間関係を築く上で知ってなきゃいけない当然の理というか。
これに対して私の場合は仮言命法っていうんですかね、>>608-609ではそのような考え方が念頭にありました。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/6495/philosophy_text3.html
>>611で仰っているようなことは、この事件からのみ導き出せるような特異な教訓ではないと思いますし
(事件の異常性とその教訓とが固有性において釣り合っていない)、もしかしたらこの事件を知る前から
了解していた考えをこの事件の顛末に当てはめただけじゃないか(「はーぁ、やっぱり不倫は<不徳だから>
ろくなことになりゃしないんだよなあ」的な心理プロセス)という疑いも覚えます。はたまた、もう一段
深く切り込んだ(?)問題として私を悩ませていることは、「不倫は好事を生まず」という消極的教訓の
導出可能性については一般論として譲歩できるが、「不倫は悪だ」という積極的教訓を引き出すのは
やっぱり無理なんじゃないかということです。これについては考えている時間がないので、棚上げにいたしますけど。

先回のレスで、この事件からは教訓を引き出せないのではないかと申しましたのは、不倫は不徳と言えるか、
とのたまう人間もいるでしょうし、先々回のレスでも申しましたように、不倫は許されうる、といったことが
理由として考えられたからでした。現実の社会とは必ずしも道徳的理想を体現したものではありませんから、
その中に生きる人間が社会規則における不合理な部分について妙な勘違いを胸に生活しているとしても、
別におかしくはないでしょう。その内の何人かは、不倫という事象を恋愛自由主義というお門違いの観点から
正当化しているかも知れません。あるいは、もっと単純に言って、不倫を不徳と感じられない者が
実は相当な数いるのではないかとの印象があります。ちなみに関係のない話ですが、不倫が(制度的に)
許容される社会というのはありえますが、不倫が善いとされる社会はありえないように思われます。
たとえば、前者について実例を挙げますと、昭和22年に削除された姦通罪(刑183)は、妻を持つ夫には
適用されませんでした。また、夫の容認があれば妻も間男も罰せられなかったということです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%A6%E9%80%9A%E7%BD%AA
ただし、後者においては、結婚という契約そのものの存在意義を根幹から否定してしまっているので、
結婚は道徳的行為・選択であるという考えを持ち、道徳が社会の成り立ちの普遍的原理の一つになっている
という前提に立っている者にとってそれは受け入れがたい社会のあり方でしょう。・・・こういったことも、
真剣に考えちゃうと馬鹿馬鹿しい問題なんですけどね。

614無精髭:2009/05/24(日) 15:19:19
<長くなってしまいました。。。過去ログを読んで大いに啓発されたので、言いたいことが増えてしまいました。もうちょっと続けさせて下さい>

早い話が、シェンさんのように清廉潔白で、家庭を大事にし、その行為によって自分も満たされている
(大げさかもしれませんけど)からこそ、「不徳は好事を生まず」ということを一般論以上に実感として
受け止められるのではないでしょうか。いな、愛妻家であるという理由以上に、シェンさんは道徳的良心や
遵法精神の強い方だとお見受けするから、不倫を不徳と言い切れる下地は、現在の人間関係に関わらず、
元から出来ていらっしゃったのでしょう。

でも、先回のレスでも書きましたけど、結婚に失敗しているような人、不倫ってある種の救いになるのかもしれないなあ、
と思ったりもしますね。中年男性の例はふざけすぎでしたけどね。夫からのDVで苦しめられている女性が紳士的な
(語弊がありまくりww)男性の優しさによって、救われるみたいなドラマチックな展開なんていうのはどうですか。
渡辺淳一の『失楽園』みたいな・・・。いずれにせよ、のっけから不倫は悪いと考えている人にとっては、この事件は
特別な教訓にはならないでしょうし(つまり一般論にしかならない)、不倫上等なんて思っている人にとっては
こんなの普通の不倫じゃない(苦笑)ということを理由に、「不倫は好事を生まず」という一般論を歯牙にも
掛けるないんじゃないでしょうか。極端な例・記述ばかり並べてしまい申し訳ないのですが、この事件から教訓が
生まれるかどうかについて、シェンさんと私は、それぞれ観点が異なれども、結論は同じですね。

(しかしまあ、教訓の話はさておき、シェンさんの日野OLスレッドのレスでの分析力には鬼気迫るものが
感じられて、私なんかは舌を巻いてしまいますが。)

615無精髭:2009/05/24(日) 17:25:23
(すみません。>>613「『失楽園』みたいな・・・」の前にあるべき「あるいは」という接続詞が抜けておりました。)

私は、この悲惨な事件から何がしかの教訓を引き出してくるという行為に、どうもさもしさの
ようなものを感じてしまう(ごめんなさいね)。tomorさんのように、神の視点やら市民感覚から
乖離した超越的な罪の観念やらを用いることで、当事者にとっては悲劇でしかないこの事件を
ポジティヴに解釈し直そうとするのは、感情的にいやだというほかありません。結果的に
子どもが殺されたことを「盲目なる悪人にその罪を自覚させたのだから」という理由を付けて
善いことだと言っているに等しいのですから。人間の死をなんかわけの分からん宿命やら教義やらで
受け入れよ、と迫る思考方法については断固として拒否いたします。その点、事件の分析には
克明を極めながらも、控えめな教訓しか引き出さないシェンさんの態度にはgoodと言わざるを得ない。

不倫は一言で言うと、裏切りであり、人間関係の破綻です。それは裏を返せば、いつでも修復可能である、
簡単に元の鞘に収まり得るということですね。ただし、そのためには不倫をした者とされた者との間で、
再び契約・約束を取り結ばなければならないでしょう。そして、裏切られた方は、自分の連れ添いあるいは
親の不倫相手にも関係修復のための犠牲となってもらわねばならないでしょう。

忘れちゃならないのが、この事件の場合は、不倫の被害者には「師匠」の妻だけではなく、殺された
子どもも含まれるんですよ。不倫について「師匠」夫妻がどういう話し合いをしたかは知る由もありませんが、
6歳と1歳の子どもたちの前でそういう話をしなかったであろう、したとしても長女から見て事情が分かるように
は話し合わなかったであろうということは想像に難くありません。おそらく妻からすれば自分が一番の被害者だ
という意識があったでしょうし、はじめから子どものことなど、夫婦喧嘩の話題の埒外にあったことでしょう。
せいぜいが、不倫の発覚によって離婚という選択肢が現実味を帯びてきた雰囲気の中で、家庭生活の破綻とか
将来への不安とかを考える要素に過ぎなかったでしょう。まあ、当時、妻のほうは夫による裏切りに心深く傷つけ
られたことで自分のことにしか頭が回らず、父親による裏切りによる子どもの被害にまで想像力を働かせるほどの
余裕がなかったのかもしれません。しかし、私が考える理想では、子どもたちの人格をちゃんと尊重するためにも、
お父さんがお母さんと違う女の人と一緒になってお母さんやあなたたちを裏切ったんだよ、ということを
教える責任が「師匠」夫妻にはあったのであると思いたいのです。それは不倫発覚の時点ですぐに果たさなければ
ならなかったわけではありません。2人の子どもが大きくなり、道徳的な事柄にも一定の理解が及ぶ年頃に
なったと両親が判断したときに、改めて「師匠」は子どもたちに懺悔すればよかったのです。

しかし、突然の「キャシー」による犯罪によって、将来父親を裁く権利を約束された子どもたちは死んでしまいした。
「師匠」は、妻には裁かれましたが、幸か不幸か子どもたちには裁かれませんでした。不倫による裏切りだけでなく、
将来父親の不貞を知らされ/それを裁く権利を与えられるという約束をも踏みにじられ、父親を赦すも赦さぬもなしに、
父親の裏切りなど露思わずに殺されてしまったのです(しかも、「師匠」とともに自分たちを裏切った女によって)。
私はこの事件が悲劇である最大の所以はここにあると思いますよ。

世の中には「師匠」夫婦の関係が破綻しないことに違和感を感じている人がいるみたいですけど、またまた
私の勝手な解釈では、結果として子どもたちに真実を告白できなかった両親たちが、もっぱら供養と懺悔のために、
夫婦関係を続けているのだと思いますね。永遠に自分を裁くことが出来なくなった子どもたちへの「師匠」なりの
責任のとり方ですよ、たぶん。その潔さと悔悟の深さに妻は共感した、だからいつまでも関係を続けているんじゃないですかね。

まっ、以上のようなことが仮に事実だとしても、その後「師匠」夫妻がなんで新たに子どもを儲けたのかが説明不能に
なるのですが(笑)。「キャシー」に殺された子どもたちが生きていた時点での夫婦関係の状態を維持するために、
「子は鎹(かすがい)」という理由で、少々無理しているとも考えられますけどね。いずれにせよ、天国にいる子どもら
にしてみれば、お父さんとお母さんが不倫や犯罪をきっかけに別れるよりは、自分たちが生きていた頃と変わらない
状態でいてくれるほうがいいのではないかな。

616紫煙狼:2009/05/24(日) 20:35:45
>>612-615
あははは、私は「不倫が不徳だ」とは言っていないよ(笑)もちろん、堂々と胸を張って
世間様に主張できるような立派な行為だとも思わないけれどね。

確かに「不徳は好事を生まず」という言葉は、正直、犯罪全般から引き出すことのできる
道徳律であって、それゆえに、この言葉が「不倫による悲劇を減少させる」力を持ちえるか?
というなら、私だって懐疑的にならざるを得ない。しかしながら、この事件から本件特有で
万人に反省を促すような教訓を引き出す必要もないのですよ。少なくとも一般的な道徳律に
相反するような教訓を引き出すのは、本件からは不可能でしょう。

本件における私の考える不徳というのは、師匠が自分の妻に対しても、子供に対しても、
不倫相手に対しても、それぞれとの関係に大きな亀裂を生じさせる恐れのあることを
するにあたって、責任を負うツモリもないまま、その場の勢いだけで行動し、責任を負い
きれない領域に土足で踏み込んだ…という点かな。
つまり婚姻関係を持つ者が配偶者以外の第三者に強い好意を抱くことを否定するとか、逆に
婚姻関係を持つものに対して第三者が強い好意を抱くという事を不徳と見做すのではなく、
他者を自分の人生に巻き込むにあたって、累が及びうる範囲の事人物に対する責任の自覚を
持っていただろうか?という点であり、こればかりは師匠からもキャシーからも微塵にすら
感じられない。これこそが私の言う不徳なんだ。

そう考えると無精髭さんの考える教訓が存在するとしても、それは「不徳は好事を生まず」
という言葉に内包されると考えることはできないだろうか?もちろん、こうやって汎用な
言葉に置き換えてしまうと、その言葉自体が持つ重みなんてのは薄まるよ。無添加100%
純粋に本件からだけ抽出した言葉ではないからね。(もっとも、逆に本件から無添加100%
の教訓を引き出しえたとして、それが適応される事象は限りなく少なく、それくらいなら
汎用で使いまわしのきく表現のほうがマシとも思うんだけどね。)そして、汎用ゆえに
重みを失った教訓(道徳律)の意味するものを再確認させる実例のひとつとして、
あらゆる事件が語り継がれる、語り継がれる必要があるのではないか?と私は思うね(笑)

617無精髭:2009/05/24(日) 21:27:34
>>616
申し訳ないです。「不倫が不徳だ」発言は意図的な言い換えによるものです(笑)。
でも、書き進めていくうちにシェンさんの発言を意図的に言い換えたことを
忘れてしまっていたのは事実です。まあ、私は不倫は不徳だと思いますけど。
ただこういう言明は当たり前すぎてか、不倫を不徳と思わない人が結構いるためか、
ちゃんとした教訓にはなっていないよな、という疑問があったんですね。
教訓って言うのは実際の事件に結びついて(言葉を超えて)十分な効力を
発揮するものと私は考えますので、シェンさんの仰る、あらゆる事件における
語り継ぎの必要性については、実によくわかります。

そういえば私がこちらの掲示板に初めて書き込んでから一年がたちましたけど。
シェンさんはもうお気づきかと思いますが、私がどうもこれは疑えないんじゃないかと
考えるのは、経験則の一致がなければ人々は分かり合えない、ということです。
「同情」についての問題で、何度か書き込んだことがあります。それも、この度の
書き込みには影響してますね。他人事のようですが。

ボーっとしていると、フッと>>615みたいなことが思い浮かんでしまう人間なわけですよ、私は。
この事件から得られるかも知れない教訓の重要性よりも、どうにもこうにもその独自性である
悲劇性ばかりに目が向いてしまうんですねぇ。

たぶん言葉の意味に引きずられる性分だから、この事件を知る者のなかでおそらく誰も
抱かないような、無駄で狂気じみた発想が浮かぶんだと思います。>>612-615の全文に
アンカーを付けてくれる奇特な人なんて、ほんとシェンさんくらいだと思いますよ。

たとえ愚考を四苦八苦と表現した駄文であったとしても誰かに読んでもらえたのだと
分かったときは、やっぱり感涙ものですね。

618ちゃきい:2009/08/29(土) 22:24:46
土曜の夜、時間にまかせて読みふけりました。(でも後半はすっ飛ばしまった)
流れが止まっているようなので感情論満載の書き逃げみたいになりますが。
余計なお世話ですが書いてらっしゃる男性の方は、家庭円満なのかしら?(すみません)
私が師匠の気持ちなんてさらっさら分からないように、男性(と思われる)方も、女ゴコロの掴みがどうも的外れだったり。

不倫の末に相手の子供を焼き殺す、そんなことは滅多にありません(滅多にあったら困ります)
それはたぶん子供がどうこうじゃなく「そんなことをしたらかわいそう」というより「そんなことをしたら自分が破滅する」と計算できるから。
私からしたら(もし読んでる方がいらっしゃったら反論されるでしょうが)「恋愛の愛憎に飲み込まれた純粋な人」になるのですけれど。

奥さんが離婚せずに今も一緒にいる理由は、手記に書いているような綺麗な話ではありません。
女の意地、それだけです。
ずっと上の方で書かれている方の言葉を引用しますが「あなたが壊そうとした家庭は壊れていません。私たちは幸せです。」という宣言。
奇麗事でやっていかれるほど、信頼が壊れた男性と再構築するのは生易しいことではありません。(まともな神経の女なら)
でも、個人的には、意地だけで続く人生なんて虚しいし、大人の意地の上に育つ子供が哀れですね。
同じ妻として、こんな風にはなりたくないと思う女性です。

私が独身時代、誘ってくる既婚男性はたくさんいました。
(特別美人とかお尻が軽いということではなく。不倫は一度もしていません)
最初だけ積極的で、こんなことになると尻すぼみ。挙句にキャシーに極刑を望むって、あんた・・・。
今は苦しい日々を過ごしているのでは?という記述もありましたが、私はそうは思いません。
家庭ほったらかしで愛人宅で暮らしまくり旅行しまくり、妻子と暮らす自宅にもあげちゃう無神経さ。
事件後も妻が許せは子供を作り続け、世間には沈黙を通す小心さ。外見だけで、一皮むけばすっからかん。
そんな男が、人間らしい感情を持つと思えるでしょうか。まー女の敵を絵に描いたような男性なので辛らつは入ってますが。
どなたかが言ってました、石投げることがあったら私の分も投げてきてほしいです。
刑罰に処することはできないかもしれません。でもせめて男性の方々、この事件を反面教師に、よーーーく考えてください。

最後になってしまい恐縮ですが、大人3人の自制心のなさから犠牲になったお子様方のご冥福をお祈りします。

619ちゃきい:2009/08/30(日) 00:25:15
何度も失礼します。少々本題から脱線しますが。
今になって最後の方をツラツラと読みましたが、今更ながら思ったのですが
「不倫ってのは「既婚男性と独身女」って組み合わせって前提なのだなあ」と。
女ってある年頃になると「カレが浮気したらどうしよう」とか「既婚男からの身のかわし方」とか、実地で学んでゆく。
だからこの種の事件も、どこか自分の身に置き換えて、感情移入してしまう。
でも、男は「女房が浮気したらどうするか」なんて考えなんでしょうね。「自分の女は自分だけのもの」と信じて疑わない。
もしこの事件が、性欲余った中年女性が若い男を追いかけ回し、手練手管でひっぱって、最後は若い男が子供を焼き殺す
とかだったら、世論はどこか違ってたのかしら。いや、違わないか?

不倫を楽しげに語る男性に伺いたいのですが、ちょっと想像してみてください。
もし、ですよ、もし自分の女房が若い男を誑かし「旦那なんか死ねばいい。そうしたらアナタと結婚する」とか言って何年も裏切って
2回も中絶し、自分のいない間に自宅で暮らすわ、自分と若い愛人を何食わぬ顔で対面させるわなんてあったら?どうします?
挙句に狂気に囚われた若い男が自分の子供を焼き殺したら?そんな女房ともう一度やり直そうと思うものでしょうか?
「事件後に妻と同盟的な連帯意識が形成された」なんて、信憑性はあるでしょうか?
良し悪しは別として、キャシーの心理の変化は私、なんとなく掴めるんです。
でも、この妻にはなんていうか嫌悪感しか感じない。女の意地と執念だけでまた子供を産むなんて、気持ち悪い。
男性から見たら、いかがでしょうか?

っていうか、もう誰も読んでないかな〜〜

620無精髭:2009/08/30(日) 03:06:01
>>618
ウーン。そもそも私の場合、不倫関係にあった師匠とキャシーの内心なんぞには、全くと言って好いほど
関心はありませんので(苦笑)。相手が既婚者であると知りながら誘惑に負けて(?)フラフラと靡いて
しまう女ゴコロどころか、おぼこであるのを好いことに離婚話のような甘言を餌にして相手の身体を貪る
男のスケベゴコロなんてものについても、この事件を語る上で特に知る必要がないように感じられますけど。

前に書いたことですが、不倫を始めるに当たりどちらか一方が、例えば自分が既婚者であるにもかかわらず
「私は既婚者ではないよ。だから君は私と交際してもなんの咎もないよ」などと騙したりするのでなければ、
交際を申し込んだのはどちらかということに関係なく、両方とも同等に悪いと考えております(1)。で、
その後のことですが、この事件に即して言えば、男が「妻と別れる」みたいなことを匂わせながら結局は別れ
なかったりだとか、避妊を拒否したりだとか、堕胎を迫ったりだとか、明らかに相手の女性の身体目当てで
不倫関係を続けようと画策している場合(2)など、それが詐欺師のやり口に似ているのではないかという
批判を見かけますけど、はっきり言って私には全く以て理解が及びません。双方合意の上で不倫という
(犯罪行為ではないですが、家庭を壊し、親類縁者や知己を裏切るような)反社会的行為を犯しておきながら、
その限られた関係の中で更に不道徳且つ卑劣な(しかしこれもまた犯罪とまでは言えないような)行為が
行われたからと言って、その関係の外にいて・しかも彼らが不倫しているなどとは露疑っていなかった者から
してみれば、言葉は悪いですが、んなもん、どっちもどっちだろ、不倫の果てにどちらかが不幸になろうが
知ったこっちゃねぇ、って話でしょう。こんな考えを持っているのは私だけかも知れませんけれども、
キャシーに対する師匠の言動を詐欺的行為と呼ぶのなら、キャシーと師匠が彼らの狭い社会(世間)に対して
取った行動も実は詐欺に近いものがあるのではあるまいかと思われてなりません。人々の信頼を悪用して私利
私欲を満たすのが詐欺師だとすれば、家族や親しい友人に黙って(話せばその信頼を失うだろうから)コソコソと
密会を重ねることは、不倫関係を続けながらもそれとは相反し・両立しないような平穏な関係をも同時に保持
しようとしている点で、かなり悪質で貪欲な感じがしませんかしら? このように周囲の人々を騙すことは
世の中の常識に背を向けることでもあるのですから、それなりのリスクを背負ってもらわねばならないですよね。
それこそ禁断の果実を食べてエデンの園を追われたアダムとイブのように、お二人で好きなことをしたんだから
それからの人生はどうぞご勝手に生きて下さいよ、但しこちらから援助することは何もないですよって感じですね。
ですから、私はキャシーに対してはあんまり同情できないし、師匠に関しても不倫以上の悪行を論う気にはなれない
ですね。この二人の行いを区別するという発想がまず分からないので。

まあ、以上が当事件に対する私の感情論かなぁ。もし以上が辛辣な内容になっているとしたら、私自身が不倫の
被害を受けたことがあるからかも知れないです。

(1)この事件の場合、キャシーと師匠が肉体関係を結ぶ前に、デートしたりだとか、師匠の妻の流産にキャシーが
同情したりだとか言ったことが色々あったみたいですが、これを不倫と呼ぶかどうかはもしかしたら人によって
違うかも知れませんね。キャシーは当初は一線を越えないようにしていたみたいですが、お堅い私なんかには、
なんかこの時点で少々ズレてるなぁと思われるのですが(苦笑)。…ちなみに脱線しますが、純愛志向だろうが
SEX目的だろうが不倫を始めるに当たっては双方とも同じように不道徳であると私は感じるのですが、師匠の妻が
半ば夫を庇うようにしてキャシーを責めたらしいのには、ちょっと付いて行けないものを感じましたね。私個人の
感想では、キャシーを責めるように夫も責めるべきでしたし、それが嫌なら夫を許したようにキャシーを許すべき
でした。勿論、キャシーが凶行に及ぶ前の段階での話しになりますけれども。

(2)もしかしたら師匠の方でもどうにかキャシーと手を切ろうとしていたかも分かりません。彼にとって
キャシーとの関係が遊びだったのであれば、キャシーの変化を目の当たりにして別れ話を切り出せずに、
ついつい都合の好い話でキャシーのご機嫌を取ってその場をしのいでいたとも可能性として考えられはしませんか。
キャシーに思い切った行動を取られてしまったら、師匠の立場はなくなるわけですから。

621無精髭:2009/08/30(日) 03:06:26
さて、永らくお待たせ致しました。以下が反論となります。

>不倫の末に相手の子供を焼き殺す、そんなことは滅多にありません(滅多にあったら困ります)
>それはたぶん子供がどうこうじゃなく「そんなことをしたらかわいそう」というより「そんなことをしたら自分が破滅する」と計算できるから。
上記において長い布石を打って置きましたので私の申し上げたいことはもうお分かりになろうかと思いますが、
不倫相手もしくはその家族を焼き殺すなんてことが滅多に起こらないことの理由なんてどうでもよくて、不倫を
したら自分もしくは親しい者が破滅する可能性があるくらいの計算ができなければ不倫なんてバカなことはすんなよ
って話なんですよ。ちゃきいさんの仰る「恋愛の愛憎に飲み込まれた純粋な人」というのは、不倫関係を始めるに
当たっても自己責任を負えずに何でもかんでも相手のせいにしてしまうような頭の足りない人のことなのですか?

>奥さんが離婚せずに今も一緒にいる理由は、手記に書いているような綺麗な話ではありません。
>女の意地、それだけです。
自分の夫を誘惑し、挙句の果てに愛するわが子を焼き殺した憎き女に対する意地だけで、過ちを犯した夫と関係の
関係を修復し、しかも新たに子どもまで作ったと? どうやらちゃきいさんがそうおっしゃるにはそれなりの根拠が
おありのようですね。実際に師匠夫婦の暮らしぶりをご存知とお見受けしました。でしたら話は早いです。ここで
師匠夫婦の個人情報を公開するのはお控え下さい(笑)。

>私が独身時代、誘ってくる既婚男性はたくさんいました。
そりゃあそんな風にお書きになったら、キャシーのように不倫しても仕方がないなみたいな受け取られ方をする、
キャシーの輪をかけて「純粋な」頭の人が出てきちゃいますよw 思い返していただけるならお分かりになるかと
思いますが、事実、誘ってこない既婚男性のほうが多かったのではないですか?

>どなたかが言ってました、石投げることがあったら私の分も投げてきてほしいです。
気づいていらっしゃらないようなので少なからず愕然としておりますけど、既にちゃきいさんは石を投げていらっ
しゃいますよ。>>618を投稿されたことでね。で、ちゃきいさんのような存在が世間に絶えないのでしたら、ちゃきい
さんの予想とは裏腹に、現在の師匠夫婦の暮らしは決して安泰とは言えないだろうなと思う今日この頃な訳です。

>>619につきましては申し訳ございません、本音を申しますと内容が余りにも酷いのでレスの仕様がないのです。
ただ、こちらからアドバイスできることが一つだけあります。ちゃきいさんは男女についてかなり造詣が深いというか、
ご自分の意見に随分と自信がおありのようですが、ちゃきいさんの女性としての自覚・感性や、ちゃきいさんご自身が
出会ったり見聞きしたりして得た男性に関する知識・経験は、一般女性の持つ(べき?)感性・経験であるとまで
断言できはしないだろう、ということです。またまた私個人の感覚から物を申すようで恐縮ですが、ちゃきいさんの
ような女性は珍しいような気がします。ちなみに、私は男女についてそこまでステレオタイプに考えたことはないです。
そもそもこのような事件に対してですら、女性の立場からどうだとか、男性の立場からどうだとかということを強調
することに全く意義を感じない性分なものですから。

622ちゃきい:2009/08/30(日) 10:44:46
レスがついていたので、びっくり。早いですね(苦笑)
せっかくなのに恐縮ですが、こちらの都合ですが時間がなくて全部読めませんでした。
まーひとつひとつをじっくり読んでいちいち反論してたら戦場になるかもしれないし、そういうのは好まないというのもあります。
ただ、私の文章も長いと言われますが、私以上ですね。失礼ながら読解するのに時間と労力を要します。
もう少し要点をまとめると、例えば私のような読解力のない人間にも響くのではないでしょうか。
みんながみんな「ぜひ無精髭さんの考えを聞きたい!」と熱意溢れて読むとも限りませんし、相手に届かなければ半減でしょう。
悦に入って文章の言い回しを考えるのは楽しそうなので、それだけが目的でしたら良いですけれど。
そういえば、最初はいろんな方が行き交っていたようですが、最近はお二方の語り場になってるみたいですね。失礼しました。
2点だけ

>>>>619につきましては申し訳ございません、本音を申しますと内容が余りにも酷いのでレスの仕様がないのです。
私が質問した回答でしたので、ここは読ませて/反論させていただきますが。
私は作り話を書いたのではありません。その余りにも酷いことが実際に起こったのです。
だからこれほどまでにスレが伸びているのではないですか?

>>さて、永らくお待たせ致しました。以下が反論となります。
ここは、冒頭の一行なので目に留まりました。(一々言い訳書かないと因縁つけられそう)
そんな時間、誰がそこまであなたの反論を待ってるのか分かりませんが、自意識過剰では?
っていうか、待たせてると思いつつのダラダラ書きはタチが悪いですね(苦笑)

623無精髭:2009/08/30(日) 12:39:21
>>621は推敲を好い加減にしつつ全く読み返しもせずに投稿してしまったので、おかしな所がけっこうあるのですが、
訂正してもどうやら無駄なようですね。

無精髭はちゃきいさんに全く賛同できないと言う意図さえ伝わったのなら、議論をすることが目的でない人にとっては
十分でしょうね。私のレスをよく咀嚼して読む人なら、私がテーマとなる事象について画一的な見方を避けていること、
読む者に対して単純な賛否を求めているわけではないことなどを察知できるはずです(そこだけは自信満々)。

他所でも長文の書き込みをすることがありますので、ろくに読まれずにレスされてガッカリすることは度々です。
ですが、ちゃんと読んだ上で的確にレスをして下さる奇特な方もいらっしゃいますので、やはり自分の主張や疑問に
思うことなどは、できるだけ余すところなく書いた方が良いのではないかと思うのです。私は例外なく他者からの
反論・批判を期待した上でネットに書き込んでおりますので、ちゃんとこちらの書いた内容に沿ったレスであれば、
賛否両論を問わず、望むところなのですが。

勿論、「待たせてると思いつつのダラダラ書き」のような要点を逸した書き込みに堕する危険性はその分高くなるわけ
ですが、かと言って、一言二言殴り書きをしたり、他人に対してスッと頭に入るような内容の書き込みをしたりするのも
話題によっては相応しくないかと思われますので、やっぱり私は今までのスタイルを変える気はありませんね。基本、
不器用なので。それどころか、大した考えもなく相手に譲歩したりその場の空気やレスの流れに合わせたりすれば、
議論が深まらないのではないですか。そこへ私のような人間が書き込んだりなどしたら、無意味な感情的応酬に終始
したり要らぬ誤解を抱いたままレスが流れてしまうこと必至でしょう。日本だけの現象かも知れませんが、ネットでは
単なる個人の価値観を各人が主張し合っているだけで、議論をするほどにまでは暗黙のルールのようなものが成熟して
いない場がまだまだ多い気がしております。あと、意見と事実の区別が付かない人もね。。。

最後に一つお聞きしたいことがあります。ちゃきいさんはなぜこのBBSに>>618-619のような書き込みをされたのですか?

624紫煙狼:2009/08/30(日) 18:25:35
1)周囲(管理人を含む)に迷惑をかける恐れがないかぎり、スレ趣旨に則った投稿を妨げる理由はない。
2)自分の投稿に対してレスが返ったからといって、読まなければならない義務はない。
3)必ずしもレスを返す義務も負わない。

ここまでは良しとして、ちゃきいさんはレスを返すことを選択したわけですから

4)レスを返す以上、相手の文章の意図を汲み取らなければならない。
5)レスを返す以上、相手の意図が汲み取れるまで、何度でも読み返さなければならない。

というマナーに関しては「同意」していただかなければなりません。このマナーは、ここ(無限回廊掲示板)に
限らずネット上のすべての掲示板において共通のマナーであり、一般社会においても、これができない人は
「困ったちゃん」の烙印を押されること免れざるものです。

ところが

・はなっから、相手の意図を汲み取ろうともせず
・あまつさえ、相手の文章が酷い物であるかのような物言いをして
・自らの読解力のなさを正当化し
・挙句、相手をあざ笑うかのごとく暴言を吐く

のであれば、今一度自らを鏡に映し、よくよく猛省することを望むものであります。

なお
>>622
>私は作り話を書いたのではありません。その余りにも酷いことが実際に起こったのです。
>だからこれほどまでにスレが伸びているのではないですか?
に関しては
>>619
>女の意地と執念だけでまた子供を産むなんて、気持ち悪い。
のごとく、事実に基づかない、もしくはそれが事実であることを確認できない内容に関して
自分の願望に基づく妄想で現実を歪曲し、貴方の考えとは反対の事実が存在しうる可能性を考慮せず、
浅はかで安っぽい正義感を充足させるために「社会正義」を大義名分に流用しようとさえする、
自己観念過剰な蒙昧が後を絶たないから…ではないでしょうか?

625ちゃきい:2009/08/30(日) 21:08:15
火をつけてしまったようですね。
そのマナーというのがどこに明記されているのか私は存じませんが
私としては、自分宛のレスを読んだらなるべく早く「読んだよ」と伝えることがマナーかと思ってました。(仕事は別です。一緒にされては困ります)
言い訳がましいですが、書き込んだ10分後には出かけました。時間が不十分だったのも本当です。
無精髭さんのスレを読みながら「なげ〜よ。時間ないよ」と一人つっこみ入れてアワアワしてましたから。
ですが正直なところは
「まーひとつひとつをじっくり読んでいちいち反論してたら戦場になるかもしれないし、そういうのは好まないというのもあります」
の気持ちのが強かったのも本当です。
が、確かにきちんと読む努力もせずに安易にレスするなと言われれば、その通りです。不精髭さん、謝ります。ごめんなさい。

>>最後に一つお聞きしたいことがあります。ちゃきいさんはなぜこのBBSに>>618-619のような書き込みをされたのですか?

この事件についてYahooで検索したらここがヒットして、私も思いや考えを書きたいと思い、書きました。

>・はなっから、相手の意図を汲み取ろうともせず
>・あまつさえ、相手の文章が酷い物であるかのような物言いをして
>・自らの読解力のなさを正当化し
>・挙句、相手をあざ笑うかのごとく暴言を吐く
のであれば、今一度自らを鏡に映し、よくよく猛省することを望むものであります。

ただ主観で感じたことをそのまま正として言っているなら、私も同じことをされていると感じてますが。
(私から読めばこれも暴言です)

>だからこれほどまでにスレが伸びているのではないですか?
>女の意地と執念だけでまた子供を産むなんて、気持ち悪い。
>のごとく、事実に基づかない、もしくはそれが事実であることを確認できない内容に関して
>自分の願望に基づく妄想で現実を歪曲し、貴方の考えとは反対の事実が存在しうる可能性を考慮せず、
>浅はかで安っぽい正義感を充足させるために「社会正義」を大義名分に流用しようとさえする、
>自己観念過剰な蒙昧が後を絶たないから…ではないでしょうか?

これに関しては、このスレにおいて、妻の行動の不可解さが主流でのびている印象はないので、そうは思いません。

これで私宛てのレスには返したと思います。
招かれざる客のようですので、これで去ります。失礼しました。

626無精髭:2009/08/30(日) 22:59:33
>>625
これしきのことで「火が付いた」と形容されるところを見ますと、ちゃきいさんはフレーム化したやり取りしかやって
来なかったか、ネット上の議論には慣れていらっしゃらないかのいずれかであろうとお察しします。

>まーひとつひとつをじっくり読んでいちいち反論してたら戦場になるかもしれないし、そういうのは好まないというのもあります。
その点については心配なさる必要は全然なかったですよ。元来私は反論を期待している口ですし、マナー違反の虞のある
ような常軌を逸した感情的な書き込みは神に誓って致しませんから(万が一粗相をしてしまった場合はいつでも謝罪する
覚悟です)。むしろ、師匠夫婦への批判や私へのレスを拝見するに付け、感情的になる危険があるのは私よりも
ちゃきいさんの方だと思われてなりませんが。

ちゃきいさんが>>621に対してネチケットが守られていないという感想をお持ちになったのであれば、私はリンチ推奨論者や
匿名を好いことに無責任な発言をする者に対して守るマナーなど一切持ち合わせていないとだけ断言しておきましょう。

>この事件についてYahooで検索したらここがヒットして、私も思いや考えを書きたいと思い、書きました。
ホラ、また私のレスをよく読んでいない。こちらへ書き込んだ動機なんて聞いてないですよ。お聞きしているのは
>>618-619の内容についてです。なぜ被害者を誹謗中傷するようなことを飄々と書いたのですか? ということです。
何か正当化できる理由があるのでしたら是非教えて頂きたい。……そういえば、
>これに関しては、このスレにおいて、妻の行動の不可解さが主流でのびている印象はないので、そうは思いません。
という回答も的外れですねぇ。お仕事が暇になってからでも好いですから、もう一度お読み下さいね(笑)。

>ただ主観で感じたことをそのまま正として言っているなら、私も同じことをされていると感じてますが。
>(私から読めばこれも暴言です)
その暴言とやらが私や紫煙狼さんに向けられたものであったのならまだ良かったのですよ。我慢すればいいんですよ、
仮にも大人だもん。ですが、私にとってはどうしても看過できないことがあったのです。それはきゃちいさんが
暴言をこの事件の被害者に向けたことですよ。それこそがきゃちいさんを幼稚に見せている最大の要因でしょう。
しかも、それについて全く意に介していない節があると来たものだから、こちらとしてはその無神経さに呆れてしまい
まして、反論も>>619のようなグダグダな内容になってしまったのです。呆れ果てた気持ちを表現したかったと言うのも
理由としてありますけどね。

本音を申しますと、私は被害者夫婦のことはどうでもいいのですが、親を悪く言われることで肩身の狭い思いを
しなければならない子どもたちが実に気の毒だなと思うのです。加えて、きゃちいさんのように被害者夫婦のことを
悪く言うことがこのサイトの存続を危うくすることに繋がるかも知れないと言う心配が強いんですね。
かと言って、きゃちいさんのように被害者批判をする者を排除したいというわけでもなく、矛盾していると
言われれば矛盾しているのですが。先述した道徳的な問題とは別に、自分とは違う感覚を持った人がどのように
それを言葉で伝えてくれるかということに興味がありますので。私にも実感できるように伝えてもらえるのであれば
とても素晴らしいことです。残念なことに、滅多にないことなんですが。

>招かれざる客のようですので、これで去ります。失礼しました。
別に退散することなんてないですよ。他所の掲示板の関連スレッドを見るに付け、ちゃきいさんと同じような考えを
持った人たちがいるのは自明ですから、気長に待てばその内そちらの意見に同調する人たちも沸いて出てくることでしょう。
大体、被害者を攻撃するくらいの度胸がおありなら、最後まで私たちの相手をすること位容易いでしょう? 
別に何週間、何ヶ月かかってもこちらとしては一向に構わないです。

627紫煙狼:2009/08/31(月) 13:10:01
>火をつけてしまったようですね。
火がついたんですか?それは早期に消火したほうが良いかも知れえませんね。

>そのマナーというのがどこに明記されているのか私は存じませんが
今からおよそ15年程前にはネット上でのマナーを取り上げたハウツー本が多く
出版されておりました。そういう本にはBBS(掲示板・ネット会議室・パティオ)への参加について
「過去ログを読むこと」「数ヶ月はROMし、掲示板の雰囲気をつかんでから投稿すること」など
ありとあらゆるマナーが載っていましたね。現在はそれが「常識」となったいるせいか、
そういうマナーも守れない者が主流になり、マナー自体が過去のものとなったのかは知りませんが、
「現在出版されているもので、その手のマナーを明文化しているもの」は私も確かに知りません。

ただ…「お葬式に白いネクタイで出席してはいけない」と同レベルではないですかね。
(ネットを利用しない人にも必用なマナーですから、マナー本には未だに載っていますね。)

>私としては、自分宛のレスを読んだらなるべく早く「読んだよ」と伝えることがマナーかと思ってました。
はい、そういうマナーは大歓迎です。あえて望むらくは、「レスの存在は認識しているが、今は内容を理解
する時間がないので、少々待ってほしい」と返信すればよいかと。

>のであれば、今一度自らを鏡に映し、よくよく猛省することを望むものであります。
「のであれば」猛省を望むものであり「のでないなら」気になさる必要はありません。

>招かれざる客のようですので、これで去ります。
少なくとも、私や無精髭さんに「招かない」などという感覚もなければ権限もありませんので、
たとえトンチンカンな意見であれなんであれ、公序良俗に反しないものである限り大歓迎ですよ。
またのお越しをお待ちしております。

628Ken:2009/09/02(水) 15:09:22
事件の事実関係に関して一切合財忘れちゃって

1)放火殺人を犯す
2)不倫する
3)女の維持と執念だけで子どもを産む

どれが一番悪いかというと1)ですね。ダントツで。2)は今の日本じゃ犯罪ではないですけど、社会の倫理にもとる行為であり、それなりの社会的制裁を受けることがあります。3)は子どもを産むこと自体は社会の倫理にもとるわけでも、ましてや犯罪でもなく、どちらかというと好ましい事態ですね。「結婚して幸せのうちに子どもを産む」と比べるとその理由・動機がちょっと不純で不幸な感じがしなくもないですけど。

それでまあ、事件の事実関係を当てはめると言うまでもなく、1)キャシー、2)師匠、3)妻なんですけど、キャシーが一番悪くて、それと比べると師匠の罪ははそれほど重くなく、妻はただの被害者、ということになります。誰が悪くて誰が悪くないかって、男だから、女だから、騙したからとか騙されたとか関係ないんですよ。

もう一つの問題点は1)と2)は裁判なんかで事実関係がはっきりしてるんですけど、3)に関しては子どもを産んだというのは事実でしょうが、その理由なんて第三者に分かるはずもなく憶測で語ってもしょうがない、というのもあります。

ときどき妻をひどく悪く言う人が出てくるんですけど、なんだか私には理解不能です。好ましい生き方かと言われればそうではないとは思いますし、自分だったらこういう生き方はやですけど、キャシーや師匠の悪事と同じ俎上で同列に論じるようなことではないです。

630boro:2009/09/10(木) 00:18:15
レスひとつ削除しました。

631紫煙狼:2009/09/10(木) 01:39:54
とても不思議なんですが…。

奥様が「女の意地と執念だけで離婚もせずに子供を生み育てている」という発想は何を基に生まれるのでしょう?
それは「自分が奥様の立場であって、そういう選択をするとすれば、ほかに理由が考えられない」という、
自分の思考パターンを投影させた結果なのでしょうか?「自分ならそうする!」という意思表明でしょうか?

しかし、じゃぁ、本当に奥様の立場であったとして、そういう理由で、そういう選択をするかといえば、
「嫌悪感を感じる」とか「自分ならそうしない」という結論に達するのではないでしょうか?

ならば、奥様も「女の意地と執念だけで離婚もせずに子供を生み育てる」という選択肢に対し「人として嫌悪感を感じ」
結果的に「別の道を選んだだろう」という結論に達しませんか?そう考えると、奥様が「離婚もせずに子供を生み育てる」
という道を選んだ理由は「女の意地と執念」ではなく、もっと別の理由があったと考えたほうが自然ではないでしょうか???

おそらく、その「もっと別の理由」というのが、多くのヒトには思いつかないわけですよね?ただ、正解を含まない
幾千の選択肢を消去法で消していっても、正解が含まれないのですから、最後に残った一つも正解ではないわけです。
どのみち、正解を知るすべがありませんからね。全ての選択肢が「正解の可能性を残した推測」の範囲を超えない。

ところで、少なくとも、この事件において「倫理的に許されざることをした」もしくは「犯罪を犯した」確証があるのは
師匠とキャシーに限定されると思いますがいかがでしょう?ならば推測だけを根拠に倫理的に許されないことをした確証の
ない人(奥様)を誹謗中傷する権限をお持ちの方は、この世のどこにいらっしゃいますか?

632無精髭:2009/09/10(木) 02:14:18
察するに、きゃちいさんの思考パターン及び倫理観は、
・同情できれば善い
・同情できなければ悪い
ということに尽きるかと。

きゃちいさんが>>619で挙げていた「既婚女性(妻)と独身男性」という例に即して考えて見ますと、
妻が浮気して純朴な青年を弄んだその挙句わが子を焼き殺されたら、自分の場合なら、当然妻を憎む
ことになるでしょうな。とは言え、実際そういう目に遭って見なければ確かなことは言えないのですが、
おそらくそのまま夫婦関係を続けることなどありえないように思われます。その点、きゃちいさんの
言い分も分からなくはないです。が、もしそれが私ではなく他人の場合だと全く事情が異なります。
例えば私の友人が先述したような目に遭ったのに妻を許し、おまけに新たに子どもまで作ったとしても、
全く以て気持ち悪いとは思わないですね。せいぜいが、なんてお人よしなんだろうと呆れるだけかと。
むしろ場合によっては、よく出来た旦那だなあと感心するかも知れません。いずれにせよ、その事件が
きっかけとなってこれまでの友人関係にひびが入るなんてことはありえないように思われますね。

同じような境遇・局面でも、他人と言うのは自分が取るであろう行動とは異なった(思いもよらぬ)
行動を取ることがある存在であるのは、特別自分と他人との違いに注意していなくとも事ある毎に
気付かされることでしょう。それを一々、お前がどう感じようと私にはこうとしか感じられないのだから
きっとお前は錯覚を起しているのだみたいに短絡したり、他人が自分と違う感覚・考え方を持っている
ことに違和感や苛立ちを感じたりしていては社会生活において円滑なコミュニケーションの遂行は望むべくも
ないでしょうから、そこらへんに対する忍耐あるいは単純な見切りについては、誰しも己の長い人生の
中で着実に学んでいくのでしょうね。確率的にはすごく低いでしょうけど、もし自分がきゃちいさんが
仰ったような目にあった後に友人も同じような目に遭った場合でも、私は友人のような生き方をするのは
無理と分かっていても、彼の意思については尊重したいと思いますし、お節介でなければ彼が取った行動に
ついても理解してみたいと思いますよ。ましてや、気持ち悪い生き方だとか、君みたいなヤツとは絶好だ、
だなんて風には絶対に考えないと断言します。

自分の感性に正直であること、感じたままに語ること、自然に同情してしまうことがそれ自体で悪いことだ
とはさすがに私も思いません。ただ、ある人物・立場に対する偏った同情・行過ぎた同情は、他の人物・立場に
対する無思慮・無配慮にすらつながりかねませんので、結果的に事態を客観的に見ることを難しくする要因に
なるのではないかと私なぞは常日頃から危ぶんでおります。感情を尺度にして物事の是非を問う(本当は
問うてなどいない)のは、ほどほどにしておいた方がいいかも知れません。どうかきゃちいさんには自然に
同情するというような受身な態度ではなく、たとえ全く共感できないような立場の人間にも意識的に同情
できるようになる、そのための技術を身に付けて戴きたいものです。それは「共感」のような受動的・
無意識的な同情ではなく、能動的・意識的な同情―――「感情移入」とは正にそのことなのですが、
これを成功させるためには、およそ人間のとる行動に対して、一面的な捉え方をするのを止め、そこに
多様な解釈の可能性を見ること、そして自らの感情による評価を度外視できることが必要です。

まぁ、いろんな立場の人に同情できる方が情緒豊かと言えるでしょうし、そういった感情の多様性を有していなければ、
自分のためになるばかりでなく他人のためにさえなるような同情なんて絶対に出来やしないと思いませんかね。

私にとって、被害者夫婦は反面教師にはなりえませんでしたが、その点きゃちいさんは資格充分でしたね。
同様に、この事件は私個人にとっては全く教訓にならないのですが、きゃちいさんさんの件については色んな意味で
教訓になりました。まぁそれはともかくとして、きゃちいさんが過去ログを一から読んだ結果が>>618-619
なのも奇異な感じがしますけど、それ以上になんで私に>>622のようなつんけんしたレスをお返しになったのかが
私には不思議でなりません。また、不倫よりも犯罪被害者を攻撃することの方が「自分が破滅する」可能性は断然高い
のにもかかわらず、どうやらその計算が出来ていらっしゃらなかったと思しき点についても、、、

ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル<女性ってこわーい

633無精髭:2009/09/10(木) 02:28:30
>>628
(1)と(2)の間に
・第三者が正義と称して私的な制裁を下す
というケースを加えて戴けたら、と思います。(笑)
きゃちいさんや青空さんだったら、きっと(2)よりも
・身体目当てで交際相手を言葉巧み(?)に騙して快楽を貪る
ことの方が悪いに決まっている、という立場でしょうが。
惜しむらくは、もしも師匠が独身であったとして、キャシーに
殺されたのが彼の親兄弟だったとしたら、つまりこの二人の
男女関係が不倫じゃなくただの恋愛関係だったら、
お二人のご主張にも一理あるのになあ、、、
と私は思うわけですが。

ところで、「キャシーも師匠と示し合わせて背徳的な関係を続けている以上、師匠の詐欺紛いの行為や
キャシーが弄ばれたという被害事実については、それらが犯罪に関わることでもない限り―――より正確に
言えば、不倫以上の悪事に関わることでない限り、その二人以外の者は善し悪しを問うべきでないし、
問う必要もない」なんて偉そうなことを自信満々に書きましたが、果たしてそれで好いのか、と不安に
なって参りました。

以前書きましたように、配偶者からも子どもからも蔑ろにされている者にとって不倫がある種の冒険なり
救いなりになり得るかも知れませんし、畢竟、不倫の中にも真実の愛がある場合も考えられます。略奪婚
によって以前の結婚生活の時よりも幸せになる者だっていても別におかしくはありません。つまり、
私の疑問は、妻や子どもに対する裏切りを除き、キャシーの理想を見事に打ち砕きその信頼をも裏切った
という点のみで、ちゃきいさんや青空さんのように師匠を悪く言うことが妥当であるかどうか、という
ことなのです。この二人のいずれにも同情しない私には全く判定のしようがないですね。

ただし、繰り返しになりますが、良い不倫であろうが悪い不倫であろうが、不倫関係の外にいる人たち
―――特に配偶者や子どもにとっては何ら違いはないでしょう。不倫関係内での善悪と不倫関係外での
善悪は次元が異なるのだということです♯。一方で、不倫から離婚、そして再婚に至って大きな満足を得る
者があったとすれば、他方ではその離婚によって捨てられたも同然の配偶者がいるわけです。彼(彼女)
にとっては離婚相手のその後の人生などどうだって良いでしょう。逆に、新たな結婚生活における満足
なんてとんでもない、私の時よりももっとひどい失敗をしろ、とでも望むのが自然とも考えられます。

♯善悪の次元を簡単に分けますと、法規的善悪(正・不正)、道徳的善悪(利他・利己)、個人的善悪
(快・不快)の3つになろうかと。この事件の場合だと、まず不倫が道徳的に悪であり、次に師匠と
キャシーの間でDVが行われていたなら、言わば道徳的悪の内部に法規的悪(犯罪)が別個に存在していた
ことになり、シェンさんが仰るように単に主導権を奪い合っていただけであるならこの場合は道徳的悪の
内部に双方の個人的善悪が渦巻き、火花を散らしていただけになる、というわけです。

634Ken:2009/09/16(水) 14:57:43
もしも自分が女性だったとして妻のような人生は私も御免被りたいですね。不倫が発覚した時点で子ども連れて出て行くと思います。ただ、世間にはそうできない人もたくさんいるわけで、知り合いにもそういう人いますけど、自分がそう考えているからといってそれを他人に押し付ける気はないですね。事情は人それぞれなんで。

635めろん:2009/10/03(土) 03:27:00
生まれて初めて書き込みいたします。
この事件はとてもインパクトがあり記憶にのこっていたので気になって検索したところ
こちらの掲示板に行き着きました。

*この事件で印象深かったのは
・お互いを師匠とキャシーと呼ぶ気持持ち悪さ
・明らかにダメンズな師匠に執着するキャシーに覚えた不快感
・そしてキャシーは自己の自尊心を守るため、師匠、その妻に対する
最上級の復讐を成し遂げ生き地獄を味あわせる為に、二人の愛する子供に
火を放ったことです。

師匠への因果応報を成し遂げたキャシーに同情の余地は全く無いと思います。
いかなる理由があったとしてもです。

キャシーに自分の愛する者を失なわされた師匠は生き地獄を死ぬまで味わうことに
成ると思います。
自分の非で苦しみながら死んでいったわが子のことを思いながら一生後悔の念に
にくれるというのが彼の十字架と思います。

事件後の彼女の後悔は、事件を起こしたことではなく師匠と出会ったことではないかなと思います。
そう思わなければ人殺しなど普通の神経ではできないと思います。
師匠の妻への手紙で子供も被害者だが、私も被害者です。書いてあったという記事を
読みました。(新潮のその後の師匠妻の取材記事)

また、色々な意見あると思いますが、その後の夫婦のことは
子供が好きでなかったら、また新たに子作りなどしないのではと思いますが
あれだけの事件の後で離婚しないのは、師匠夫婦もなんらかの依存関係にあるのではと思います。
それが事件のことかはわかりかねますが。

この事件で学んだことは多いです。

636無精髭:2009/10/18(日) 21:55:47
>事件後の彼女の後悔は、事件を起こしたことではなく師匠と出会ったことではないかなと思います。
>そう思わなければ人殺しなど普通の神経ではできないと思います。

もし今現在も、めろんさんの仰るようにキャシーが、放火で子どもを殺したことではなく
師匠と出会ったことの方を後悔しているのだとしたら、言葉が悪いかも知れませんが、
救いようがないですね。そういうのって深読みすると、自分の犯した罪を他人にも
負わせるかのような言説を不用意に口にしているようですし、しかも現在刑に服していることを
不運だと考えているようにも見受けられますから。私は、キャシーが事件を起したことで
自分は不幸になってしまったのだと考えることを道徳的に良くないことではないかと考えます。

新潮の取材記事というのは、新潮45の2003年1月号の記事のことですよね?
その中で言及されているキャシーからの手紙というのはいつ送られてきたものなんでしょう?
キャシーがメロンさんの仰るような心境だったとしても、その時点での話なら
まだ懺悔が足りなくても仕方がないとひょっとしたら言えるかも知れませんけど、
今も手紙を書いた時の心境に変わりがないのだとしたら、懲役刑ではキャシーの
異常性をとうとう矯正することができなかったのだな、と思うしかないです。

「私も被害者です」か…。その認識を持っているというだけでも私は諸手を挙げたく
なるのですが、そんなことを放火殺人と不倫の二重の被害者である奥さんに向かって
書いたのがマジなら、実に見上げた度胸と言うべきです。

とりあえず、既婚者と独身者が肉体関係を結んだ場合、既婚者の方により重い責任が
圧し掛かるのは当然だ、といううまい逃げ口上を忌避することが更正への出発点だと
私は考えております。

637さざえのつぶやき:2009/11/01(日) 13:21:55
既に書かれたレスを読まずに投稿する人がいるから同じ議論が堂々廻りになって終わりません。
前レスを読まない感覚の人は、犯罪を犯して人のせいにする人と精神的には同レベルだと思います。
「私は知らない。私は悪くない」と言っているのと同じですから。

638無精髭:2009/11/05(木) 01:16:30
何か、的外れなことを言ってしまいそうで怖いんですけど。

私個人の考えを述べさせて頂きますとね。このスレがここまで伸びていることについて、
私はサザエさんとは違って、同じ議論が繰り返されていることの結果であるという風には
捉えていないんです。むしろ、スレ立て当初から現在に至るまで、様々な人たちがそれぞれ
独自の見地・動機を以て書き込んでいるために、なかなか議論が纏まりにくい・多方向に
進行してしまう土壌が形成されてしまったのだということも原因として考えられはしない
だろうかと思っているんです。モラルに反するかどうかはさておき、また、個々の見解に
独自性があるといっても程度の差はあるでしょうが、過去ログを読めばお分かりのように、
これだけ多種多様な考えが持ち寄られている以上、先にも申したように議論が不完全燃焼に
終わったり、このスレに書き込む人たちの間で互いの意見が未消化のまま話が進んでしまったり
することは、当然というか避けられないという気がするのです。だからこそ、過去ログを読む・
読まないに関係なく、いずれ誰かが過去の議論・論点を蒸し返しても何ら不思議はないわけで。
見方によっては、ひと段落した議論はあると言えるかも知れませんので、部分的には既に
片付けられた問題を殊更取り上げる必要はないのでしょうけど、全体としてみればこの事件に
対する道徳上の問題はまだ未解決ではないかとの思いが拭えません。(誰が悪いか、といった
悪さの序列の問題についてはもう答えは出ていると思いますけど。。。とはいえ、絶対そうだ
と言い切る自信はありませんが。)

もしかしたら、そもそもこの事件の特異性がこちらに書き込む人たちの間で共通の認識が
生まれるのを阻む要因になっているかも知れません。でも、言うまでもなくそれは他所の
掲示板に立てられている当事件のスレッドにも言えることでして、私が思うにサザエさんの
苦言はこのスレよりも例えば2chの日野OLスレに向けられるべきでしょう。スレがどのように
伸びているかを比較してみれば違いが分かるはずです。

で、このスレで行われているような言わば「意見交換」によるスレの伸びを、不毛と見るか
豊穣と見るかが、私とサザエさんの違いなのでしょうけど、無論私は後者の視点に立っている
わけです。私がこのスレに書き込むようになってからも、それなりの収穫はあったと感じています。
他の方々はかなりの労力を費やしたかも知れませんが。でもまあ、青空さんもちゃきいさんも、
この事件へのアプローチとして新奇な主張なり見解なりがまだまだ残されていたということを
それぞれ身を以て証明してくれましたから。見方を変えれば、珍妙奇天烈な書き込みに対して
紫煙狼さんやKenさんのレスがあったということは、明らかにこのスレにとってはプラスでしょうから、
それだけでも結果オーライだったと言えるのではないでしょうかね。

…あと、>637中の「前レスを読まずに投稿する人=犯罪を犯して人のせいにする人」という件は
さすがに言いすぎだと思いました。

639Ken:2009/11/06(金) 12:41:05
600以上投稿がありますからね。普通いちいち読まんでしょう。

ところで『黒い下着の女 雷魚』という映画があるそうです。
http://www6.big.or.jp/~syntax/otherstories/pink-archive2-1.htm
http://www.geocities.jp/shinsuke_0126/raigyo.html
事件の後に、失意のうち孤独な人生を送っていた師匠が札幌テレクラ殺人事件の犯人と出合った、というようなプロット。いちおうポルノに分類されるようなので実際に鑑賞しようという方はご注意ください。

640無精髭:2009/11/09(月) 17:11:28
この事件の通称でググればどれもすぐに見つかる記事だと思いますし、
既に読まれた方も多いかと思いますが、この事件に対する多面的な
理解のよすがになるかと思いますので以下の通りリンクを張らせて
戴きます。

 1.http://www.shinchosha.co.jp/books/html/123915.html
 2.http://d.hatena.ne.jp/dan127u/20041210#c1102752182
 3.http://blog.goo.ne.jp/masakichi917/e/27b73797c883defe5cec6a9ae8494fc2

1.については、少なくとも以下の奥さんの言葉だけは何度も読んで肝に銘じて置くべきでしょう。

 「北村は、誰が何を言おうと、もはや心を満足させることはないと思います。破壊的な人……。自分が罪もない子供二人を殺した事実は変らないのに、裁判でも不倫で傷ついたという話ばかり。彼女から送られてきた謝罪文も同じでした。“とても悪いことをした。だけど……。でも、こういう気持に翻弄されて……”。必ず“だけど”をつけるんです」

「pはqよりも悪い」という前提を受け入れるならば、pとqを逆接で結ぶ際には
「pしかしq」としなければ、少なくとも日常言語の慣用としてはおかしいでしょう。

要するに奥さんに対する謝罪文の中でキャシーは「私はあいつを殴った、だけど、あいつは
私の足を踏んだのだ」と言っているようなものです。はいはい。だから何なのさ? これが
逆だったら、つまり「わたしはあいつの足を踏んだ、だけど、あいつは私を殴ったのだ」
であれば、意味合いが違ってくるんですけどねぇ。

2.は新潮45の例の記事についての感想に過ぎませんが、事件後妻が離婚せず、
さらに子どもをもうけたことの背景に実は「子供を亡くした痛みを共有できるのは夫だけ」
という妻自身の切実な心境があったのだということが紹介されており、私もさも
あらんと感じました。ところが、コメントの方についてはどれもいまいち賛同
しかねるものでして、例えば「全員悪いように思える」というような意見は
他所の掲示板でもよく見かけるのですが、これはそもそも「悪い」ということの
定義が、事件当事者3名それぞれの場合において異なるということを理解していない
から起こる、一種の誤謬と言えるでしょう。

「殺人」「放火」といった犯罪行為や、「不倫」「不貞」のような背信行為に
ついてはいざ知らず、「落ち度がある」「言葉が汚い」「嘘を付く」「スケベ」
「優柔不断」等々についても「悪い」という言葉を当てている人がいますが、
言葉の意味と現実とが相互に即応し合う関係を無条件に認めてしまっているかの観が
あるのでいただけません。

問題なのは「全員が悪い」という表現を用いることによってこの事件関係者各自の行為が
区別されない嫌いが出てくることでしょう。しかし、これを避けるためだからと言って、
「皆それぞれ悪いところがある」という表現を用いたとしても、事実関係が不明な部分に
関してまで事の是非を問う姿勢を改めないのでは、とても公平無私な態度を取っている
とは言えないでしょう。

3.も「事件関係者全員が悪い」といった部類の感想。ただし、誰がどのように・どの程度
悪いかということについては区別して書かれているようですが。

641無精髭:2009/11/09(月) 23:12:20
キャシーの接続詞の使い方がおかしいことを説明するために、「pがqよりも悪い」という
事にキャシーが反対しない(つまり冷静な状態では悪さに関して程度の違いを判断できる)
と言うことを想定した上で、仮に「p」は「殴る」、「q」は「足を踏む」というふうに
それぞれ対応させた後、本来なら「pしかしq」としなければならないところをキャシーは
「qしかしp」としている―――と、こんな感じのことを書きましたが、後で読み返してみて
もしかしたらキャシーは次のようなことを考えを以て「だけど」だの「でも」だの書いていた
のではないかと思い至りました。

キャシーにとってみれば、私がpやqとした文に、「殴る」や「足を踏む」という述語のみを
対応付けるのは不正確であり、「私は」とか「あいつは」という主語もセットで対応付けなければ
本当の彼女の文法、もとい言語感覚には迫れないのではないか。例えばキャシーにとっては
「私が足を踏む」ことと「あいつが足を踏む」ことは同じ悪さではないかも知れないということ
(文として見ても同値ではないのは明らかなので、私よりもキャシーの方が言語使用においては
正確)。これは「私の足が踏まれる」ことと「あいつの足が踏まれる」ことが同じ不幸でないかも
知れないということも意味します。

ですから、キャシーは「私はあいつを殴った、だけど、あいつは私の足を踏んだ」というような
文において、「私があいつを殴ることよりもあいつが私の足を踏む方が悪い」ということを言い
たいのではないかと。これなら「p」と「q」の対応付けをせずとも、「pしかしq」の日常言語の
語法に反することなく意味が通りそうです。

まあ、「しかし」は「それはそれとして」などと同じで話題を転じる際に用いる接続詞でも
ありますから、「だけど」とか「でも」によって単に自分の犯した悪事から奥さんの目を
逸らしたかっただけなのかも知れませんね。

642無精髭:2009/11/09(月) 23:12:44
某掲示板の関連スレを読んでいて思ったことなんですが。。。

今、奥さんを批判(というか、笑いものに)するのがごく一部の人たちの間でちょっとした
ブームになっているのでしょうかね? こちらでは珍しいことも他所では当たり前のようですね。
ちゃきいさんも結局はミーハーだっ(ry

…あと他に気になったのは、

 「少しでも被害者夫婦を批判すると、キャシー擁護に回っているなどと決め付けて来る
 ヤツがいるが、それは間違い。誰もキャシーが悪くないなんて一言も言っていない。」

みたいな書き込み。そりゃ、事件に全く無関係な者からすれば、その3名を事件に関連付けて
裁断することには何ら支障はないでしょう。たとえ頭の中のことであれ、他人の視点に立つよりも
自分の立場を離れない方がえてして気楽なものだからです。実は、単純にキャシーに同情して
被害者夫婦の言動を否定的に捉えるというような人よりも始末が悪いのではないかと思われる
んですね。なぜといって、被害者夫婦を批判することの拠り所を示さずに、自身が関与していない
出来事について客観的態度を僭称しつつ、その実、怠惰な自己流の説教を垂れ流しているだけとしか
思われないからです。この事件そのものを批判的に分析するならばともかく、卑しくもこの事件の
関係者を批判するならば、徹底してこの事件に関する情報の内部に留まりつつ関係者の心理や視点に
立つということを厭うようなことがあってはならないでしょう。そういうことって、他人の不幸を
(特に公共の場で)語る上で当然求められるべき倫理ではないですかねえ。上記のような発言が
出てくるところの立場は、この事件の関係者の一人ひとりの視点に立って事件を考えるとかそれぞれ
の事情を汲むとかいった立場と似ているように感じられるかも知れませんが、そこからひねり出される
結論としてはせいぜい

 「キャシー・師匠・奥は三馬鹿トリオだな。こいつらが役者として同じ舞台に上がって
 乱痴気騒ぎを 起したのだから、全く罪のない子どもたちが焼け死んだなんて俄には信じ
 がたい結末にも納得がいくというものだ」

くらいが関の山でしょう。

それに、この事件でのキャシーの犯行を以下のような事件に近いと解釈する人もいましたね。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2776/1092670770/222-223
いじめと不倫を類比するとはね…。いや、不倫している最中にいじめがあったというのなら
話は分かりますが。要するに紫煙狼さんが仰っているように奥さんとキャシーの間で
師匠争奪戦が行われていたとしても、その敗者が不倫の被害者になるということは
ありえないでしょう。だって、後にも先にも不倫の被害者は奥さん(とその子どもたち)
しかいないわけだから。

643無精髭:2009/11/10(火) 00:08:52
この事件に対して勝手に私が問題だと思っている、あるいは私がこの事件を教訓にして(苦笑)、
それを元にひねり出した疑問(と暫定的な答え)がいくつかありまして。。。部分的には
以前から考えていたことでもありまして、ちょっとあれこれと悩むのも飽きてきた、というか、
糞詰まりが苦しくなってきた、というか、そんな不純な動機ですが、今が好い機会だと勝手に
思いましたので、少しの間だけ展開させて下さい。

   ――――――――――――――――――――――――――――――――――

不倫仲の男女が結婚の約束をした。。。さて、この契約は履行されるべきか否か。


不倫関係を解消するには、

・離婚する
・愛人と別れる

2つの手段があると思いますが、どちらを選択しても誰かしら傷つくことになるでしょう。
問題は、離婚することと愛人と別れることの内、どちらの痛みがそれが回復されるべきだ
という観点から社会的な正当性を持つのか、ということです。私は不倫関係の解消に伴う
痛みという点に限っては愛人の方に我慢してもらうのが順当ではないかと思っています。
これは現在、愛人という立場に特別の権利が許されていないのと、社会が・誰もがその存在を
許容できるための法による保護がない、つまり社会において居場所がないことと、結婚制度の
社会的意義や森永卓郎氏の言う「オンリーユー・フォーエバー症候群」の禁欲的な利点を
一応認めているため、半ば仕方なしに主張しているに過ぎませんが。極端なことを言えば、
一夫一妻制や結婚と言う制度を廃止すればこんな問題に悩む必要はなくなるわけです。
そうしたら親子関係を含む家族のあり方も今と比べてだいぶ様変わりすることでしょう。

   ――――――――――――――――――――――――――――――――――

不倫の中で金銭的な詐欺が行われたならともかく、不倫の中で結婚詐欺が行われることの
問題性ってあるのでしょうか? 注意していただきたいのは、結婚詐欺によって不倫が
始まった場合のことを申しているのではないですよ? それなら問題大有りですからね。

不倫関係にある男女の間で、犯罪が行われたのならともかく、不倫に直接関わる行為や障害
―――言い換えれば、その関係を維持するための行為や、不倫による恋愛から自然と生ずる
ような障害があったから言って、そのことについて両者のどちらが悪いかと問うのは果たして
有用な問いなのか、ということ。相手からどんな無理難題を押し付けられたにしても、
最終的に自らの意志で決断できる可能性が残されていたのであれば、果たして師匠の取った
一連の「悪事」―――結婚詐欺紛いの言動や保身目的の中絶嘆願(強要と言えるのでしょうか?)、
加えて、中絶したばかりのキャシーを妻に引き合わせた無神経さについて、一方的に師匠が
悪いと言えるのでしょうかね。で、もし一方的に師匠が悪いと言えないのであれば、その一連の
行為に限っては、師匠とキャシーの悪さを区別するなんてことは端的に言って無用だと思うのですね。

644無精髭:2009/11/10(火) 00:10:18
   ――――――――――――――――――――――――――――――――――

たとえば、不倫における場合かそうでないかによって、性交時に避妊具を付けて
くれなかったという訴えの正当性が変化するのではないかという疑い。

ただし、避妊具を付けてくれなければ性交はゴメンだと女性が強く意思表示したのに、
男性がそれを聞き入れずに事を遂げてしまった場合、DV認定は可能かも知れません。
女性の意思表示と男性の強引さがどの程度のものだったのかが焦点となりそうです。

(以下、蛇足。)

とはいえ、boroさんの記事によればキャシーは性交時において奥さんと自分の扱いが違うことが
哀しかったということを理由に(?)避妊を拒否したことがあったと語ったらしいですけどね。
師匠が避妊をしなくなったのはその後のことだということなので、不倫関係にあるにもかかわらず
妊娠したことについてはキャシーがきっかけを作ったとも取れますよね。少なくとも初めの妊娠
にはキャシーの行動が因子となって働いている側面もあるとは言えませんか。そして、本当は産み
たかったにも関わらず意志を曲げてまで、中絶してくれとの頼みを聞き入れたというキャシーの
行動が、師匠のような男に対しては、私は妊娠することに対して抵抗が少ないのだということを
同時に示すような危険な行為でもあったのかも知れませんよね。これを考慮に入れると、2度目の
妊娠についても師匠の責任とばかりは言えなくなるのではありませんか。再び中絶したことに
ついてはキャシー一人で決めたということですから、自己責任を承知の上で取った行動としか
見なせないです。相談したところでどうせまた堕ろしてくれるよう頼まれるだけだろうと勝手に
推断するのではなしに、一応師匠の意向を聞くべきでした。ちゃんと話すことで責任を押し付ける
べきでした。

   ――――――――――――――――――――――――――――――――――

師匠と男女の関係を持つことの意味を知りつつもこれを断ち切る道義心をついぞ持つことが
出来なかったキャシーが、後になって師匠による弄び・騙し・賺しを糾弾するというのは、
所詮、パチ物と知っていて師匠から鞄なり時計なりを買ったは好いが、後で欠陥や不具合が
見つかったので、消費者センターに相談するというような愚行に過ぎないという気がします。

645無精髭:2009/11/10(火) 20:53:19
>>640訂正
>「pしかしq」としなければ、少なくとも日常言語の慣用としてはおかしいでしょう。
「qしかしp」の間違い。

同じく>>641訂正
>それぞれ対応させた後、本来なら「pしかしq」としなければならないところをキャシーは
>「qしかしp」としている
前が「qしかしp」で、後が「pしかしq」です。

>たいのではないかと。これなら「p」と「q」の対応付けをせずとも、「pしかしq」の日常言語の
これも逆。「qしかしp」となります。

646Ken:2009/11/13(金) 13:20:33
>>640
1.で重要なのは『この記事[Ken註:月刊「現代」(平成七年九・十月号)誌上で二回にわたり公表された弁護士にあてた北村の私信]によって、北村に対する同情論が決定的なものとなった。』の部分でしょ。当時、被害者側の言い分はほとんど報道されてなかったのと違いますかね。これだからマスゴミは...
3.はそういう偏向報道を真に受けた一例ですね。

>>娑婆にいる方が絶対にいい

不倫だけで檻に入るやつなんていねーヨ

>>男性は、私的なラブアフェアではあるものの、NECのイメージを毀損したと思うのですが、遺族だったからということなのでしょうか、懲戒ではなく依願退職になっています。

いい悪いは別にして、現行では不倫に対する社会的制裁ってそんなもんだべ。

>>こういう意地悪な見方をしたくはないのですが、どうしても北村受刑囚との境遇の圧倒的な差が理不尽に思えるのです。

理不尽じゃねーヨ。放火殺人で二人殺して無期懲役って軽いほうだべ。

>>男性の方の不実は勿論なのですが、妻の方もちょっと変です。(中略)92年といえば、まだ携帯電話が普及する前ですが、たまには家に電話したりしなかったんでしょうか? 渡辺淳一チックな金のある高級おぢさんであれば、遊びの金と時間の工面は容易かもしれませんが、子供が小さい30代前半の夫婦で、旦那がこんなにフリーにしてもらえるんでしょうかね。

悲しいことに不倫って別に珍しいことではないのです。なかなか気づかない人もたくさんいるのです。奥さんが寝ている自宅に女を連れ込んでコトに及んだ、それで奥さんはずっと後になるまで知らなかった、なんて例も知ってます。

>>そして遂に「生きた子供を平気でお腹から掻き出す人ような人なのよ、あなたは」という妻の決定的な一言が引き金となって、悲劇が起こってしまった。(中略)だから、妻が否定しようと、この問題発言はおそらくあったのだろうと思います。

これも何度もここでは話題になったのでいまさら繰り返さないですが...
ただ、一つ思い至ったのはただの不倫OLと放火殺人の間の隔たりが大きすぎて、きっと何かとんでもないきっかけがあったはずだ、と考える人が多いのは自然なのかも知れません。それで放火殺人犯の証言を真に受けちゃうと。

648芝生:2009/12/30(水) 10:40:10
ところで、この女性って懲役何年でしたっけ?
無期懲役でしたかね。
とすると17年あたりで娑婆に戻りますね。
もうすぐのような・・・

649重千代:2009/12/30(水) 18:22:44
「生きた子供を平気でお腹から掻き出す人ような人なのよ、あなたは」

キャシーは師匠の妻にこう言われた、と主張していますが、妻は言った覚えがないと言っています。これほどひどい言い方ではないにしろそれに近いようなことを言ったんだと思います。

一人目の子どもを堕ろしたのは師匠から「頼むから堕ろしてくれ」と言われて仕方なく堕ろしたのであってキャシーが望んで堕ろしたわけではないですね。二人目の子どもはキャシー自らの意志で堕ろしていますが、師匠に相談すれば一人目と同じように堕ろすように言われるだろうと思って迷惑をかけたくないという気持ちもあって相談せずに堕ろしているわけで、本来なら堕ろしたくなかったはず。

それにもかかわらず、師匠の妻から「生きた子供を平気でお腹から掻き出す人ような人なのよ、あなたは」といったようなことを言われ、それに対し怒りをあらわにしない人はいないんじゃないでしょうか?

「平気でお腹から掻き出す」・・・?

子どもは子どもでも生まれてくる前の胎児だからその子ども2人を堕胎によって失ったとしても生まれてきた師匠の2人の子どもを焼き殺される悲しみに比べたらたいしたことない?

懲役5年くらいが妥当な線だと思いますね。

650ufloat:2009/12/31(木) 00:09:07
>>649
これが例えば、
「既婚者のAはBと不倫をしていた。Bは妊娠したが2度も堕胎した。
Aの妻であるCはBに対して暴言を吐き、Bは追い詰められていった。
最終的にBは爆発し、Aを殺害してしまった」
などであれば、懲役5年程度が妥当かはともかく、まだ同情する意見は分かります。
しかし、重千代さんの視点には、完全に「何も過失がないのに焼き殺された子どもたち」
の部分が欠如しています。これで懲役5年では、大変に理不尽極まりないでしょう。
重千代さんは「堕胎された2人」と「焼き殺された2人」の命の重さを比較することで
この視点を認識しているつもりなのかもしれませんが、焼き殺された2人が堕胎させた
わけでもなし、彼らに責任を取らなくてはならないことなど何ら存在しないのです。

以下のような話があったとして、理不尽とは考えられませんでしょうか。
「Xは既婚者のAと不倫していた。Aの妻のBは怒り、Xに対して暴言を吐いた。
それに怒ったXはCとDを焼き殺した。Xには懲役5年の判決が下った」
無辜の幼子2人を放火で殺害して無期懲役とは、温情この上ないですね。

651無精髭:2009/12/31(木) 08:56:23
>649
前に書いたことですが、キャシーの意思表示がきっかけで師匠は避妊しなくなったんですよ。
しかも、事実が記事の通りであるとするなら、それ以後「常に」避妊しなかった、のではなく、
「ときどき」避妊しなかった、ということです。なら、避妊した時もあったんでしょうね。

まぁ詳しくは無限回廊の記事を読んでいただきたいのですが、最初の妊娠についてはキャシーにも
責任があったと見るべきでしょう。つまり妊娠に関して師匠の不埒な行動が原因であると同時に、
キャシー自らが望んだ結果でもあると言えるのなら(双方に責任が生ずるなら)、当然堕胎に
関しても双方が相手とは関係なく自ら責任を負うべきであると言わなくてはならないのでは
ありませんか? 妊娠しなければ堕胎など出来ないわけですから、そういう事態を考慮した上で
私なんかは妊娠と堕胎を分けて考えずに一つの事象として捉える必要を感じます。不倫という
フザケタ事象に一括してね。で、新たな命を生み出すならちゃんとその命を維持するための
環境を整えてからでなくては無責任でしょう? もしもそのための努力もせず、後先考えずに
命を生み出す行為に及んでしまい、その結果作られた命を維持する目途が立たないので結局処分
する他ないということになったら、責任の所在については処分がどうこうという問題よりも前に、
そもそもそれを生産すべきであったかどうかということにまで遡って論じられるべきではないでしょうか。

>仕方なく堕ろした
>迷惑を掛けたくなくて(誰に?)堕ろした

重千代さんの書き込みを読んで今更ながら気が付いたのですが、最終的には堕胎も放火殺人も
キャシーが自らの意志で決めて行ったことなんですよ。つまり、堕胎もしなければ放火殺人も
しないことも選択できたわけです。少なくともいざやるとなれば放火殺人の方が堕胎よりも
心理的抵抗を強く感じそうなものですがね。まぁ急を要することではなかったのは確かですから、
いつでも思い直す余地はあったわけです。ましてや家事調停中だったわけですし。ただ重千代さんの
口振りだと、堕胎は放火殺人と同程度に悪いということを暗に前提としているような気がして
なりません。そしてキャシーは状況的に見て堕胎を強要されたに等しいと見なし、夫の不倫に関して
関知すらしていなかった妻が言ったとされる一言を楯にこの上放火殺人を犯しても無理はないとは、
一体どんな論理の飛躍でしょうか?

652無精髭:2009/12/31(木) 08:56:51
時系列的に無理がありますが、例えばキャシーが師匠の妻に「家の旦那とヤって出来た子ども
なんて堕ろせよ。さもないとこんな風に毎日毎晩嫌がらせの電話を掛けてやるから」という感じで
堕胎を強要されていた場合は、「奥さん。あんたのやってることは言い過ぎを通り越して犯罪ですよ」
と言いたくなるくらいにはキャシーに同情もしますがね。でも、堕胎については本心ではしたく
なかったのでしょうけど、結局は、不倫相手に裏切られたも同然の現在の境遇と、父親のいない子ども
との慎ましい(?)将来の生活とを天秤に掛けた上で決断したことでしょう? これだけでも随分と
利己的だなぁと思うのですが、師匠の妻に「よく堕胎なんか出来るわね? このアバズレ」とか
言われたことに対して「あん? なんでそんなことアンタに言われなきゃならないんだよ。妊娠と
堕胎については私と師匠の間の問題であってアンタは関係ないだろ。」といった反応を示すようでは
私としてははっきり言ってお手上げ状態ですね。その時点でのキャシーには自分がしていたことを
胸に手を置いてよおーく省みる必要がありましたね。もとよりその場合、キャシーは妻からどんな
罵詈雑言を大量に吐かれようとも「こんなにひどいことを言わせてしまうくらい私や師匠は奥さんを
苦しめていたのね」と反省すべきなんじゃないですか? それだけのことを師匠とともにキャシーは
していたのですよ? 妻の言葉を額面どおりに受け取るのではなく、こんな突拍子もないことを言って
までキャシーを傷付けようとする妻の心境というものを推し量ることが出来れば、妻がキャシーに
言ったとされる暴言も取立てて言うほど酷い内容でもないと思いますがね。ことキャシーと妻の件で、
キャシーに同情して妻を非難する人の気持ちは私には解せないなぁ。

653無精髭:2009/12/31(木) 08:57:14
ましてや「本当は堕胎したくなかったのに…あいつのせいで」なんて発想が生まれる背景には
「不倫相手である師匠と結ばれて幸せな家庭を作る」という自惚れがまずあって、それが頓挫
したからこそ「本当は…したくなかったのに」なんて馬鹿なことが言えるのではありませんかねぇ。
「したくない」というのが本心だったらしなければよかったじゃないですか。そうじゃないでしょ。
本当は「したくなかった」んじゃなくて「『したくない』が『した方が好い』に勝った」んでしょ。
堕胎を人のせいにするくらいの気概があるなら産んで育てろよ、というのは言い過ぎですか?
仮に堕胎について「したくなかった」というのが本心だったとしても、出産については当然「したかった」
のでなければおかしいですよね。「堕胎したくもないし出産したくもない」というのは自家撞着と
言って好いですから。ではなぜキャシーは出産したかったのでしょう? 師匠とキャシーが売買春
を行っていたというのならそもそも出産はご法度でしょう。不倫関係内であるとはいえ強姦が行われた
とキャシーが見なすことが出来たとしても、無理やり孕まされた子どもを出産したいと思いますかね?
キャシーが堕胎を禁じる宗教にでもかぶれていたとか個人的に堕胎を殺人と同一視するような高潔な
心の持ち主だった(笑。だったら不倫なんてしないだろうな)とか言うのならともかく、そうでなければ
彼女なりの特別な理由があるにしろ、師匠との間に出来た子どもを持つことを彼女は望んでいたと
みるべきでしょう。つまり堕胎したくなかったというのは、裏を返せば妊娠したかったということでしょう。
私はキャシーのそういうところに、目的のために「子ども」を利用するしたたかさを感じますよ。
彼女にとっては「子ども」の命を尊重することなんか二の次で、終始「子ども」は師匠を自分の方へ
引き寄せるための道具としての扱いだったと考える方が私としてはしっくり来ます。結局私が言いたいのは、
キャシーのように世間からの同情が集まる立場の人間が本当に「したくなかった」のは「堕胎」ではなくて
「妊娠」であるべきでしたよねってことなんですが。

キャシーの願望が成就するには師匠の家庭の安寧を犠牲にしなければならないんですよ。その結果、
師匠の妻や子どもたちが傷付くんですよ。百歩譲って妻は大人だからお金で片が付くかも知れないけど、
子どもたちはどうなります? そういうことを考慮できずに何が「本来は」ですか? これは不倫や
略奪婚を肯定していることに変わりはないですから、この時点でキャシーの恨み辛みなど、どう解釈しても
社会的な正当性など見出せないもの、所詮は恋愛敗者の戯言、負け犬の遠吠えです。一生言ってろって
感じですね(笑)。

654無精髭:2009/12/31(木) 08:58:02
第一、キャシーの証言においては、師匠の妻は堕された子どものことを悪く言っているのではなく、
キャシーがそれを堕胎したことについて悪く言っているわけですよね。むしろ師匠の妻はキャシー
による堕胎を殺人と同一に見なすことで、逆に堕された(つまり殺された)子どもたちの命を尊重
しているように思われるのですけどね。。。

それをなんでキャシーは「私の子どもが侮辱された」なんて言う風に曲解したのでしょう?
更にはそれがエスカレートして、子どものためとかなんとか意味不明な理由をつけて師匠夫婦の子どもを
殺したのはなぜでしょう? 私が思うにその理由は、堕胎で死んだ子どもたちのためというよりは、
師匠の妻に堕胎を殺人と決め付けられたことが癪に障っただけではないでしょうか。師匠の妻については
元から良い印象を持っていたとは考えにくいですから、多分自分の行為(苦渋の決断ww)に対して
そういう相手からケチをつけられたのが我慢ならなかったのでしょう。

本音を言うと、私ゃあ、おっくさんのことなんか知りませんよ。重千代さんの書き込みに類した
ものを見かけると、決まって最初から子どもたちの視座が欠落していますから、それが非常に
残念ですね(親を悪く言われて喜ぶ子どもがいますか?)。例えば師匠夫婦のことをさんざん
悪く言っといて犠牲となったその子どもたちについてちゃっかし「ご冥福をお祈りいたします」
みたいに書ける神経の図太さには寒気を通り越して怖気がします。逆を言えば、死んだ子どもたちの
ことを案じているのだと表明しさえすれば、この事件について憶測を根拠に適当なことを言っても
多少は許される、と考えている人間には絶望せざるを得ません。おおっぴらに誹謗中傷したいのは
分かりますけど、体裁を取り繕うために死者を利用するのは如何なものかと。こういう人に限って
反論されずに賛同だけを得たいという下心が見え見えです。重千代さんもお気を付け下さい。

>650
早い話「堕胎を侮辱したのだから子どもを焼き殺された悲しみは甘受すべし」というのが重千代さんの
価値観なんでしょう。それにしても、何を根拠に「懲役5年が妥当」と仰っているのやら。キャシーは
子どもを焼き殺すつもりで火を付けたことを認めているのにね。

せっかく家事調停中だったのだから被害を訴えたければそこで言えばよかったでしょう。
結婚を餌に肉体を弄ばれたとか堕胎を迫られたとかこれらについて一方的に非難されたとか
いった理由で放火殺人は仕方ないという思考過程を平気で辿るような人はおっそろしいです。

655重千代:2009/12/31(木) 09:00:13
>重千代さんの視点には、完全に「何も過失がないのに焼き殺された子どもたち」
の部分が欠如しています。

「何の過失もないのに」堕胎によって殺された子ども2人は生まれる前ですからそういう意味で子どもではないと言われればそれまでですが、どちらも「何の過失もないのに子ども2人を失った」ことには違いないわけです。

それと、ここで私が言いたかったのはその上に書いたことで、望んでいないのにお願いされて堕胎し、さらにそのことで罵られたことです。「堕胎したくなかったのに堕胎させられて、お前は平気で堕胎するような女」とは言われたくないですよね。

656無精髭:2009/12/31(木) 09:21:27
>655
>どちらも「何の過失もないのに子ども2人を失ったこと」には違いない

上の発言、正気ですか?

>望んでいないのにお願いされて堕胎し、さらにそのことで罵られたこと

同一人物によるものではありませんよ?

657重千代:2009/12/31(木) 13:21:16
どちらも「何の過失もないのに子ども2人を失ったこと」には違いない

>上の発言、正気ですか?

正気です。子ども4人とも「何の過失もない」ということに関してはその通りですよね。ただ、前にも書きましたが、生まれてくる前の子どもは単なる胎児であり、意識もなく、堕胎によって死んだのと生まれてきた子どもが焼き殺されるというのはやはり同じ子どもであっても違う、と言われればそれまでです。ですが、キャシーはそうは考えなかったということでしょう。

>望んでいないのにお願いされて堕胎し、さらにそのことで罵られたこと

>同一人物によるものではありませんよ?

それは分かっています。ちゃんと読めば「師匠に〜と言われた」や「師匠の妻に〜と言われた」と私本人が書いていますから、別人物が言ったことは当然、分かっています。もし、同一人物が「お願いだから堕ろしてくれ」と言って、キャシーが堕ろした後に「お前は平気で堕胎する奴だ」と言ったら、そう言った奴はバカとか鬼とかでしょう。自分が望んでいないことを頼まれてやったのに、他の誰からもそのことで罵られたくはないですよね。

658無精髭:2009/12/31(木) 14:32:03
誰も子どもたちに過失があるとは言ってませんよ。別に焼き殺された子どもに過失はない
と主張しても、堕胎された子どもに過失があるということにはならないでしょう?
というか、重千代さんがなぜ過失の有無にこだわるのかがよく分からないのですが。

この点について一言だけ申し上げておきますと、ufloatさんが過失の有無を持ち出したのは
おそらく子どもに過失がないことを強調したかったからではなくて、キャシーと師匠による
過失が否定できないこと、要するにこれは子どもがどうこうという問題ではなく専ら大人たちの
責任だということですよ。特にキャシーに至っては、師匠と一緒になって妻(子どももね)を
騙していたにもかかわらず、その件でケチョンケチョンに言われたらお門違いに逆ギレして
「そんなこと言うんだったらあたしがお前の大事なものを奪ってやるよ。そうしたら私が失った
ものの大切さが嫌と言うほど分かるだろ」てな勢いで師匠夫婦の子どもたちを―――過失のない
子どもたちを!!焼き殺してしまったのですから、師匠よりも始末が悪い。

私が分からないのは、そこでなぜ重千代さんは話を堕ろされた子どもたちの方に持って行きたがる
のかと言うことなんですけど。。。たとえ私やufloatさんが堕ろされた胎児を社会通念上の
「子ども」と認めたとしても、だから何なのでしょう? しかもキャシーの証言を信じる限り、
師匠の妻は重千代さんと同意見ですよね? 何が仰りたいのだか、よく分からない。

自分の胎児について焼き殺された子どもたちと同等に見なすような価値観を持った人間がですよ、
性交の相手から頼まれたくらいで堕胎なんてしますか? 私はこの点について一度目二度目に
関わらず堕胎時点ではキャシーは堕ろした子どもに対して、師匠の妻が自分の子どもに対して
抱いていた感情を抱いていたとは信じられません。師匠の妻に罵詈雑言を浴びせられたことで
初めて「子ども」の命の価値を意識するようになったのではないでしょうか。私には、もはや
失われてしまった理想の残影にがむしゃらにしがみ付いた、という風にしか感じられませんけど。

重千代さんの仰るような生命観や子ども愛を持っている人にはどんな事情であれ、子どもを堕ろす
なんてことが出来るわけがない。けれど、事実キャシーは堕ろしたのですから、胎児や堕胎について
多くの人と大して変わらない認識しか持っていなかったと見るべきでしょう。

659無精髭:2009/12/31(木) 14:32:49
堕胎を罵られたくないというのは分かりました。確かにそうでしょう。ただでさえ不倫がバレて
決まりが悪い思いをしているのに、堕胎の件についても追い討ちを掛けて責められるのはおかしい
ですもんね。でも、それについてやんわりと言い返すならともかく、相手の子どもを焼き殺すなんて
暴挙に出たのはどうなんでしょうねぇ(苦笑)。第一、不倫しなければ堕胎を行う羽目になることも
なかったのですけどねw やなことがあっても不倫に関係することであるなら、そこのところは
じっと耐えなければならなかったでしょう。それと何度も言いますが、キャシーは家事調停中でした。

660ufloat:2009/12/31(木) 14:47:43
>>655
>「何の過失もないのに」堕胎によって殺された子ども2人は生まれる前ですからそういう意味で子どもではないと言われればそれまでですが、どちらも「何の過失もないのに子ども2人を失った」ことには違いないわけです。
>>657
>生まれてくる前の子どもは単なる胎児であり、意識もなく、堕胎によって死んだのと生まれてきた子どもが焼き殺されるというのはやはり同じ子どもであっても違う
何がどうしてこのような発想になるのでしょう。
胎児の価値がどうとかいうことは、本件の量刑には何の関係もありません。
仕方がないので、もう一度書いておきます。
「XはAと不倫関係にあり、2度も堕胎した。Aの妻のBはXを罵倒した。
怒ったXは(AやBを攻撃するでもなく、なぜか罪のない)CとDを殺害した」
こういうのを日本語で「八つ当たり」といいます。
XとAとBがどのようなケンカをしようが知ったことではありません。しかし、無関係の
CとDを殺害したことに関しては、Xに100%の責任を取ってもらうのは当然のことでしょう。
いくらXがAとBに冷たく扱われたとしても、CとD殺害の罪はいささかも軽くなりません。
CとDには何の関係もなく、ただの八つ当たりなのですから当然です。
これは仮に、堕胎を殺人として、堕胎の責任が100%相手にあっても同じです。
「AとBはXの子ども2人を殺害したが、罪に問われることはなかった。
怒ったXはAとBの子どもであるCとDを殺害した」
これでAやBを攻撃するならまだ同情の余地はありますが、CとDを殺害したわけです。
これでXが微罪で済むとしたら、罪もなく殺されたCとDの権利はどうなりますか。
「親がひどいやつなら、子どもは殺されて構わない」わけがありません。
つまり、「胎児の価値」など最初から論点にすらなり得ないのです。

>それと、ここで私が言いたかったのはその上に書いたことで、望んでいないのにお願いされて堕胎し、さらにそのことで罵られたことです。「堕胎したくなかったのに堕胎させられて、お前は平気で堕胎するような女」とは言われたくないですよね。
それは嫌でしょうが、なぜそれで「無関係で全く罪のない子ども2人を殺害しても懲役5年」
という理屈が出てくるのでしょう。子どもたちが堕胎させたり罵倒したでもあるまいし。

>>654
>早い話「堕胎を侮辱したのだから子どもを焼き殺された悲しみは甘受すべし」というのが重千代さんの
>価値観なんでしょう。
「あいつは私の壷を割った。だから私もあいつの壷を割ってやるのだ」程度の話なら
ともかく、その「悲しみ」を相手にも味わわせる「道具」として殺害された子どもたちが
納得しませんよね、こんな言い分では。

>例えば師匠夫婦のことをさんざん
>悪く言っといて犠牲となったその子どもたちについてちゃっかし「ご冥福をお祈りいたします」
>みたいに書ける神経の図太さには寒気を通り越して怖気がします。
全く同感です。
「犯人は(あまり)悪くない。悪いのは不倫野郎や暴言妻だ。
犠牲になった子どもたちのご冥福をお祈りします」
(誰とは申しませんが)過去ログにもそういう主張が散見されますが、
殺された子どもたちの権利は置き去りですか。八つ当たりで殺された上に
「犯人の罰は軽くすべき」と言われるのでは、まさに殺され損というものです。
冥福どころか、化けて出られても文句は言えないでしょう。

661無精髭:2009/12/31(木) 15:35:40
>どちらも「何の過失もないのに子ども2人を失ったこと」には違いない

上の発言は、師匠の妻、キャシー双方に「何の過失もない」ということを含意しているのですよね?
なわけないないじゃないですか(爆笑)。私は師匠と不倫した時点でキャシーにも過失大有りだと
思っているのですがね。そして、不倫関係上の性交・妊娠はその過失を更に重くするものでしょう。
加えて、堕胎するか否かについては、不倫を隠蔽・維持するかもう一段高い次元である関係に引き
上げるかという問題を孕むかと思うのですが、不倫を全く関知していない師匠やキャシーの関係者に
からしてみれば、堕胎は証拠隠滅に比し(つまり不倫関係の維持)、出産については裁判沙汰を
避けられないでしょうから、いずれにしろ周りに迷惑が掛かりますわな(不倫がバレなきゃ実質的には
迷惑がかからないという感想をお持ちですか??)。

ということで、私が「正気か?」と申し上げたことに対して、

>子ども4人とも「何の過失もない」ということに関してはその通りですよね。

この返答は見当違いです。「師匠の妻とキャシーのどちらにも過失はない」という重千代さんの
ご主張に、「んなわけあるか」と私が申し上げたら、「子ども4人とも過失はない。ただ胎児と
生まれてきた子どもは人間としての扱われ方が異なる以上、前者の堕胎と後者の焼死は同じ人為的
なものであっても性質が異なると言われたら仕方ない。だが、キャシーはそう考えなかったらしい」
などというレスをお返しになるのはどういうご了見なのでしょう? 誰も子どものことなんか
お聞きしていないのに、、、論点のすり替え?

(・・・まったく大晦日っていうのになんでこんな話してるんだっ)

662重千代:2009/12/31(木) 15:48:00
AとBはCとDとは無関係ということで例にあげていますが、この事件のCとDはAとBの子どもですから無関係ではないです。だから「八つ当たり」とは言わないでしょう。「八つ当たり」というのはまったく関係のない人に対する暴力だと思います。CとDを焼き殺したのはAやBに対する復讐ですから本来ならAやBに対して暴力をふるうべきだったのだとは思いますが、世間一般で言うところの「八つ当たり」ではなく、どちらかと言うと関係があることから「復讐」ということなるかと思います。

>それは嫌でしょうが、なぜそれで「無関係で全く罪のない子ども2人を殺害しても懲役5年」

子ども2人はその夫婦の子どもでそういう意味では「無関係」ではないですね。ただ、子ども本人に殺される理由がまったくないという意味では「無関係」とも言えます。連日連夜?電話でたとえどんなことを言われようと耐えて事件を起こさないような強靭な精神の持ち主出ない限り、キャシーでなくても何らかの行動を起こしていたと思いますね。キャシーによれば罵られたことによって殺意が芽生えたということですから、彼女ひとりが悪いみたいなとらえ方はどうかなと思います。こういうことは量刑にも関係してきますから、妻がどのような罵り方をしたかは重要だと思います。録音はしていなかったようですから言った言わないの話になってしまいますが、、、。「懲役5年」には何の根拠もないです。ただ、これくらいが妥当かなと単に思っただけですね。

663重千代:2009/12/31(木) 16:01:45
>「師匠の妻とキャシーのどちらにも過失はない」という重千代さんのご主張に

そんなこと言っていませんし、そんなあるわけがありません。だから、この人たちの過失を言っているとはハナから思っていません。誰かが「何の過失もないのに子ども2人を失ったこと」と主語が抜けたことを書いていたので、子ども自身の過失?と思って、子ども4人とも「何の過失もない」ということに関してはその通りですよね。と確認するような書き込みをしたわけです。

664無精髭:2009/12/31(木) 16:48:43
>そんなこと言っていませんし、そんなあるわけがありません。

その件については単に重千代さんの書き方が不適切だったのが原因。

>この事件のCとDはAとBの子どもですから無関係ではないです。

うん。確かに厳密に言ったらそうなんですけど、その理屈だとキャシーの父親や
NECの同僚も無関係とは言えませんよね。

>「八つ当たり」というのはまったく関係のない人に対する暴力だと思います。

身近な人間が「八つ当たり」をしている様を見たことはございませんか?
仕事のことでムシャクシャしている親父が妻や子どもに当り散らす、とか、
苛められっ子の兄が弟を苛めて憂さを晴らす、なんていうのは「八つ当たり」
とは言いませんか? これを「復讐」と言い換えたらどんなにおかしいかは
ご想像にお任せします。

重千代さんは「八つ当たり」の意味における「関係がない」ということを誤解
していらっしゃいますね。たとえCとDがAとBの子どもだったとしても、
AとBが関わっている事件に無関係であることは当然ありえますし、この事件に
おいてもそれは当てはまりますよ。

665無精髭:2009/12/31(木) 16:49:13
>子ども2人はその夫婦の子どもでそういう意味では「無関係」ではないですね。ただ、子ども本人に殺される理由がまったくないという意味では「無関係」とも言えます。

子ども本人に殺される理由がまったくない、と言い直すなら、どうしてわざわざ
夫婦の子どもということのみで彼らが事件と関係があるということを強調したのですか?
確認のために書いておきますが、私やufloatさんが言っているのは「事件が起きた
ことと関係があるか否か」ということです。私たちの問題意識においては師匠夫婦
の子どもたちは事件の被害者だから関係あるんだという主張すらナンセンスです。

あと、「八つ当たり」を「復讐」と言い換えたところで、それは語用論的な問題
であって、ufloatさんの仰りたいことの本質には何の影響もないでしょう。
ufloatさんの代わりに申しますが、もうちょっとマシな反論をお願いしますね(笑)。

>キャシーでなくても何らかの行動を起こしていたと思いますね。

だからそのためにはいくらでも合法的・平和的な手段があったろうに、と口を酸っぱく
して申し上げておるわけでございますが。。。事実、キャシーにしたって犯行に及ぶ前に
訴訟を起こしていますよね。

>妻がどのような罵り方をしたかは重要だと思います。

まっ、「生きた子供を平気でお腹から掻き出す人ような人なのよ、あなたは」以上のことは
言われていないでしょう。それ以上のことを言われていたら必ずキャシーは証言したでしょうね。
ただしそういうことも含めて、子どもの死について妻に非があるとは到底言えないというのが、
私やufloatさんの意見なのですがね。

まっ、重千代さんが法の裁きにご関心がないのは分かりましたよ。。。

666重千代:2009/12/31(木) 17:30:26
>その件については単に重千代さんの書き方が不適切だったのが原因。

いやあ、主語なしの文でどちらにも解釈できる書き方人が原因では?

>うん。確かに厳密に言ったらそうなんですけど、その理屈だとキャシーの父親や
NECの同僚も無関係とは言えませんよね。

うん。確かに厳密に言ったらそうなんですけど、キャシーの父親やNECの同僚は事件に直接関与していませんよね。

わざわざ出向いてその子どもであるCとDを殺すのを「八つ当たり」と言うんですか? 「復讐」でしょう。

>子ども本人に殺される理由がまったくない、と言い直すなら、どうしてわざわざ
夫婦の子どもということのみで彼らが事件と関係があるということを強調したのですか?

それはね、親子なのに「無関係」と言ったから「無関係」じゃないと訂正し、でも事件に関しては「無関係」だからそう言ったまでです。

>あと、「八つ当たり」を「復讐」と言い換えたところで、それは語用論的な問題
であって、ufloatさんの仰りたいことの本質には何の影響もないでしょう。

え? 「八つ当たり」という言葉を使うことによって、関係ない人を殺しているという印象がありますが、「復讐」にはそういう印象がありません。実際、その子どもを殺害、つまり「復讐」をしているわけです。本質的に何の影響もないわけではありません。その子どもを殺すのとまったく関係のない子どもを殺すのでは意味が違うのでは?

>だからそのためにはいくらでも合法的・平和的な手段があったろうに、と口を酸っぱく
して申し上げておるわけでございますが。。。事実、キャシーにしたって犯行に及ぶ前に
訴訟を起こしていますよね。

その通りですね。でも、それ以外の行動を起こしてしまったわけで、キャシーはそういう罵りに堪えられなかったし、他の人でも同じようにしたかもしれないと言ったのです。そのことに対し、まるで口酸っぱく言っているのに分かってもらえていないみたいな書き方するのはどうかなと思いますね。

>まっ、重千代さんが法の裁きにご関心がないのは分かりましたよ。。。

「懲役」とか「量刑」とかいう言葉を使ってはいます。そんなこと言われたくはないですね。

667無精髭:2009/12/31(木) 21:35:38
>いやあ、主語なしの文でどちらにも解釈できる書き方人が原因では?

私の方では既に問題の箇所を挙げておりますが、重千代さんは挙げて
いらっしゃいませんよね? 宜しかったら後学の為にご教示ください。

>キャシーの父親やNECの同僚は事件に直接関与していませんよね。

ええ。その理屈に変更くださるのであれば、焼き殺された子どもたちも
事件(の発生に)直接関与しているとはいえないですよ(笑)。しかし
ながら、おかげで重千代さんの論旨は大体把握することができました。

ところで「八つ当たり」という言い方がお気に召さなかったご様子。でもこの事件の場合、
それを「復讐」と言い換えたところでキャシーの罪が軽くなったり師匠の妻の責任が
重くなったりするのでしょうか? むしろufloatさんはキャシーの行動からそういう
印象を払拭して適正に裁断するためにあえて「八つ当たり」という言葉を使ったのだと
思いますけど。でも結局これはレトリックですから、ufloatさんの論旨の枢要とは
言えないと思います。ちなみに他の方も同じような表現を使っています。

>それはね、親子なのに「無関係」と言ったから「無関係」じゃないと訂正し、でも事件に関しては「無関係」だからそう言ったまでです。

そこは「寛容の原則」を通すべきです。重千代さんも後者の意味でufloatさんが
「無関係」という言葉を使っているのはご存知だったのではありませんか?

実はかくいう私も重千代さんが>655で大人の過失の有無についてではなく、子どもの
過失の有無について仰っているだろうということは、文脈からおおよその当りは付けて
おりましたけれども。「正気か?」などと、言い方が不適切だったかも知れません。
ご容赦ください。

668無精髭:2009/12/31(木) 21:38:29
>>復讐と八つ当たりについて

この事件の場合の「復讐」というのは、キャシーの主観の中で、堕胎で死んだ子どもの
無念を、堕胎を促し・堕胎を侮辱した夫婦の子どもを殺すことで晴らすという理由付けを
された上で取られた行動なので、本来は彼女が「自暴自棄」になってやってしまったこと、
というのが正しい気がします。つまり復讐の直接的対象は事件に無関係の子どもたちではなく、
師匠やその妻であるべきなのはお分かりでしょう。焼き殺された子どもたちはキャシーから
恨みを買うようなことはしていなかったのですから。

一方、師匠やその妻にとってはキャシーの犯行は他ならぬ自分たちへの復讐であった
という事実を知ることは、多少時間を要するかも知れませんが容易でしょう。

しかし復讐それ自体に様々な方法があるとは言え、「AにやられたことをAにやり返す」
という直接的報復と「AにやられたことをAにとって大切なBにやり返す」という間接的
報復とでは、それに関わる当事者の意識が異なっていることが推測されます。間接的報復
の場合、その対象であるAとBは、報復を受けることにより直接被害者と間接被害者に
分類されるとするなら、報復行為を名目に直接危害を加えられるBはそれがAへの復讐
であると気づくことが出来るでしょうか? Aが報復者にしたことに関する情報を知って
いなければきわめて困難であると言わざるを得ないでしょう。Aの方はどうでしょうか?
大切なBに危害を加えた者の行動に自分への報復の意図を読み込むことは可能でしょうか? 
可能であるとすれば、それはBの被害を悲しむ自分の気持ちが加害者の意図によって引き
起こされたものであるとAが察することが出来るということですから、そのためには自分と
加害者との間に起きたことを丁寧に想起する必要があるでしょう。つまり逆を言えばAの
場合もBの場合も条件を満たさなければたとえ誰かから復讐を受けたとしてもそれが復讐
であると気づくことが出来ないということです。条件が満たされていない場合は、加害者
にとっては復讐であることが自明であるような行為について、AもBも自分から気づく
ことは出来ないでしょう。

上記をこの事件に当てはめて考えれば、焼き殺された子どもたちにとってはキャシーの
行為は復讐行為ではなく単なる「八つ当たり」だったというふうに私たちが捉えても
おかしくはないと思うのです。重千代さんがキャシーの視点に立って彼女の犯行を
「復讐」と解釈することが許されるなら、私やufloatさんが犠牲となった子供の視点に
立ってそれを「八つ当たり」と解釈することも許されていいのではないかと。犯行時の
キャシーの本心について実際のところが不明である以上、キャシーの証言を真に受ける
必要を私は感じません。

事件と直接関係のある者を殺すことと事件とまったく関係のない者を殺すことは異なった
言葉を宛がうべきかも知れませんが、事件に直接関係ないが事件関係者の家族だからという
理由で事件に巻き込まれてしまったケースは前の二つのケースと比べていささか曖昧ですから、
その分幅を持った表現を用いることが妥当です。それは複数の表現だけを用いることが
許される、またある程度曖昧な表現をすることが好ましいということです。でなければ
多様な観察事実に対応する自由な解釈は望むべくもないでしょう。

キャシーの犯行を内側から見れば「復讐」、外側から見れば「八つ当たり」としか映らない
わけで、これはやっぱり語用論的な問題ですよ。私も復讐観念を持っておりますけど、
この事件におけるキャシーの復讐観念については理解が及びません。はっきり言って
狂気の沙汰としか思えないです。

669無精髭:2009/12/31(木) 21:45:07
仮に夫の不倫に逆上した妻が復讐を考えた場合、以下の行動のうちどれをとることが適切(笑)でしょう。

(1)師匠を殺す
(2)キャシーを殺す
(3)師匠とキャシーを殺す
(4)キャシーの肉親を殺す
(5)自分も不倫する

たぶん重千代さんは(1)とお答えになるのではないかな。つまり不倫に関する一切のことについては
師匠に責任がある。少なくともキャシーが同程度悪いなんてことはありえない、と。(5)は冗談ですが、
これこそ本当の意味での復讐ではないかと考える人は要注意です。不倫した夫とキャシーに対して
妻がどこぞの誰かと不倫し返したところで、むしろ彼らにとっては都合が好いわけですから、全く
復讐になりませんよね。

師匠の妻に非があるとすれば、キャシーが中絶していなかったとして、師匠の妻が耳を塞ぎたく
なるような暴言を吐いたことが引き金となってキャシーが流産してしまった場合しか私には考えられません。

670無精髭(今日はこれでラストね):2009/12/31(木) 21:46:03
もしかすると重千代さんは不倫による被害と言うのを軽視していはしませんか? 少なくとも
言葉による暴力、電話による嫌がらせよりは軽いなどとお思いなのではありませんか?

この事件について言えば、師匠の妻は旦那と縒りが戻ったのだから、被害なんて微々たるものだ
というわけにはいかないんですよ。少し注意して考えれば、まだ幼い子どもに対しても師匠や
キャシーは不実を働いていたとさえ解釈可能ですし、キャシーの肉親についても娘が不倫して
いることを知れば、何かと心配の種でしょう。後から見れば、妻の行動がやたら目立ってしまった
ようで、まるで不倫の被害者は妻一人ということになっているかの観がありますけど、それは全く違います。

要するにキャシーは師匠夫婦の子どもたちを殺したというよりは、自分のした不倫の被害者
とも言うべき子どもたちを殺したことになるのです。自分だって不倫の被害者なんだという
間違った信念を抱きつつ。個人的にはこんな人間を簡単に許すことは出来ないですね。

>でも、それ以外の行動を起こしてしまったわけで、キャシーはそういう罵りに堪えられなかったし、他の人でも同じようにしたかもしれないと言ったのです。

感性?価値観?の違いなのかな。私としては、キャシーの行動や思考が他の人々にとって珍しい
ものであろうがなかろうがそんなこととは無関係に、不倫のいざこざに関わっていない子どもを
巻き込んだりしちゃだめだろ、と思うのですが。こんなの日ごろから肝に銘じておくべきことでは
ありませんか? なぜに重千代さんの口からはキャシーは師匠の妻の暴言を耐えなければいけなかった、
という言葉が出てこないのでしょう? それだけですね、本当に私が申し上げたいのは。

言葉の暴力や嫌がらせ電話があったくらいで、この事件に関して師匠の妻の責任を追及したり
キャシーに対して情状酌量をするのはどうかなという思いが強いです。この点については
ご理解いただけないでしょうね。

ただ一つ考慮していただきたいのは、妻も夫の不倫相手であったキャシーに対して「八つ当たり」
ではなく「復讐」しているわけです。この点には常に注意していただきたいものです。したがって
キャシーの犯行は正確に言うと「復讐」ではなく「復讐に対する復讐」ではないかと思います。

>「懲役」とか「量刑」とかいう言葉を使ってはいます。そんなこと言われたくはないですね。

根拠レスなことをお書きになったようだからちょいと反論したまでです。法律や裁判にご興味が
おありならufloatさんとはその方面で議論されてはいかがですか? 私は「不倫は悪である
としか言えないのではないか」という道徳上の問題の方が気になって仕方がないですから、
「懲役」とか「量刑」とかいった言葉を用いて思索を進める気にはどうもなれません。

671重千代:2009/12/31(木) 22:41:06
「八つ当たり」を「復讐」と言い換えたところで、それは語用論的な問題であって、ufloatさんの仰りたいことの本質には何の影響もないでしょう。

と書いておきながら「復讐と八つ当たり」について長々と説明しているのはこれらの言葉についてこだわりをもっているからではないでしょうか?

私は頭が悪いので、668に書いてある「復讐と八つ当たり」に関しては理解できないです。

私の話はこれで終わります。反論されてもかまいませんが、それについては反論しませんのでよろしくお願いします。

年末だというのにつまらない書き込みにお付き合いしていただきありがとうございます。

672紫煙狼:2010/01/01(金) 01:45:47
なんだか、非常に興味深いお話をしていらっしゃったんですね。参加できなくて残念でした。
「八つ当たり」と「復讐」に関しては特に今までになく掘り下げられた感があります。

何らかの害を受けた者が、害を与えた者に対し、痛みを味あわせることが「復讐」ですね。
何らかの害を受けた者が、お門違いな方向にに対し、痛みを味あわせれば「八つ当たり」ですね。
つまり、この二つは同時に成立し得るものではないですか?だから
>「八つ当たり」を「復讐」と言い換えたところで、それは語用論的な問題であって、
>ufloatさんの仰りたいことの本質には何の影響もないでしょう。
と言えるのだと思います。

私が重千代さんを「教祖」や「神」のごとく崇拝していて、重千代さんなしには生きていかれないほど
心酔していた。私にとって親兄弟家族恋人などとは比較にならないくらい重千代さんが大切な存在で
あった…として、私に恨みを持つ何者かが、私の精神的破滅を目論んで重千代さんを殺害した。
この何者かは間違いなく「復讐した」わけですね。ただ、この一連の流れの中で殺害される重千代さんは、
自分が殺される理由を「復讐」と見るか「八つ当たり」と見るか。当事者を主体と見るか、被害者を主体と
見るかで「言い回し」は変わりますが「事実に変わりはない」のではないでしょうか?

親の犯した犯罪のせいで子が職業選択や婚姻に一定の制限を受けるのは、現在の日本ではあまり珍しくない
話なのですが、これは本来あってはならないことですよね?子は子で一個人として平等に尊重されなければ
ならず、親がどのような罪人であっても、子の素行・人間性に問題がない限り、等しく基本的人権が尊重
されなければ法の下の平等に反します。これは法の精神以前に、人としての尊厳、知的生命体のモラルを
問われる問題です。

従って、焼死した二人に対し「師匠と妻の子だから標的とされるのは仕方がない」とか「師匠と妻の子どもを
殺すことも復讐としてはアリ」あまつさえ「師匠と妻の子供である限り無関係ではない」と結論するのは
知恵の回る者であれば避けたいところなのですが、おそらく重千代さんもそのあたりは重々承知の上で、
敢えてこのような無茶を言わずにはいられないほどのショックをこの事件に感じられたのでしょうね。


ただ…。

私はたった一つだけ
>これほどひどい言い方ではないにしろそれに近いようなことを言ったんだと思います。
と信じる根拠は教えていただきたかったと思います。ここに関してはキャシー側と妻側では証言が食い違って
いる上に、今では事実関係の解明が無理な部分なので、両者に公平であろうと思うのであれば、この部分の
有無を何らかの判断の基準に持ち込むのは不公平極まりなく「あった」とするのも「なかった」とするのも、
既に何らかの偏重があることを示すものですから、この偏重を正当化するためには事実関係を推量するに
十分な根拠が提示される必要があると思います。

伺えなくて残念です。

673紫煙狼:2010/01/01(金) 01:59:26
それから…。

重千代さんの主張を可能な限り鵜呑みに承諾するとしても、被害の程度を加害者の
意思によって限定しえない「放火」という方法を用いた犯人に対し
>懲役5年くらいが妥当な線だと思いますね。
と思ってしまうところは、是非とも認識を改められるように強く要望いたします。

現住建造物放火殺人は無差別テロでしかありません。どのような事情を酌みしても
無差別テロに対して懲役5年という結論はあってはならない。その点だけは
再考し猛省すべきです。

674ufloat:2010/01/01(金) 07:05:51
> 私の話はこれで終わります。反論されてもかまいませんが、それについては反論しませんのでよろしくお願いします。

以前にも見た気がするパターンですね。「デジャ・ヴ」というやつでしょうか。
とりあえず、私の意図を繊細に補足してくださった無精髭さんへのお礼の意味も込めて、
一筆書いておきましょうか。

>>666
> それはね、親子なのに「無関係」と言ったから「無関係」じゃないと訂正し

そりゃどうも。しかし、これは到底「訂正」などといえたものではなく、
私の真意を汲んでくださった無精髭さんは「こんなもの訂正と呼べる代物ではない」と
おっしゃりたかったのではありませんかね。

>>670
>> 「懲役」とか「量刑」とかいう言葉を使ってはいます。そんなこと言われたくはないですね。
> 根拠レスなことをお書きになったようだからちょいと反論したまでです。法律や裁判にご興味が
> おありならufloatさんとはその方面で議論されてはいかがですか?

いや、その方面で議論をするのは構いませんが、
> 「懲役」とか「量刑」とかいう言葉を使ってはいます。そんなこと言われたくはないですね。
とおっしゃっていながら、量刑の根拠として
> 「懲役5年」には何の根拠もないです。ただ、これくらいが妥当かなと単に思っただけですね。
などと主張されている方とは、いくら無知で法についてド素人の私が相手であっても、
議論するどころではないのではありますまいか。

>復讐 or 八つ当たり
犯人にとっては、不倫相手と妻(真偽は不明だが、犯人は暴言を吐いたと主張している)
の子を殺すのは「不倫相手」と「暴言妻」への復讐のつもりであったかもしれませんし、
本事件について知った人が、犯人の行為は復讐であると主張なさるのも結構。
それでは、この犯人が不倫相手とその妻に行った行為が復讐であるとして、
この犯人が被害者たる子どもたちに行った行為は何でしょう。
どう考えても「虐殺」以外の何者でもありません。間違っても復讐であるわけがありません。
子ども2人を虐殺して懲役5年などとは、そんなバカな話があるわけないでしょう。
> 「懲役」とか「量刑」とかいう言葉を使ってはいます。そんなこと言われたくはないですね。
などとおっしゃっていますが、子どもたちに対する虐殺行為(+ 周囲に与えた公共の危険)の責任を
裁くのが我が国の法律であって、被害者に復讐されるいわれなどないわけですから、
「これは復讐だから懲役5年」なんてふざけた判決は絶対にあり得ません。
これが「不倫相手の大切な道具を破壊した」などであれば、「犯人 -> 不倫相手」の加害の図式が
成り立つので情状酌量もあるかもしれませんが、日本の殺人罪は「犯人 -> 被害者」の加害を
裁くものであって、この図式に「親」なんざ出てこないので(子どもは親の所有物ではない)、
復讐だから罪を軽くすべきなどといった珍妙な話が出てくるわけがないのです。
無論、法に関する話を度外視するならそれもありかもしれませんが、無精髭さんの
> まっ、重千代さんが法の裁きにご関心がないのは分かりましたよ。。。
これに対して「法なんかより、〜といった問題が重要と思っています」などと返答されていれば
まだそちらの方向で話を進めることができる余地はあったところを、
> そんなこと言われたくはないですね。
と返答されつつ、日本国の法律で認められるわけもない復讐だのという珍妙な話を持ち出し、
懲役5年などの主張をなさって「量刑とかの言葉を使ってはいる」などと言われましては、
これはもう、さすがにあきれる以外に反応しようがないです。

>>673
紫煙狼さんのおっしゃりたいことは百も承知していますが、あえて言わせていただけば、
「ある日、突如として知らない人が目の前に現れ、ガソリンを撒き散らして火をつけた。
傍らにいた弟がまず火達磨になり、そして自分も炎に包まれ、全身を焼かれながら力尽きた。
ところが近頃、私たちを焼き殺した犯人は懲役5年でいいなどと言い出す人が現れた」
このような話ですから、仮に公共の危険がなかったとしても、懲役5年なんて言い分は
再考すべきですね。重千代さんはこのように殺されても平気なのかもしれませんが、
私は嫌です。どうして自分に無関係の問題で殺され、しかも自分に無関係な問題のせいで
「自分らを殺害した」という行為の責任さえ軽くなることが許されましょうか。

それで、ここまで書けば大体お分かりになるかと思いますが、私が以前に雑談スレッドで書いた駄文
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2776/1047995308/2632-2633
は、本件のようなケースを念頭に置いているものです。

675ゴムテツ:2010/01/01(金) 12:43:41
無精髭さん、それに紫煙狼さん、ufloatさんも、論点ずれまくりですよ。
書けば書くほど、貴殿達の賢さは現われますが、無理解ぶりも著しいです。

自分の主張を考えるより前に、
重千代さんの言わんとしていることを理解しなくちゃ。
そりゃ無学かもしれないし、言葉足らずでしょうけど。

前にも同じ様な書き込みもありましたが、やはり理解されていなかった。
残念です。

676Ken:2010/01/01(金) 16:37:13
いや、だから論点て何さ。キャシーの量刑として無期懲役が妥当かどうかじゃないの?重千代さんはキャシーには相当酌むべき事由があるから無期懲役は重過ぎる、5年くらいが妥当、それ以外の人はキャシーには情状酌量される余地はあまりないから無期懲役は重すぎるとはいえない、という感じでしょ。重千代さんのあいまいな書き方の点に関して途中でやや脱線してますけど、それ以外は普通に議論が成り立ってると思いますよ。

>>662連日連夜?電話でたとえどんなことを言われようと耐えて事件を起こさないような強靭な精神の持ち主出ない限り、キャシーでなくても何らかの行動を起こしていたと思いますね。
>>666でも、それ以外の行動を起こしてしまったわけで、キャシーはそういう罵りに堪えられなかったし、他の人でも同じようにしたかもしれないと言ったのです。

いや、そんなことないって。連日連夜同じ人物から電話がかかってきて参ってしまうってよくあることですよ。私も過去に二度ほど。でも、それでいちいち相手の子どもをぶち殺してたら世間はものすごく混乱しちゃいます。だからこそ、この事件には厳罰が必要なわけです。

放火殺人で被害者二人というのは死刑になってもおかしくないわけで、無期懲役で済んだというのは情状酌量されたからでしょう。もうちょっと他の事件も見てみれば「懲役5年」というのは放火殺人の相場観から著しくかけ離れていることがわかるはずです。

あと、いつも書きますけど、書いたあとに読み返すのは大事ね。それで、自分の書いたのがどんな風に読めるのかチェック。そうじゃないと、どうでもいいようなことで話がどんどん脇にそれちゃうから。

>>「何の過失もないのに子ども2人を失った」

は主語が省略されてますけど、主語は「妻は」あるいは「キャシーは」しかありえないです。「(子どもたちは)子ども2人を失った」は日本語としておかしいです。

重千代さんの妊娠・中絶に関する認識が変だなあと。ふつう大人は、セックスしたら妊娠することがあること、結婚もせずに妊娠したら困ってしまうことを知っています。さらに、キャシーは一度実際にそれを経験したにも関わらず二度目の妊娠をするわけです。中絶手術も本人の同意がないと受けれらないです。ですから、妊娠・中絶に関してはキャシーにも相応の責任があります。

一方で、それは妻の預かり知らないところで起きたわけで、妻には責任が一切ないです。ですから、中絶手術の痛みを妻に負わせようとするのは八つ当たりであって復讐とは呼べないです。

妻に責任があるとしたら「暴言」に関してのみ。暴言に対する対応として世間一般で許容されるのは、暴言を返すとか、平手打ちにするとか、という程度であって、子どもを焼き殺すのはもってのほかです。

677無精髭(明けましておめでとうございます):2010/01/03(日) 01:07:11
>私の話はこれで終わります。反論されてもかまいませんが、それについては反論しませんのでよろしくお願いします。

それは残念です。私の方では常時反論を受け付けておりますので、お気が変わりましたらいつでもどうぞ。

>>「八つ当たり」を「復讐」と言い換えたところで、それは語用論的な問題であって、ufloatさんの仰りたいことの本質には何の影響もないでしょう。
>
>と書いておきながら「復讐と八つ当たり」について長々と説明しているのはこれらの言葉についてこだわりをもっているからではないでしょうか?

もちろんこだわってます。ufloatさんにとっては瑣末な問題でも、重千代さんにとっては重要な問題だったのでしょう? 
だからこそufloatさんの書き込みの骨子を無視してまで言葉遣いにこだわったのではありませんか? 事の次第は、
重千代さんが妙なこだわりを見せたから、それに対して私がこだわったと言うに過ぎません。ちなみに議論(?)が
横道に逸れたのはKenさんが仰るように、思わせぶりな書き込みをしたり瑣末なことにこだわった重千代さんが原因です。
しかも私の質問にろくすっぽ答えてくれないまま、議論(?)を打ち切ってしまわれたのには、開いた口が塞がりません。
あと、師匠の妻を批判することが「つまらない書き込み」なわけがありませんよ。書き方次第では師匠の妻を中傷する
おバカな輩を調子付かせて現在の師匠夫婦とその子どもたちの平穏をぶち壊してしまうかも知れないのですから。
下手をすればもっととんでもないことを引き起こすきっかけになるかも知れないのです。だから釈明も何もせずに
議論を放棄することは無責任とさえ言い得るのです。ログはいつまでも残り得るわけですから、例えば数年後に
重千代さんの書き込みを読んだ人が開眼してしまうことだって完全には否定できないわけです。

どうやら重千代さんみたいな人には、>660において「八つ当たり」を「復讐」と言い換えたところで
その論旨に影響はない、ということを該当箇所を挙げて説明する必要がありそうですね。

>「XはAと不倫関係にあり、2度も堕胎した。Aの妻のBはXを罵倒した。
>怒ったXは(AやBを攻撃するでもなく、なぜか罪のない)CとDを殺害した」
>こういうのを日本語で「八つ当たり」といいます。

上記「八つ当たり」を「復讐」と言い換えても、「こういうのを日本語で〜といいます」が
「(AやBを攻撃するでもなく、なぜか罪のない)CとDを殺害した」に掛かっていたのが、
「XはAと不倫関係にあり、2度も堕胎した。Aの妻のBはXを罵倒した」に掛かるというだけです。
「XとAとBがどのようなケンカをしようが知ったことではありません」以下の文章との関係で
考えれば、言い換え後、急に「(AやBを攻撃するでもなく、なぜか罪のない)CとDを殺害した」
に対する言及に切り替わることになるわけですから、ややちくはぐな印象を持たれるかも知れ
ませんが、その後論者の姿勢は貫徹されているわけですから、語用論的な意味で論旨展開に
無理が生じているとも言えないでしょう。ただし

>CとDには何の関係もなく、ただの八つ当たりなのですから当然です。

ここも「復讐」と言い換えなければならないとすれば、語用論的に無理が生じるかも知れません。
とはいえ「ただの」と修飾されているのを考慮すれば、「無意味な復讐」という意味に読み替える
こともできますから、あながちそうとも言い切れない気もしますが。ましてや

>これでXが微罪で済むとしたら、罪もなく殺されたCとDの権利はどうなりますか。
>「親がひどいやつなら、子どもは殺されて構わない」わけがありません。
>つまり、「胎児の価値」など最初から論点にすらなり得ないのです。

ここが>660の論旨にとって一番の要だと思うのですが、ここでは「復讐」とか「八つ当たり」
とかいった言葉が出てきません。しかし、この文章を読むに付け、子どもたちが殺されたことを
的確に言い表す言葉として、「復讐」より「八つ当たり」が相応しいとされていることは明らかです。
注意していただきたいのは、ここより前の文章で否定されている「復讐」とは「目的が子ども
である場合」のそれであって、重千代さんご執心の「目的が親である場合」のそれではない
ということです。(ただ、こう言われるだけでは全くお分かりにならないかも知れませんので、
後に詳述したいと思います。)

678無精髭:2010/01/03(日) 01:09:01
言葉の印象というのは言論の本質に影響することなどないです。レトリックとロジックは両立し得ますからね。
「八つ当たり」と「復讐」は語義が違うので、表現としてどちらを使うかによって言論の印象は変わるでしょう。
しかし、あくまで表現の一手段として言葉が選ばれる限りは、言論の本質に影響を与えるとまでは参りません。

師匠に堕胎を頼まれて・その妻に堕胎を侮辱されて、その腹いせ(子どもの無念を晴らす??)に師匠夫婦の
子どもを焼き殺したことをどう呼称するにしても、とどのつまりは価値判断によって選ばれるのですから別の
解釈も可能である点に留意しましょう。解釈が変われば呼称も変わるのは必然です。

死んだ胎児を弔うための放火殺人という行為について、死んだ胎児を弔うためというキャシーの理由付けが
彼女以外の人間にとっても自明なものであるとは言えないため、立場や見方を変える中でいくつもの解釈の
余地が生じても不思議はないという次第です。これが例えば「放火殺人」という事実について「絞殺そして
放火」という判断を下したり、本来、現住建造物等放火罪に当たる行為に非現住建造物等放火罪を適用した
場合は誤謬となりますが、目的・理由はそもそも事実判断に基くものではありませんし(「原因」と違うこと
に注意)、それらがはっきりしていないならば、事象について様々な憶測を招いてしまうのは避けられない
でしょう。キャシーですら「中絶で死んだ胎児=焼け死ぬ子ども」という価値判断に基いて凶行に及んだわけ
です。ちなみに重千代さんの解釈を信じる限り、キャシーは「中絶で胎児が殺された」と思っていたのか、
「堕胎を侮辱されたことで胎児も侮辱された」と思っていたのか、その点が曖昧です。前者が理由となって
いる場合、復讐の対象は師匠だけでありますから(だとしてもキャシーに責任がないわけではない)妻は
とばっちりを受けたことになり、後者が理由となっている場合は復讐の対象は妻だけでありますから今度は
師匠がとばっちりを受けたことになります。しかし後者に基いて相手の子どもを殺せばKenさんが仰るように
過剰報復と言わざるを得ませんから断じて許されるわけがありません。そして前者においてキャシーの責任が
否定できず、後者がそもそも論外である以上、仮に両方が復讐の理由になっているとすれば、それは狂気の
沙汰としか言えないと言う結論になります。(しかしながら前にも書いたように、キャシーが堕胎したことを
侮辱しても胎児を侮辱したことにはならないので、思考の推移や等価の図式については、キャシーが狂っているか
重千代さんが間違っているか、どちらかであると言わざるを得ません。)

「八つ当たり」や「復讐」という言葉が言論の本質に影響を与えるとすれば、言論の中でそれらの言葉の意味が
考察の対象となっている場合です。概念を分析したり綜合したりする際にはそれが言葉として元々持っていた
意味や使用例に着目しなければなりませんから、そういう考察対象に言及するならより厳密な言語使用が求め
られるのです。換言すれば、事実(辞書的な意味・慣用)と意見(定義・解釈)を明確に分けて論じる必要が
あるのです。

679無精髭:2010/01/03(日) 01:10:53
ufloatさんが終始仰っているのは、「ある者との間に揉め事があったとして、どんな理由付けをしようとも、
その揉め事とは関係のない者に危害を加えるのは間違っている」ということです。この事件にそれを当てはめるなら、
「堕胎しなければならなかったことと堕胎を責められたことを理由にして子どもを殺すなんて馬鹿げている」
ということになりますか。

それに対して重千代さんは「もしキャシーの言うとおり師匠の妻が罵詈雑言を浴びせたのが事実なら復讐されても仕方ない」
の一点張りでした。しかしながら仮に復讐心が芽生えるのを抑えられないのだとしても、方法や対象を選択することは
できるわけで、そういう意味でufloatさんは「キャシーが師匠夫婦に危害を加えたのならまだ話は分かるが」と譲歩されて
いたのにもかかわらず重千代さんが歩み寄る姿勢をお見せにならなかった以上は、キャシーが復讐方法やその対象に
放火殺人や不倫トラブルと無関係な子どもたちを選んだことを肯定するものだと断定されても仕方がないわけですよ。

そこで問題になるのはその肯定の仕方です。重千代さんが仰るように師匠とその妻の言動がキャシーの凶行の原因に
なったとして、復讐心の芽生えから犯罪計画の実行という流れが、(1)キャシーという特定の個人の場合にしか
起こりえなかったと主張されているのか―――つまりこの事件で子どもたちのような無関係な者が死ななければ
ならなかったのはキャシーが特別な人間だったからと仰っているのか―――、それとも(2)キャシー以外の多くの
者にも起こりえたと主張されているのか、ということですね。ところで、もし(2)のケースに重千代さんも含まれる
のであれば、そんな危ない人と議論なんかしている場合じゃありませんけどね(笑)。しかし、このbbsに書き込んで
来られた以上、それはありえないなと一応判断させていただきましたが。

重千代さんが(1)のように本件の復讐を肯定されている場合、その根拠はおそらくこうでしょう。
「あの時のキャシーの心理状態については師匠とその妻の言動によるストレスか何かで狂気に囚われて理性が
麻痺してしまっていたと捉えるべきだ。そうでなければなぜあんな馬鹿なことができたのか説明が付かない。
それは善悪を弁識する能力が極限まで減退していたと捉えるべき状態なのであり、正にそういう状態であったのが
事実であるならば刑法39条2項に基き最低限にまで減刑すべきだ」重千代さんが復讐そのものを肯定しているのでない
限り、こういう風に本件において復讐の発生が不可避であったと、やや遠回しな肯定をされているのだと解釈するのが
マナーと言うものでしょう。

680無精髭:2010/01/03(日) 01:11:34
(以下、本来「心神耗弱者」とすべきところをあえて曖昧に「狂人」と表記させていただきます。)

その妻の暴言について事実関係が明白でない以上(否、キャシーと師匠の間で交わされた言葉のやり取りについても、
先入観を払拭して見返せばまた違った解釈が出来るかと思いますが)、重千代さんの主張にはそれなりの説得力があります。
但し、Kenさんもご指摘されていますが、重千代さんは同じ条件下でならキャシー以外の者にも凶行の可能性はあったと
はっきりお書きになっているから、その言説においてキャシーを特殊な人間として扱う(1)のような復讐の(否定的な)
擁護が成立する余地はないはずです。「キャシー以外の者」と言う部分に「キャシー以外の狂人」という意味を込めて
用いていらっしゃるのであれば話は別ですが。しかしそうだとしたら、重千代さんの認識では、ネット上で誤解を招く
ような書き方をしてまで一々擁護して回らねばならぬほど世の中は狂人で溢れ返っている、ということになりますね。
また、その他の狂人たちがまるで示し合わせたかのように狂人キャシーと同じ行動を取るとも限りませんし。キャシーと
同様、善悪を弁識する能力が減退していたとしても、あくまで異なる人間である以上は、その他の狂人にとっても
キャシーの復讐までの経緯が自明であるとは限らないわけです。

さてそうなりますと、重千代さんが本件の復讐を肯定する仕方は(2)ということになるでしょうが、既にお書きした
ように「キャシー以外の多くの者」という部分が「キャシー以外の多くの狂人」を指すとはちょっと考えにくいので、
その部分に関しては余計な意味を付与したりせず字義通りに解釈すべきでしょう。すなわち「キャシーの立場に立てば、
キャシーが特別とは言えないくらいきっと多くの人(心身ともに健康で、平均的知性を持っている女性の多く)が
凶行に及んだことだろう」というのが重千代さんのご主張かと思われます。

それに対する私の意見については遠回しにお書きしたつもりだったのですが、どうも伝わらなかったようですね。
分かりやすく一言で返答しますと「うん。仮にそうだとしても、だから何?」に尽きます。こと犯罪行為に関すること
なのですから、いくら多くの人の内には何かあれば復讐心を抑えきれずに暴発してしまう傾向があるからと言って、
自分もそれに合わせる必要はありませんし、自分にその傾向があるのが否定できないとしてもそれを直したり抑えたり
できないと決まったわけでもありません。その点、重千代さんは私と反対の立場らしいですから、私は重千代さんの
ことを哀れみの意を込めてペシミストとお呼びしたいと思います。というか、多少なりとも共感の意味を込めて
キャシーの気持ちが分かる・彼女が復讐した理由も分かるとか言っている人たちは、今すぐ考えを改めた方が好いですよ。

681無精髭:2010/01/03(日) 01:12:02
>668に書いてある「復讐と八つ当たり」に関しては理解できないです。

仰るとおり分かりにくかったかも知れないですね。文章が下手なのは自覚しております。ただ文脈さえ掴めれば大して
難しい(他人に理解できないほど特殊な)ことは書いていないと思うのですが。内容の方は難しくないという証拠に、
紫煙狼さんの>672の前半部分「何らかの害を受けた者が、(中略)「事実に変わりはない」のではないでしょうか?」
(4行目〜16行目)は私が>668で書いたこととほぼ同じ内容を述べたものですが分かりやすいです。特に、11行目
から16行目までの文章は>668の見事な要約です。更には、ufloatさんは>674の「それでは、この犯人が不倫相手と
その妻に行った行為が復讐であるとして、この犯人が被害者たる子どもたちに行った行為は何でしょう。どう考えても
「虐殺」以外の何者でもありません。」という部分で、キャシーの犯行目的が曖昧なところを指摘しつつ複数の解釈が
成り立つということをお書きになっていますが、こちらも私の考えと共通しています。紫煙狼さんも復讐と八つ当たりは
同時に成立し得るものではないかとお書きになっていますし。しかもufloatさんは当初から「重千代さんの視点には、
完全に「何も過失がないのに焼き殺された子どもたち」の部分が欠如しています」(>650)とご指摘されているでは
ありませんか。

被害を受けた子どもたちにとってキャシーの行為が復讐となり得ないのは、それがあくまで「親への復讐」として認識
されるに止まるからであり、子どもたちが親の関わっているトラブルとは無縁の立場にある以上は、永久に「自分たち
への復讐」と認識されることはありえないのです。本件で焼き殺された子どもたちに限らず誰でもそうだと思いますが、
人から何か危害を加えられた場合、その目的が「自分への復讐」でなく「自分にとって親しい者への復讐」だったとしても
実際に危害を受けたのは他ならぬ自分なのだから、「自分が危害を受けたことで自分にとって親しい者が精神的に傷付く」
ということとは別に、実際に自分に加えられた危害の意味について新たに認識し直すことはむしろ自然なことでしょう。
つまり(間接的)報復者による間接的危害と直接的危害を別々の名前で呼んで区別することは、特に危害を受けた側の人
たちにとっては自分たちが各々暴力に対抗する権利を持ち、その範囲内でそれを行使することが許されている以上、
当然の要請でしょう。

つか、なんでキャシーにとって復讐であるというだけで、身に覚えもないことで子どもたちが焼き殺されたのが
「復讐」されたことにならなければならないのでしょう? キャシーにとっては子どもたちが焼き殺されたことに
師匠夫婦が「復讐」の意味を見出す必要があるんでしょうけど、じゃあ焼き殺された子どもたちは自分たちが焼き
殺されたことにどんな意味を見出せというのですか。キャシーははなっから子どもたちに対して自分の行為の意味を
用意していなかったか、「憎い夫婦の子どもだから憎い。だから殺してしまえ」くらいの真意はあったが余りにも
情けない理由なので話したくなかったのか、どちらかでしょう。いずれにせよ、キャシーの放火は子どもたちに
とっては無意味な暴力であることに変わりはないのです。こういう暴力に対し、「八つ当たり」と言おうが
「腹いせ」と言おうが「虐殺」と言おうが、率直に言って子どもたちの自由でしょう。重千代さんはその権利を
子どもたちから奪おうとしていることに気付くべきです。

682無精髭:2010/01/03(日) 01:13:41
せっかくですから>668を砕いて言うと、「俺が思うにキャシーが殺したいほど憎かったのは、本当は子どもじゃなくて
師匠夫婦なんだろ? でも、大人を殺すような力も度胸もなかったから仕方なしにその矛先を子どもに向けただけ
なんだろうな。まあ、こんなふうに考えたら、その呼び名については八つ当たりでも復讐でも好いやんけ」となります。

もう少し補足するなら「キャシーは、師匠による堕胎の強要(?)と妻による堕胎の侮辱(?)に対してあまりに腹が
立ったので、腹いせに奴らの子どもを殺してやろう、と考えたのだろう。でも子どもたちは事件とは無関係だから八つ
当たりだよな」というのが私やufloatさんの意見。

一方、重千代さんの意見は「師匠夫婦から不愉快な思いをした腹いせにその子どもたちを殺すのは八つ当たりではなく、
子を殺すことによる親への復讐というべきである」ということ。そこで私が「でもやっぱ子どもは事件とは無関係だから
その意味では八つ当たりだよな。その意味でも八つ当たりじゃないんだったら、子どもじゃなく師匠夫婦を殺すでしょ」
と反論したつもりです。おそらくこれに対する重千代さんの反論は「しかし焼き殺された子どもは師匠夫婦の子どもだから、
キャシーの場合それを殺せば復讐になる」という感じになるのではないでしょうか。全く以て不毛な議論ですね。

閑話休題。

>656で「同一人物によるものではありませんよ?」と私が申し上げたことに対して重千代さんは完全に意図を読み違えて
いらっしゃったようですなので解説いたします。私が申し上げたかったのは、「堕胎してくれ」と「堕胎するなんてバカ?」
の二つを一人の人間に言われたのならキャシーが混乱するのも無理はないが、それぞれ違う人間から言われたのならそれを
言った方の人間に対して感情の矛先を向けるべきで、言っていない人間に矛先を向けるのは間違っている、ということです。
要するに夫婦だからと言って、師匠の頼みを聞き入れざるを得なかったことから来る感情(怒りなのか悲しみなのかは
知りませんけど)を師匠の妻に向けるのはお門違いですし、師匠の妻が堕胎について暴言を吐いたことへの恨みを師匠に
向けるのも先と同様です。一緒くたにして恨みを増幅させんなよってことですね。

>「堕胎したくなかったのに堕胎させられて、お前は平気で堕胎するような女」とは言われたくないですよね。
>自分が望んでいないことを頼まれてやったのに、他の誰からもそのことで罵られたくはないですよね。

ああ。要は「事情も知らないくせに知ったようなこと抜かすな」と言いたいわけですか。でもだったら重千代さんも
同様の過ちを事件当事者に対して犯していることをまずは自覚しましょう。話はそれからです。

P.S. 重千代さんは、不倫も頼まれてやったとか言いそうでコワイw

683無精髭:2010/01/03(日) 01:14:47
>675
八つ当たりと復讐に関しては重千代さんが持ち出した論点だから、この点で議論が横道に逸れたとすれば重千代さんのせい
でしょう。私やufloatさんや紫煙狼さんは重千代さんとは異質な主張を展開しているわけで、しかも重千代さんの主張には
賛同できるところが皆無であるどころか認めたくないところばかりですから歩み寄ろうにも歩み寄れず、結果として議論が
かみ合わないという事態になるのは致し方ないでしょう。それを傍から見た人にすれば、どちらの主張に肩入れして解釈
するかによって、もう一方の側の主張に対して「論点ずれまくり」と感じてしまうのは当たり前です。私やufloatさんの
立場からすれば、重千代さんのレスも「論点ずれまくり」であると言えるでしょう。まあ客観的な見方をすれば、
どちらにもそれ相応の道理というものを見つけることは出来るんじゃないですかね? 尤も私は自分の考えを度外視しても
重千代さんの考えには賛同できそうにありませんがね。あと、そんな重千代さんの主張であれ、ある程度は理解している
からこそ賛成とか反対とか言えるのですよ。

>前にも同じ様な書き込みもありましたが、やはり理解されていなかった。

どの書き込みのことですか? 分かるような分からないような。ただね、少なくとも私はufloatさんや紫煙狼さんやKenさん
と比べてメチャクチャ長くて読みづらい文章を投稿していますけど、確か過去ログにて私と同じような意見を簡潔明瞭に
書いている人が結構いたはずですよ。にもかかわらず重千代さんのような書き込みをする人は絶えないわけですから、
そういう人たちからすれば私が考えているようなことって理解しづらい考えなのでしょうね。まあお互い様と言うことで。

ところでゴムテツさんは重千代さんの真意を汲んでいらっしゃるようだから、代わりに議論に参加していただければ幸甚です。
議論したい(互いの主張を戦わせたい)わけではなく、ただ自分の主張にある程度理解と賛意を示して欲しいと仰るのなら、
重千代さんの考えには賛同できそうにないとは申しましたが、決してその用意がないわけではありません。>626で

>かと言って、きゃちいさんのように被害者批判をする者を排除したいというわけでもなく、矛盾していると
>言われれば矛盾しているのですが。先述した道徳的な問題とは別に、自分とは違う感覚を持った人がどのように
>それを言葉で伝えてくれるかということに興味がありますので。私にも実感できるように伝えてもらえるのであれば
>とても素晴らしいことです。

と書いた通りでございます。ただし表現の仕方にはくれぐれも気を付けて頂きたいです。そのことに関しては一言二言
突っ込むことがあるかも知れません。

「自分の主張を考えるより前に、重千代さんの言わんとしていることを理解しなくちゃ。」と仰ったことについては
確かにその通りだと思いますし、これまで私もそうしているつもりでいたのですが、ゴムテツさんから見れば全然
そうなってはいなかったのですね。ゴムテツさんが本当に残念だと感じていらっしゃるのであれば、私のような出来の悪い
生徒にも重千代さんとの議論で一体何がどう間違っていたのかをきちんとお教え下さるものと信じております。

684ufloat:2010/01/03(日) 10:30:27
>>675
ゴムテツさんのお考えになる論点とは一体何なのでしょうか。
この話はまず重千代さんの「懲役5年くらいが妥当」という問題提起から始まって、
重千代さんが議論拒否宣言をなさるまで続いているわけです。
ゴムテツさんは「いや、量刑問題など無関係。論点は別にある」と主張なさるかも
しれませんが、無精髭さんが
>重千代さんが法の裁きにご関心がないのは分かりましたよ。。。
と一種の「助け舟」を出されたことに対し、重千代さんが
>「懲役」とか「量刑」とかいう言葉を使ってはいます。そんなこと言われたくはないですね。
と返した以上、ゴムテツさんのお考えはどうあれ、重千代さんとの議論の中では、
少なくとも「量刑」の論点が否定されなかったことは明らかでしょう。
ここで「その通り。懲役5年は全くのたとえ話で、私がしたいのは別の議論だ」
と重千代さんがご返答なさっていたなら、まだ話は違うのですが。

>>677
>ややちくはぐな印象を〜
すみません、分かりづらかったでしょうか。だからこそKenさんのおっしゃる通り、
十分読み返すのが重要なのですが、推敲・訂正が甘かったようです。

それはともかく、本件に関しては、2賢者と1バカ、それにKenさんを加えた4者で
要点を統一するのは簡単ですが、あえて各者異なる問題点を指摘しているのが面白いですね。
少なくとも私は半分意図的にやっていたので、他の方もそうではないかと。

・無精髭さん
不倫を行ったのは犯人の側にも相応の責任があるし、関係を持った末に堕胎に至ったのも同様。
「合意の上での不倫の末、堕胎したことに関する相手側の責任」と「相手の子2人を焼き殺す行為の責任」が
等価であろうわけがない。

・私
親の間でいかなるいさかいがあっても、何の罪もない子に矛先を向ける行為は
理不尽かつ非道な殺人以外の何者でもない。肯定されることはあり得ない。

・紫煙狼さん
そもそも妻が暴言を吐いたというのは、犯人がそう言っているに過ぎないわけだし、
やった証拠はない。妻の責任を指摘するなら、暴言があったと信じるに足る理由を出すべき。
それから、危険性の高い放火殺人は何があっても許されざるものだ。

・Kenさん
不倫や堕胎に関しては、妻には何一つとして責任を負うべき事情はない。
仮に妻が暴言を吐いていたとしても、それで子2人を殺そうとするのは逆恨みでしかない。

これだけの要点が、何ら矛盾なくすべて成立してしまうわけです。
ゴムテツさんは分かっておられるようですが、重千代さんの主張なさっていた論点とは
一体何なのでしょう。いくら重千代さんの考えを理解しようと努力してみても、これらの要点に
すべて矛盾せず成立するような仮説を、私はただの一つとして出すことができませんでした。
ぜひともご教授をお願いします。

685ufloat:2010/01/03(日) 11:36:43
さて、ここからは全くもって蛇足なのですが、少しばかり補足を。
私の主張に次のような疑問を持たれた方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません
(事実、紫煙狼さんやKenさんがその後に書き込まれた記事には、この部分の論点を
補足する内容が含まれています)。

1.どうして妻が暴言を吐いたことを前提としているのか。
2.妻が暴言を吐いたからといって、妻に不倫、堕胎その他の責任はないのに、どうして
「A(不倫相手)やB(その妻)を攻撃するならまだ同情の余地がある」と主張するのか。

まず1に関しては、私はそもそも「何があっても無関係の子を攻撃する道理はない」
という立場ですので、以下のような不毛な議論が発生することを嫌ったためです。
「そもそも妻が暴言を吐いた証拠がない」
「しかし、犯人が放火殺人にまで至った以上、暴言はあったと考えるのが妥当だ」
「なぜ妥当なのか。決め付けではないか」
「そうでなければ放火殺人まで起こすわけがない」
「なぜ放火殺人から暴言を推測できるのか」
「暴言がなければ放火殺人はあり得ないからだ」
この意味不明な堂々巡りを回避するために、「暴言があった」という最悪のケースを
仮定した上で、「仮にそうであっても子どもを焼き殺す理由はない」と主張した
までで、妻が暴言を吐いた事実を是認・肯定する意図は一切ありません。

次に2。上記の理屈から行けば、上記のようなタイプの「あった」側の主張は
「暴言がなかったなら放火殺人など発生するわけがない。
すなわち、放火殺人に至るまでには暴言があったと推測される」
とでもなりましょうが、言うまでもなくすさまじい価値観です。
暴言と放火殺人は普通は結びつかないわけで、仮にこのような思考回路の人が
大半であれば、日本では各地で連日「のろし」が確認されることでしょう。
しかし、「暴言 -> 放火殺人」が結びつく人に対し、必死でそうでないことを
訴えてもやはり堂々巡りですので、あえて「妻への攻撃はまだ分かる」が
「子どもに攻撃するのは許されない」と私の本筋の主張をしたわけです。
ちなみに「攻撃」といっても、暴言に慰謝料を求める、悪質なら被害届けを出す、
といった合法的なやり方や、侮辱で返す、ひっぱたくといった非合法ながら
悪質性の低い方法もあるのは、無精髭さんやKenさんがおっしゃっている通りです。

686CとD:2010/01/03(日) 16:26:09
無精髭様のおっしゃることは100%正しいです。誰が何と言おうとまちがいはありません。よ〜く読んでください。おかしいと感じるところや矛盾していると感じる個所があると思われるかもしれませんが、それは気のせいです。もう一度、ちゃんと彼が書いたものを隅から隅まで何度も読み返してみましょう。ね、彼が正しいことがお分かりになりでしょう。彼の書いたことはいつだって正しいんです!間違いはないんです!分かってもらえない方のためにあえて書いてみました。よろしくお願いしましゅー。

687無精髭:2010/01/03(日) 22:47:08
>686
ここ一連の書き込みの流れを追っている者として、>686さんの投稿からはゴムテツさんの文章と同じか
それ以上に唐突な印象を受けたため、非常に失礼ながら初見の際、一体何を書いていらっしゃるのかが
よく理解できませんでした。元い、>686の読解に際して頭の中が混乱してしまいました。私は>677-683において
自分なりに重千代さんの論旨にかなり接近した上で批判を展開したつもりでいましたから、>686さんは私がそこで
ある程度重千代さんの考えに理解を示していることを指して「無精髭様のおっしゃることは100%正しいです」
とお書きになったのであろうかと思った位です。つまり、「誰が何と言おうとまちがいはありません」以下の
文章は、私の方では反対(というか拒絶)したとは言え、そういう姿勢を正当化するために一定の理解を示さざる
を得なかった(論拠も示さずにただ反対したのでは議論に参加する資格があるとは言えないですから)当の
重千代さんの考えについて言及されたものではあるまいかと一寸の間、勘違いしてしまったほど、頭の中が
混乱いたしました次第です。>686では私の名前は冒頭で一度しか出て来ておりませんし、その後三度出てくる
「彼」というのが重千代さんを指している可能性が否定できなかったことが原因なのですが(重千代さんの
性別などこの際どうでも好いでしょう)、もちろん当方の勘違いで宜しいのですよね? 万が一そうでなかった
場合、重千代さんの名誉(?)の為に書かせていただきますが、私が批判せずともufloatさんその他の諸賢が
お書きになったことだけで重千代さんの論旨が完璧でありえないのは証明されているように思われます。
ですから重千代さんの書き込みについて「おかしいと感じるところや矛盾していると感じる個所があると思われる」
のは、あながち「気のせい」とも言えないのではないかと思います。私は重千代さんを批判する文章を書く上で
何度も重千代さんの文章を参照いたしましたが、読めば読むほど重千代さんの考えが正しいことが自明になる
どころか、議論に望む態度や論旨展開、果ては倫理観に至るまでこりゃ間違っているぞという思いが強く
ならざるを得ませんでした。彼の良心の居所が全く掴めなかったのです。

ですから、「彼の書いたことはいつだって正しい」といった過大な評価は、却って重千代さんの主張における
本当の値打ちを下げることになるのではないかと危惧いたします。重千代さんの言い分にだって、盗人にも
三分の理ではありませんが、蟻の鼻糞ほどの道理もないとは言えないでしょう(私が気付かないと言うだけで)。
意図的にではないにしろ、それを>686さんは一掃するに等しいことをなさっているわけですから、繰り返しますが、
重千代さんの名誉の為に、そういう過大評価は控えていただきたいなぁ、と思います。「分かってもらえない方」
―――つまり重千代さんのためにあえてお書きになるのなら、重千代さんやゴムテツさんと同様、>686さんも
論拠を明示する必要があります。現時点では前のお二方も論拠と呼べるようなものを明示されておりませんが。

 参考にした記事
  ほめ殺し http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BB%E3%82%81%E6%AE%BA%E3%81%97
  >誹謗中傷ならば侮辱や名誉毀損で訴えることもできるが、形の上では「賞賛」しているため、
  >訴えることもできないという攻撃対象者にとっては嫌味以外の何物でもない政治手法である。

688無精髭:2010/01/03(日) 22:48:02
>687に書いたことが全て私の杞憂でしたら>686は私に関して言及されたものでしょうから、仮にそうである
ことを念頭に、改めて以下の通りお返事を書かせていただきます。

>686
この度は小生の愚考にご賛同いただきまして、誠にありがとうございます。正直申して、この身に余るほどの
栄誉でございます。ちなみに愚考と申しましたのは、私を含めこのスレッドに書き込んでいらっしゃる方々は、
本件において被害者を批判することは妥当か否かという非常にデリケートな問題も同時に扱っておりますので、
それに対して私なりに一所懸命に考えを巡らせているのですが、一向に要領を得ない書き込みしか出来ないので
歯痒く思っている気持ちを表したものです。

しかしながら折角のお言葉ですが、たとえこのBBSにおいても私がいつも正しいことを言うわけはありません。
>686には「おかしいと感じるところや矛盾していると感じる個所があると思われるかもしれませんが」という記述も
見えることですし、>686さんもどうかそれを単なる「気のせい」と思わず、何か私の論旨に違和感を感じましたら
ご遠慮なくお知らせいただきたく存じます(笑)。むしろ私が他者に求めているのは理由なき賛同ではなく、一言で
言って、問題意識を共有してくれることです。私が取り組んでいる問題を一緒に考えていただきさえすれば、
私の考えに賛成するか反対するかなど私にとっては実に些細なことなのですよ。反論を望むといつも申しているのは、
一般的に見て人は、反論する時の方が同意や擁護のために論じる時よりも論理的であろうとするからです。

私は自分の主張を通すために長文を書いているのではなく、自分の弱点を晒すために・批判を仰ぐために
省略できることをあえて省略せず、疑問に思ったことは一切合財自論に書き加えるようにしていて、その
ために文章が長くなるのです。つまり私の場合、物事の正否についての判断基準は最終的には他力本願
みたいなものなので、長文を投稿するのは、相手を威圧したりうんざりさせたりすることを狙ってのこと
ではなく、単に自信のなさの表れだと思っていただきたいです。

>686さんだけでなく、ufloatさんや紫煙狼さん、そしてKenさんも私の論旨におかしなところがあれば
遠慮なくご指摘いただければ幸甚です。

689CとD:2010/01/03(日) 23:02:57
無精髭様のおっしゃることは100%正しいです。誰が何と言おうとまちがいはありません。よ〜く読んでください。おかしいと感じるところや矛盾していると感じる個所があると思われるかもしれませんが、それは気のせいです。もう一度、ちゃんと無精髭様が書いたものを隅から隅まで何度も読み返してみましょう。ね、無精髭様が正しいことがお分かりになりでしょう。無精髭様の書いたことはいつだって正しいんです!間違いはないんです!分かってもらえない方のためにあえて書いてみました。よろしくお願いしましゅー。

690マリア:2010/01/09(土) 23:21:52

http://www.ohzora.co.jp/release/images/cover/reprint/081108/2633.jpg

この真ん中の人がキャシーですか?

691ゼロ:2010/01/10(日) 08:26:01
真ん中には2人いますが、鉄網格子越しに見えている伏し目がちの女性はいわゆる「セレブ妻」の「カオリン」です。夫バラバラ殺人事件の容疑者です。その下は言わなくても分かると思いますが、福田和子ですね。キャシーはたしか「身の毛もよだつ・・・」とかいうムック本に写真がでていたような気がします。違っていたらごめんなさい。

692ゼロ:2010/01/10(日) 10:54:36
訂正します。キャシーの写真は「身の毛もよだつ・・・」ではなく「隣の殺人者」という宝島社のムック本に掲載されていました。

693無精髭:2010/01/20(水) 22:53:43
「キャシーに焼き殺された6歳の女児と1歳の男児」さんの書き込みが気になって自分の文章を読み返していたのですが、
「おかしいと感じるところ」は分かりませんでしたが、「矛盾していると感じる個所」は確かにありました。

(瑣末なミスや要領の得ない説明の仕方、論旨の繰り返し、飛躍や省略や根拠不足のためにやや難解にならざるを
得なかった箇所などを除いて、あからさまに「おかしいと感じる」箇所は見つけられなかったのですが、、、)

>680
>その言説においてキャシーを特殊な人間として扱う(1)のような復讐の(否定的な)
>擁護が成立する余地はないはずです。

一応、括弧書きした意図(括弧の内と外とでは指示対象が異なる点)を汲んでいただきたかったのですが、ちと読み手の
想像力に頼りすぎましたかね。「復讐の(ある面、否定的な)擁護」とお書きすればお分かりになるでしょうか。
この部分は>679の「重千代さんが復讐そのものを肯定しているのでない限り、こういう風に本件において復讐の発生が
不可避であったと、やや遠回しな肯定をされているのだと解釈するのがマナーと言うものでしょう。」の一節を念頭に置き
ながら書いたものです。要するに「否定的な」と言うのは、>679中の「重千代さんが復讐そのものを肯定しているのでない限り」
を指しております。それを強めに言い換えると「重千代さんが復讐そのものを否定している限り」になろうかと思われ
ましたので、「復讐(そのものに対しては否定的な)擁護」という風に読まれることを期待してお書きしたのでした。

しかし、そうだったら「復讐の(消極的な)擁護」と書けばよかったではないか、と思われた方がいるかも知れません。
もしかしたら>679を読まれた方の中にも、上記「肯定しているのでない限り」を「否定している限り」と言い換える
ことには無理がある、なぜなら「肯定も否定もしていない」という状態があり得るから、という感想を懐かれた方が
いらっしゃったのではないでしょうか。こういった違和感を消すためにも「消極的」と書いた方が適切だったのかも
知れません。

ただ、「消極的」という言葉を使うことによる文の伝わりやすさを犠牲にして他の語を選んだのにも相応の理由がありまして、
それは、重千代さんは「本件において復讐の発生が不可避であった」という認識に固執している点で、この復讐を特殊な
事例として擁護しているとも言えるが、「復讐そのもの」は否定している、ということを強調したかったからでした。
今から思えば、先方が復讐そのものを否定しているなどと断定できるような根拠は全くなく、むしろ「自分も同じように
されたら何をするか分からない」と仰るくらいの御仁なのだから、復讐そのものも肯定していると推測すべきだったのかも
知れません。先方に対して、「復讐の(否定的な)擁護」という表現で私なりに気を遣ったつもりだったのですが、
誰の目から見ても失敗だったのでしょうね。

以上、申し上げましたような点については指摘されれば注釈が可能なのですが、私の文章における表現上の不味さや
非論理性については、私の文章や論旨全体に亘る特徴かと思われますので、もし違和感を感じられた方がいてその旨を
訴えられたとしても、こちらとしてはこれを矯正するのは非常に難しい。こういった欠点なり怠慢なりを埋め合わせる
かのように、読み手に対して、文法的観点から見ても必要以上の読解力を求めているという点で、尋常でない負担を
掛けているかと思われます。この点については認めざるを得ないです。(と言いつつも投稿を止める気はない。)

追記:「おかしいと感じるところ」もあった。。。

>668
>それは複数の表現だけを用いることが許される、

一見「だけ」が不要かと思われますが、たった一つの表現でその全てを処理(理解)
することが出来ないということ―――対象となるそれを、一つの事象・一つの意味に
固定させるような表現を用いることはむしろ許されないということを申し上げたかった
んですね(笑)。

694通りすがり:2010/02/02(火) 21:46:09
この無精髭って男?
詭弁と屁理屈、あげくには反論に馬鹿にするような返事。
女性の本音と建前を知らない人だね。
なんかまさに女の敵みたいな人。

695無精髭:2010/02/02(火) 23:13:03
>>694
師匠の妻は女ではないのですか?

696東京リーマン:2010/02/03(水) 01:10:10
>>694はこっから来てわざわざ発言ですかね?

日野不倫OL放火殺人事件☆15
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/archives/1261805185/

554 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2010/02/02(火) 21:40:20 ID:XQfkwZFg
ここで言うシンパと、同じことを無精髭というコテが連投して延々一人語りしてる掲示板よ>>553
矛盾を矛盾とも気付かず、延々と持論を繰り広げてる。
ここまでくると、相当この夫婦にシンパ感じてると思う。気持ち悪いくらいだよ。

私は奥さん批判を一切したことがないけど、北村も可哀相だと意見を述べたことがある。
あのコテはそれすら切り捨てるほどのある意味女の敵。

697Ken:2010/02/03(水) 14:31:33
髭さんの人気に嫉妬w

髭さんの切り返し(というかまぜっ返し)が全く理解されてないことに絶望w

698ufloat:2010/02/03(水) 19:48:58
犯罪加害者に同情したら
「普通の人間は同情しないぞ、良心が腐ったヤツめ」
と言われ、
犯罪加害者に同情しなかったら
「矛盾を矛盾とも気付かぬ、気持ち悪い被害者シンパ」
と言われ、
無精髭さんも大変ですね。

699紫煙狼:2010/02/03(水) 22:29:07
あちらの板は知的レベルの高い常識人が敢えて愚か者を演じ、「誰が最優秀演技賞を勝ち取るか」
「誰が一番本当のバカに近いバカを具現して見せたか」を競うところですから、髭さんの文章を
理解できるなんて知的レベルの高さを誇示しようものならノミネート選外ですもの。
あちらでは、分かっていても理解できないフリをするのが「格好良い」のだと思いますね。
まさに文化の違いでしょう。

にしても…髭さん本当に人気あるなぁ。僕はちょっと寂しい(笑)

700Ken:2010/02/04(木) 13:19:35
いや、紫煙狼さんはまだましですよ。名前は少なくとも出てくる。Ufloatさんの名前さえ出てくるのに、紫煙狼さんに次いで古参の私が一切無視されるって...:-(

701Sub:2010/02/05(金) 01:34:41
こちらに来て何していくと思いきや、議論もせずに言い逃げですか。
情けないですなあ…。(笑)
まあ議論して勝てないのがわかっているんでしょうな。お気の毒に。
逃げていく気持ちは分からなくもないですけどね。
感情的で論理性がないようなので。


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