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死刑制度についてひと言お願いします

4607SR:2014/04/07(月) 18:01:24
核で例えるなら死刑制度はこういう事です。

「核を撃ち込んだら、相手からも核を撃ち込まれるから、撃ち込まない」


残念ですが現在のところ核使用を抑止出来るのは
「相手も核を持ってるから、もし使ったら自分たちも破滅する」という、同等の力を持った相手同士の牽制による抑止力だけです。
核に限らず、軍事力の行使に対する抑制すべてがそうです。


「どこかに攻め込んだら、自分たちが国連ないしアメリカ・NATOを敵にまわす。
 だから攻め込まない(攻め込めない)」

これでしか今の中国やロシアの暴走にブレーキをかける手立てはありません。
実際、昨今の中国・ロシアの暴走はアメリカの軍事費削減とその原因になったリーマンショックを発端とするアメリカの国力後退と無関係ではないのです。
日本も昔、調子に乗って自分たちの勢力拡大のために戦争を仕掛けたら、アメリカに叩き潰されて大人しくならざるを得なくなりましたよね。

日本の場合も「やったら自分たちがやられるから、やらない(やれない)」国になったという、一つの抑止効果の結果例です。


刑法と犯罪の関係も同じことです。
結局のところ人間の犯罪を抑止する方法は二つしかありません。

「犯罪そのものをやり難くする」ことと、
「犯罪をしたら自分にも重いリスクが跳ね返ってくるから、やれない」という状況を作る、
この二種類です。
この二つはそのまま軍事と国家間の平和・治安維持に置き換えることが出来ます。

犯罪(侵略)そのものをやり難くするには、家の戸締まりを強化したり、監視カメラを置いたり、
セキュリティを強化することです。
軍事でいうなら軍事費を使って相手国に攻め込まれないよう、国境警備を強化し
領土を守ることと同じです。

「犯罪をしたらリスクが跳ね返ってくるからやれない」状況を作るには
社会が法によって「犯罪をしたらこれだけの重い罰が待っている。犯罪を犯せば結局は自分の身の破滅になるよ」と示すことです。

軍事でいえば「お前の国がもしトリガーを引いちゃったら、どこかに侵攻したら、ウチら国際社会がミサイルを撃ち返すし、包囲するし、経済制裁を加えるよ」
と圧力をかけることです。


「ロシアや中国が何をしても誰も何も反撃が出来ない」ようであれば
ロシアと中国はこれからズカズカと他人の家にいくらでも土足で転がり込み、
資源も領土も女性もいくらでもなんでも奪いたい放題になってゆくでしょう。

それを司法と犯罪に置き換えれば、
「強盗が他人の家に上がり込み、好き放題に飲み食い住み着き他人の財産を奪い、女を犯しても、
 社会が何もせず手を拱いていたら、犯罪者天国になるだけ」なのと同じです。

こうならないようにするためには「お前が勝手をやったら、俺達が痛い目に遭わせるからな」と
社会が目を光らせて圧力をかけておくしかないのです。
それが刑法であり、軍事力です。

だからこそ、現実に今のところロシアや中国は、アメリカや国際社会が怖いから全面戦争は起こさないで
回りくどいやり方でウクライナに介入したり、自分たちの勢力をジワジワと拡大して
アメリカや他所の国を敵にまわして戦争しても怖くない段階になるまで虎視眈々と本音を隠し続けているわけです。
その仮初めの戦争抑止の効果が出ているのも、アメリカと国際社会が「ロシアと中国の勝っては許さないぞ」という態度を崩していないからであり
実際に戦争になったら、ロシアも中国もただでは済まない兵力(核兵器含む)があるからなのです。

犯罪者に対する抑止力としての司法も、これと同じことですよ。
社会の中で潜在的に一見おとなしくしている人々というのは、
叩き潰されるのが怖いから本音を隠して一応大人しくしている中国やロシアと同じなんです。
彼らにとって「怖いもの」が無くなってしまったら、それこそ平和なんて無くなりますよ。


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