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死刑制度についてひと言お願いします
322
:
無常
:2003/10/12(日) 22:27
第三者は議論してはいけないとは思いません。死刑の存置、廃止については
大いに議論したらいいと思います。ただ被害者感情に自ら立ってということで
議論するかしないか、と言われたら私はしないほうを選択する、それだけです。
被害者がどうすれば癒されるのか?
被害者でもない私が軽々に論じてはならないことを前提に、敢えて考えると
私は加害者が死刑になっても、世間が同情してくれても決して癒されないと思います。
奪われた命は元に戻ってこないのですから。
そして怒りや恨みをおろさない限り、心の平和は訪れないと感じています。
多分、そこまで至るには他人には想像もできない苦しみがあると思います。
でもアメリカには加害者と融和するための遺族団体があるのをご存知ですか。
日本でも富山長野連続女性誘拐殺人事件で娘を奪われた母親が、
娘の命を奪った死刑囚の加害者との交流を通じて、死刑廃止を訴えています。
神戸須磨児童連続殺傷事件で愛娘を奪われた母親の手記は、最後は「加害少年を
抱きしめる」で締めくくられています。
一方でそういう遺族の方もおられるのです。
彼らの話を聞くと、憎悪の中で狂ってしまいそうになり、このままでは自分も
残された家族も崩壊するという八方塞の状況に至って、初めて犯人を赦す道を
選択したといいます。「赦し」を「許し」と混同されるむきもありますが、
「赦し」とは決して譲歩して大目に見ることでもなければ、無かったことに
することでもありません。その原点は、これまた相手を等価値の人間として
認めることだと思います。
大変困難で勇気のいることだと思います。
お前の肉親の命が奪われて犯人に対し同様の感情を持てるのかと問われれば、
私は持てない可能性のほうが高いと答えると思います。
でも、「加害者をこの手で殺したい。」と呻く遺族と、加害者を赦す道を選択した遺族を
比べて、どちらが癒されているのかと問われれば、後者であると答えざるを得ません。
以上、無力な自分が偉そうに私見を述べさせていただきました。
人権さんの素朴な疑問は、私の中にも沸々と存在しているものです。
ですから答えになっていませんが、お互い何かヒントをつかめるといいですね。
文中に出した書籍を記しておきます。もし未読でしたらご参考までに。
団藤重光『死刑廃止論(第六版)』有斐閣
刑法の大家、団藤先生の本。法律の知識がなくても読めます。存置、廃止両論者に有意義な内容だと思います。
彩花へ ― 「生きる力」をありがとう, 著者 山下 京子. 発行 河出書房新社
ベストセラーですね。とにかく凄い内容の本でした。
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