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死刑制度についてひと言お願いします
3147
:
無精髭
:2012/06/11(月) 02:55:03
私見では、法務大臣の役割について議論する先に死刑存廃が見えてくることはなさそうです。
たとえば刑訴法475条2項を削除するだけだったら廃止派にとってはむしろ好都合ではないかと。
執行命令を出すのを渋る法務大臣に対して文句を言ってた人々にとっては論拠がなくなっちゃう
わけですから、早い話、法務大臣のプレッシャーが解消されますよね。一方で推進派にしてみれば、
どうせ削除するなら475条全文削除したいんじゃないですかね。それさえなければ同法472条が
死刑についても適用されることになるでしょうから(上で挙げたあすの会の主張がこれで実現する
ことになります)。
ただどちらも法務大臣問題、刑訴法問題について新たな規定を設けたり法改正で対処しようという気は
おそらくないのでしょう。死刑廃止を国家主導で行うにしても(というか、日本の場合は国家主導*でしか
ありえないと思いますが)、たぶんフランスのように実現する見込みは薄いかと。
*正確に言えば国家主導ですらありえないかも。外圧の影響で国家が死刑廃止を
主導するのではなく、外圧を原因に国家が死刑を廃止しそうなので。
ですから私は、法務大臣の件を死刑存廃問題に紐付けて論じるのには反対、というか
全くの無駄だと思っています。少なくとも廃止派がやるべきことではないです。
この件をきっかけに国民が死刑存廃に関心を持つんじゃないか、だからこの件を取り上げるのは
死刑存廃問題を考える上でも意味があるんじゃないか、といわれそうですが、私としてはそんな
時代はもう終わりましたと強く訴えたいですね。だって、ほとんどの国民は法務大臣の個人性と
未執行死刑囚が溜まっていることの関係くらい、もう知ってますし。なのに、国民の死刑への
問題意識や関心は深化しているとはいえません。いつまで経っても国内の議論は現状のままで
時間だけが無為に過ぎているのです。死刑が執行されるたびに存廃議論が再燃する*、それには
意義があるのでは? といわれそうですが、言うまでもなくそういうこととは別のことを
私は主張しています。
*
http://togetter.com/li/280630
もう少し続けたいので視点を変えてみましょう。
・死刑判決は増えている
・廃止派は減っている
・そもそも再審請求中執行しないのは単なる慣例*
・法務省は慣例であることすら公式には否定しているらしい*
*再審請求中は死刑執行せず? 小川法相、対象者選定で異例の発言
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120406/trl12040615190004-n1.htm
・死刑推進のための条件はそろっている
・しかし死刑執行数は伸びない
となれば、もはや死刑推進派はおそらく何十年も前からしてきたように、
死刑がなかなか執行されないのを法務大臣一人のせいや廃止派・反対派
(による抗議や圧力)のせいにすることはできないはずです。
廃止派が弱体化・弱小化し、法務大臣にも執行義務などないということが明らかである以上、
厳罰化の波に乗って死刑推進を目指す途上で、執行命令を出さない法務大臣を批判したり、
逆にバンバン執行する法務大臣に抗議する廃止派を論破しようとしたりするのはもはや戦略的に
おかしいわけで、いつまでも同じことを繰り返している当の存置派が自ら死刑執行の遅延化を
防ぐために動くべきでしょう。自分たちの思い通りにいかないからといって、それを廃止派や
反対派のせいにすることはできません。
この国、特に政界でトップがコロコロと替わるのは法務大臣の場合でも例外ではありません。
なので、新しく就任した人にしてみれば、死刑執行に関しても前の大臣のやり残した仕事を
引き継ぐことにもなるわけで、「『最終チェックお願いします!』とかみんなに詰め寄られても
自分の就任前のことだから知らんがな」とか突っ撥ねることもできないのは辛そうだなーと。
就任前にはほぼ出来上がっていた仕事のほんの軽い仕上げ程度のことしかできず、「自分の
就任中の出来事じゃないから」という理由で死刑執行手続きを一からやり直させたりだとか、
いつまでも執行されない(執行手続きの進まない?)死刑囚に対しては恩赦を検討する閣議を
開くように働きかけるとかできない、というかやりにくい空気があるのは何なの? という
感想を懐きます。どうも他のことでは法務大臣の足を引っ張るような状況があるのが否定できない
のに、死刑執行命令の件にだけ法務大臣の背中を押すような空気が濃厚なのは納得いきません。
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