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死刑制度についてひと言お願いします

2767無精髭:2010/05/09(日) 20:51:42
>2764
応報刑主義によって死刑ならまだしも死刑囚の更正教育まで正当化するのは無理な気がします。
司法は、特に犯行の悪質性や重大性が争点となっているような案件では、更正への最後の手段
であると期待して死刑を言い渡すというよりは、被告の更正など度外視した上で(つまり被告に
何も期待できないからこそ)死刑を言い渡しているのではありませんかね。取り返しの付かない
ことを仕出かしたのだから応報的に死刑を科すしかないという判決理由において、被告の心境
(それ以後の更正)も考慮されているはずだと考える必要が私には感じられません。
それはともかく、、、

Qさんの仰っていることは、もはや避けることができない自らの死に向き合うことでしか
更正しえない人間がいる、ということではどうやらなさそうですね。もしそうなら、
死刑囚を教育することで今以上に悔悟の念を喚起するような制度に変えろとは主張されない
でしょうから。Qさんが具体的にどのような更正教育を想定されているのかは存じませんが、
更正が非常に難しいと判断された人間にも自らの死と向き合って沈思黙考、煩悶することが
あるのだとすれば、そんな最中に入る他人の手助けなど、かえって邪魔になるおそれがあるのは
言うまでもありませんよね。更正教育によって死に望む者に幾ばくかの心の安らぎを与えたい
というのならまだしも。

自分が絶対に社会復帰できない、あるいは死刑が避けられないことを知っている者本人にとって
自分の犯したことを罪として自覚することの意味、次いで後悔や反省をすることの意味、そして
被害者(遺族)に対して謝罪することの意味はあるのでしょうか。赦されえない者自らにとっても
こうした悔悟全般の行為に意味が感じられないのだとすれば、真の悔悟など到底ありえないことに
なるでしょう。また、以上の意味があったとして、赦されえない者がそれをどのように自ら引き
受けて現在の境遇と結びつけ、死刑に望もうと欲するのでしょうか。どんな刑罰や教育でも更正し
得ないと判断された人間に対して、もしや死刑ならばと期待すること自体は別に悪いことではないと
思いますけど、期待する以上はそれなりのお考えあってのことでしょうから、ぜひお聞かせいただきたいです。
裁判において被告の人間性の奥深くにまで透徹した分析のメスが入れられたと信じるなら、死刑を科す
しかないと判断された人間に対しては更正を期待すること自体が無意味な気がして仕方がないので。


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