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死刑制度についてひと言お願いします

2517無精髭:2010/02/11(木) 02:24:32
仕事もそれなりに忙しく、、、またもや睡魔の誘惑と闘いながらレスいたしますが。

>2485
>片方にある程度具体的な根拠があるのに、もう片方は抽象的な不安だけを根拠にする、(下略)

どれがどれに当てはまるのかがよく分かりません。また、「ある程度具体的な根拠」とは何ですか?
「抽象的な不安だけを根拠に」しているのはどんな立場の人間ですか? 「具体―抽象」に程度の差を
持ち出すような考え方には、当方不慣れなものでして。

一般的に、ある事実の存在を否定している側がその理由を説明したり裏づけを行ったりするよりも、
ある事実の存在を主張している側が今申したような証明を行うほうが、その後の議論上の負担がずっと
少ないです。ですから、存置派が死刑の抑止力をひとまず証明した後、廃止派がそれについて反論する
という形のほうが、議論がスムーズに進むのではないかと思われます。また、第三者から見ても、それ
だけ議論の流れが追いやすくなるというものです。ROM専の方々にも優しい議論をお互い心がけましょう。

ただ、通りすがりさんは、誰にでも検証可能なデータからは抑止力が「あるともないとも言える」ので、
それは決定的な証拠とはならないとのお立場らしいので、そういうデータの解釈に関する議論には興味
が湧かないのかもしれませんね。しかしながら、そういったデータに基く議論が「納得性」の問題として
片付けられるにせよ、その議論自体が無意義なものと化するわけではありませんよね。つまるところその
議論に価値を見出すか否かは個人の自由ですから、たとえその議論で存置派の主張と廃止派の主張が
平行線を辿ったとしても、中立的立場の人、存置派と廃止派との狭間で揺れ動いている人、特定の立場に
固執しない人、存廃議論に首を突っ込んだばかりの人などにしてみれば、少なくとも暫定的な判断を下す
ための材料をその議論から得ることはできるのではないでしょうか。

さて、Kenさんが>2480でお書きになった「コスト―ベネフィット」のお話に出てくる死刑存置派に
通りすがりさんも含まれるということで、とりあえずKenさんと通りすがりさんとの間で行われた
「死刑の抑止力の有無を巡る・客観的データに基く議論」は一旦終了ということになりますかね。
あとは、第三者がこれをどう見るか、いずれの主張に納得させられるかの問題となるのでしょう。
Kenさんも「歩み寄るすべがない」と仰っていますし、双方とも相手の考えに影響されて主張を変える
必要など全くないと思われます。

ただ、死刑における犯罪抑止力の有無について通りすがりさんが早々に「実証不可能」と見切りを
つけておられる様子は、日夜死刑の抑止力について研究しデータ上の論争を繰り広げている(科学的
見地からは無駄な骨折りをしているとしか言えない)プロの研究者たちの態度と比較すると、
より多くの者の「納得」を獲得しようとするスタンスにおいても見劣りせざるを得ないと感じました。

閑話休題。

率直に申しまして、「ある」とか「ない」とか「あるともないとも言える」とか、
「ないんじゃないだろうか」ということに対し「ないということはないんじゃないだろうか」とか
「ないことに対しないということはないんじゃないだろうか」とか、もう意味分かんねー
というのが正直な気持ちなので、たとえば、仮に「ある」としたらこうだとか、「ない」としたら
こうなるとか、「あるともないとも言える」としてもこれだけは言えるとか、もうちょっと
具体的に突っ込んだ議論をしたいです(笑)。


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