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死刑制度についてひと言お願いします

2489Ken:2010/02/10(水) 14:38:12
髭さん>>たとえば私は死刑が怖いですが、その恐怖が私において殺人への欲求を抑止しているとまでは思えないのです。
通りすがりさん>>死刑存廃の間で揺れるようなボーダーの人がどちらをとる可能性が高いか、という話をすべきだ(中略)同じことをするのでもできれば死にたくない人のほうが比較にならないほど多いはず

話がかみ合ってないような。「死にたくない人のほうが比較にならないほど多いはず」というのも「ボーダーの人」に限って話をしないと不公平なんじゃ。実際には死刑制度があるにもかからわず殺人事件は絶えないわけで、死刑になるかもしれないリスクを犯す人は「ボーダーの人」の中にはそこそこいるはずなんじゃ。

>>社会全体になると逆効果になり得る、という具体的な根拠がないと合理的ではないと思います。
>>小さな範囲では冤罪のリスクが司法制度のメリットを覆すほどに、または再犯のリスクよりも大きくなっているとは考えにくいと思います。

この辺は何を言いたいのかちょっと私には分からんです。私のコスト―ベネフィットの話が理解してもらえなかったのかなあと。とりあえず「司法制度のメリット」といわず「死刑のメリット」とか「小さな範囲」といわず「社会全体」に限って話を進めては。死刑制度は社会全体に影響を及ぼすので。

たとえば通りすがりさんがとあるブログで「鼻の穴にねぎを挿すとインフルエンザ予防に効果がある」なんてことを読んだとしますよね。死刑の抑止力と一緒で、そんなことは医学的には証明されてないわけですよ。ただまあ、納得性としてはそれはあるかもしれないなとか思うわけですよ。特にインフルエンザにかかりたくない人にとっては。それで次にどんなふうに考えるかというとねぎは別に高くないしなあ、でも鼻穴に挿したまま人前に出るのはかっこ悪いなあ、とか考えるわけですよ。この場合、コストは「ねぎ」と「人前でこっけいな姿を晒す」といったことであってベネフィットは「インフルエンザの予防」ですね。この二つを天秤にかけて実際に鼻の穴にねぎを挿すかどうか決めるわけです。

たとえばこれがねぎじゃなくて金塊だったとしましょう。そうすると今度はお金がすごくかかるわけですよ。強盗に遭うかもしれない。その場合、そこまでしなきゃいけないのだったらインフルエンザにかかるのも仕方ない、とか考えて鼻に挿すのを止めたりするわけです。つまり、人は意識的・無意識的にコスト―ベネフィットを計算して行動してるわけです。

それで私が何を言いたいかというと、死刑制度は鼻穴にねぎを挿すことだということですね。どこかの誰かが鼻にねぎを挿したおかげでインフルエンザにかからなかったのが事実だとしてそれが何なのさと。そんなの医学・疫学的に効果が証明されてないんだったら意味ねーじゃん、と。ねぎ代さえ惜しいし、だいたい恥ずかしすぎると。

鼻にねぎを挿す場合、八百屋にねぎ代を払うとか恥ずかしいとかそれくらいで済みますが、そうじゃなくて、鼻にねぎを挿したせいでひょっとしてどこかで無実の人間が殺されるかもしれないって考えたらどうです?(つまり、コストが甚大。)なおかつ、予防に役立つかどうかもはっきりしてないんですよ(つまり、ベネフィットが証明されていない)。そりゃ、鼻にねぎを挿すのは絶対に止めとこうとなるでしょう。死刑も一緒。


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