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死刑制度についてひと言お願いします
2480
:
Ken
:2010/02/09(火) 13:45:18
>>2468
要は、殺人件数からも日本の少子高齢化が伺えるわけです。
これは考えるうえでのよいヒントをどうも。日本と同じく、ひょっとしてカナダもそうなんじゃ...と思ったらその通りでした。結論から言うと60年代半ばから70年代半ばの殺人率の上昇は66年の一般殺人罪に関する死刑廃止では説明できないです。少なくともそういうことを主張している英語の文書を私は見つけられませんでした。日本語の文書(『死刑廃止と死刑存置の考察』)はウィキペディア風に言うと独自研究ですね。
それで、反証はまずこちら(4つ目の折れ線グラフ)
www.conferenceboard.ca/HCP/Details/Society/homicides.aspx
同じく北米の米国の場合ですが、絶対的な殺人率はカナダのおよそ3倍ですが、相対的にはカナダと同時期殺人率が倍増してます。北米2カ国で殺人率の増減がほぼ同じパターンを示すということは、死刑のあるなしは一見してそれとは無関係。(米国以外とも比較できます。日本と比較するのも一興。)
次にこちら。カナダ矯正局(Correctional Service of Canada)が用意した文書。
www.csc-scc.gc.ca/text/pblct/forum/e123/e123h-eng.shtml
殺人に限らず刑法犯一般の話ですが、60年代半ばから90年代初頭まで犯罪率が上昇したのはベビー・ブーマーのせいだと書いてあります。10代後半から30歳までが犯罪リスクが一番高いのですが、ベビー・ブーマーたちがその年齢に当たるのがちょうど犯罪率が上昇した時期と重なる、と。犯罪を犯しやすい人たちの対人口比が増えると犯罪率が上がるという当たり前の話ですね。日本の殺人率が低下し続けているのもLovelessさんが言うように少子高齢化が原因の一つなのでしょう。
というわけで、今のところ「死刑の抑止力」は私にとってはいまだに怪しげな理論のままです(他の要因のほうがよほど犯罪発生率に影響する)。ところで、結局死刑の抑止力が証明できないとしても死刑存置派にとっては同じなんじゃないかなあと。私は「死刑が犯罪を抑止しているかどうかよく分からないのならば、冤罪など深刻な問題を孕んでいる死刑はなくしたほうがよい」と考えているわけです(ベネフィットがはっきりしないときにはコストを払うべきではない)。一方で、死刑存置派は「死刑が犯罪を抑止していないと結論できないので(死刑を廃止して万が一犯罪が増えるのであれば)死刑は廃止しないほうがよい」と考えているわけです(ベネフィットがないとまでは言えないのであれば多少のコストは仕方ない)。たとえ前提が同じ(死刑に抑止力があるのかどうかよく分からない)でも歩み寄るすべがなさそうな。
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