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死刑制度についてひと言お願いします

2421紫煙狼:2010/02/02(火) 22:57:09
いやいや、単に>>2382の書き込みを失念していただけで、最終的な結論において
死刑已む無しさんと私のスタンスが相容れないものではないことは理解できました。

そこで、>>2374でkenさんがご提示してくださった資料の解読なのですが、
再び殺人罪を犯すであろう凶悪犯は死刑(もしくは無期懲役)によって釈放の
機会を与えていないから、殺人者の再犯殺人は限りなく割合が低い。
という解釈も可能ですよね。0.9%ってのは判決を下すときに被告の人間性、
つまり更正の可能性を見誤った結果である…なんて解釈。

私はそういう読み取り方も、あながち間違ってはいないと思います。

しかし、そのように想像力を働かせるのであれば
・窃盗を犯した者の28.9+15.7=44.6%は再犯を犯し、15.7%のうち何件かは殺人であろう。
・強盗を犯した者の2.0+30.2=32.2%は再犯を犯し、30.2%のうち何件かは殺人であろう。
・殺人を犯した者の再犯率が16.6%と比較的低い理由は長期収監が余程こたえたものだろう。
そんな類推解釈も可能ですよね?こういう考え方の下、厳罰化(長期収監推進)を
叫ばれている方にお会いしたこともあります。

なにしろデータですからね。これをどう読み解くかは、ある程度、読み解く側の想像力に
委ねられていると考えるべきで、同じデータを正反対に読み解くことも珍しくないですよ。
少なくともkenさんの提示したデータだけでは相反する読み解き方が起きないように拘束
できるほど詳細とは言い難いでしょう。

ただ…。2度目の殺人を犯せば今度こそ死刑になる、と考えて再犯を踏みとどまった結果が
0.9%である、とするのは、やっぱり少し想像力が逞し過ぎな感じは受けますね。

ちなみに…平成19年の犯罪認知件数は1,908,836件、うち殺人を含む凶悪犯は9,051件、
全犯罪における殺人の割合は0.47%程度です。しかし、殺人犯の再犯に絞ると、
殺人犯の再犯全件数(4,348件×16.6%)は722件、うち殺人は39件、割合は5%
つまり、全犯罪者の中で殺人を犯す者の割合=0.47%に対し一度殺人を犯したものが
再度殺人を犯す割合=5%とざっくり10倍の開きが見受けられ、これは安易に殺人を犯す
傾向がある者に対する矯正教育が収監だけでは足りないという意味であって、
死刑を残す論拠にも無くす論拠にもなりゃしないだろう…と私は解釈します。


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