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死刑制度についてひと言お願いします

2405ufloat:2010/02/01(月) 20:43:31
>私の酔狂さ加減は常軌を逸してますからね
いや全く、無精髭さんの酔狂さ(こちらも最大級の賛辞)には感心させられます。
粘り強く真摯であろうとする姿勢、私も見習わなくては。
それはともかく、紫煙狼さんの書き込みと、それに続く無精髭さんの書き込みをヒントに
色々考えてみて、guestさんの多数決理論が何となくですが分かってきました。

憲法9条改正問題というのがありますね。
無論、ここで本問題を論じるつもりはありませんが、私が各種意見を読んでみた限りでは、
論者の立場はおおむね以下の4つに大別できました。

(改正賛成派)
1.純粋な改正賛成派
2.現行の憲法が繰り返し拡大解釈されてしまっているので、現状の追認だけして
 これ以上の拡大解釈を困難にする改正を行うべきとの立場(いわゆる護憲的改正)

(反対派)
3.現行の憲法は非常に幅広い拡大解釈が可能であるので、下手に改正されると
 拡大解釈ができなくなる恐れがあり、望ましくないとの立場
4.純粋な改正反対派

この場合、1と3、2と4の立場がかなり類似しているわけですね。
二者択一なら論敵同士となるにもかかわらず。

さて、guestさんは存置派が圧倒的多数であるとか、9:1であるとか主張なさっていますが、
この数字にはまじめな死刑存置派も、詭弁屋も、紫煙狼さんがおっしゃるような極端な
存置論者も、「寄らば大樹」の人も、全部含まれているわけですね。
もしかしたら(もしかしなくても)、guestさんのような存置派は非常に少数かもしれないのに。
guestさんはそういう数字をもとに、「こっちが多数派だぞ」と力押しをしているわけですから、
「廃止派の側も味噌も糞もひっくるめて対抗せよ」と違和感なく言えるのではないでしょうか。

もし日本で「死刑存廃国民投票」が行われるのであれば、そしてここで投票について
論じているのであれば、このような考えも必ずしも間違いとは言い切れません。
しかし、議論の場においては、例えば護憲的改正派の人を純粋な改正派の人と組ませて
改正反対派に当たらせたり、拡大解釈温存のために改正を行いたくないとしている人を
純粋な改正反対派と組ませて改正派に当たらせたりしても、議論がまともに
進まないであろうことは容易に想像できます。
ことguestさんの場合、こちらから何か申し上げなくても、「友軍」のはずの存置派の人からも
「一緒にするな」とヤジが飛んでくる可能性が高いのではないかと。
こうなると、guestさんの論の問題点が見えてきますね。つまり、
1.政治的・妥協的な手段である多数決による手法を、どういうわけか「議論」の場に持ち込み
2.議論の場でありながら各論は無視し、「存置」か「廃止」の二者択一のみを絶対的な基準としている
これでどうして議論が成立しましょうか。


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