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死刑制度についてひと言お願いします

2246無精髭:2009/07/06(月) 11:21:34
たとえば臓器移植刑を施した結果そのままでは死んでしまうと言う場合、それはそれで死刑という
刑罰としてちゃんと成り立っているわけですが、そこで残された・まだ有用性のある臓器等を守る為に
延命治療を施すことは許されるかという問題があります。なぜそれが問題なのかというと、延命治療
は死刑と真逆の目的の上でなされますので、一人の死刑囚に対し死刑と延命治療を施すと言うことは
一度執行された刑罰をその刑罰に耐えられる状態に戻した後再び受けさせるということになります
から。ならば延命治療も刑罰として含める必要がありましょう。しかし延命治療それ自体は刑罰では
ないですし、第一死刑として定められた臓器移植刑によって延命治療が必要となる身体にされて
しまった訳です。これではカレーさんが熱弁を振るって絶対的終身刑の残酷性・非人道性を訴えた
ところのあの負のスパイラルに近いのではないでしょうか。とは言え、どのような臓器にもおそらく
レシピエントはかなりの数いると思われますから、移植に関する手続きや手術は迅速に行われるでしょう。
従って、現状では絶対的終身刑の非人道性に比するほどの長さの延命治療はおそらく行われないと
思われますけど。

しかも、従来の死刑においても執行が規定の期間を越えて延期されている間は絶対的終身刑のような
側面があったと言えるわけで、そのような死刑執行前段階も死刑という刑罰内容に含まれるといった
複合的解釈が許されるのだから、臓器移植と延命治療の反復刑として死刑を定義することもあながち
暴論とは言えないのではないかと言われてしまえば、確かにそうかも知れませんねと答えるしかない
ですが。

>>2>>9のえふさんみたいに地雷撤去作業に従事してもらうと言うのも捨て難いでしょう。日本の領土内に
地雷原があったらねえ…。しかし、そんな人柱みたいなことや生体実験などを国家が刑罰として正当化
してしまえば、国際問題の引き金となってこの国の孤立を招くことになるかも。そうなったらそうなったで
「公共の福祉に反する」やも知れませんね(笑)。「公共の福祉」を死刑制度の正当理由に持ち出すなら、
国内だけでなく国外にもやはり目を向けなければなりません。

ところで、死刑囚からの臓器移植というのは既に中国では実際に行われているとのこと。もちろん
シェンさんが仰った条件とは違って死後に行われますが。でもこんなソースもありました。
(グロ注意です)http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2008/06/post_f4cc.html
こんなブログをご紹介してしまったので絶対にKenさんからダメ出しを食らうと思いますが(苦笑)、
あえて挙げてさせていただきますよ。刑の執行の方法として見ても、死後の摘出手術として見ても、
野蛮でないとは言えないのではないでしょうか。シェンさんのご提案は、日本の死刑制度の秘密主義を
解くきっかけになるかも知れないと私は思いましたが、もしも死刑制度が今よりもずっとオープンに
なったとして(レシピエントを決定しなければいけませんし、臓器移植となれば出来るだけ速やかに
成し遂げなければならないでしょう。そこで死刑囚のドナー情報や死刑執行(手術開始)日時などの
事前の情報開示はむしろ必須です)、国民にとっては生理的にも道徳的にも耐えられるものとなるで
しょうか。

上記に関して真面目な論考はこちら。
http://homepage1.nifty.com/awaya/hp/ronbun/r008.html


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