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死刑制度についてひと言お願いします

2152紫煙狼:2009/06/27(土) 02:35:52
さて、トーフさんとカレーさんは刑罰の本質を「報復にある」と仰いました。
ここがそもそも、私が死刑に疑問を抱いたきっかけなんです。で、若干スレは違いますが、
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2776/1050423679/151-157
このリブラなる人物、1年ほど続けていたロム専から投稿者に変わった当時の私のハンドルです。
これを読んで、私の意見に同意いただけるかどうかはさておき、私のスタンスは
ご理解いただけると思います。つまり「自分の行いが悪いことであった」と理解した者は、
受けた罰の如何を問わず、再犯しないものだと考えているのです。ここはカレーさんの
ハードル理論とは大きく異なるものです。

以前、人を刺殺して服役し、現在は(仮なのかな?)出所してカタギの生活を慎ましやかに
送っていらっしゃる元受刑囚とお話をしたことがあります。彼は人を指した瞬間の感触を
「意外なほどにやわらかく、簡単に刃物が深々と刺さって、興奮のせいもあるだろうが、
手ごたえらしき手ごたえが感じられず、意外であった」と刺殺することの難易度が想像より
はるかに低い、簡単なものであったと話してくれました。そういう意味では、人は簡単に死ぬ
人を殺すことは簡単である、という経験を経て、彼の中では刺殺と言う方法に対する技術的
ハードルはとても下がっていると私も同意します。
しかし、少なくとも彼に関しては、その行為によって引き起こされた悲劇、自分が犯した罪の
重さを正しく理解することができたので、むしろ、心理的ハードルは著しく高くなったと
私は評価しています。彼は、自分が一般的に言う幸福な家庭を持つ資格を持たないと自分で
自分に定義づけ、自分の犯した罪は一生消えないし自分が生きている事だって被害者や被害者
遺族には許せないことだろう、それを償うと言ってもどうすれば償いになるのか自分にはわからない。
せめて、何らかの形で社会に貢献できれば、誤差の範囲内程度の微々たるものでも、自分が生きて
いることを許してくれた社会への恩返しになるのではないか…そう考え、あえて過酷で賃金の低い
職(それは社会において誰かがやらねばならない仕事ですが、好んでその職を選ぶ人は少ない職です)
に身を投じています。

私が「死刑囚と話をしたことがないのは残念だ」というのは、実は、私が話したことのある元受刑囚
さんは全員「死刑判決を受けなかった人」言い方を変えれば「更生の余地があると認められた人」なので
これだけを根拠に話を進めると可笑しなことになります。しかし、そういう話を聞いているうちに一つ
奇妙な符号だけは感じ取ることができました。それは、彼らが更生したのは社会復帰を始めてからなんです。


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