>終身刑という言葉を聞くと日本人は「生涯刑務所から出られない刑罰」というのが一般的です。
>しかし、EUをはじめとする「Life imprisonment」、「Reclusion criminelle a perpetuite」、「Lebenslange Freiheitsstrafe」を「終身刑」と日本語に直訳していることがそもそもの間違いです。
>「Life imprisonment」とは「刑期が一生の刑罰」、「一生の期間にわたる自由刑」と訳す方が正しい。
>直訳をすることと一般的な認識によって意味が変わってしまっているのが勘違いの原因と言えるでしょう。
>英語であってもフランス語であっても日本語の「終身刑」に相当する刑罰(絶対的終身刑)は「Life imprisonment」とは別にあります。
>英語では「Life Sentence without possibility of parole」で、フランス語では「Reclusion criminelle a perpetuite reelle」です。
フランスには「Reclusion criminelle a perpetuite」は存在しますが、「Reclusion criminelle a perpetuite reelle」は存在しないんです。
つまり無期懲役は存在しても絶対的終身刑は存在しないということです。
誤解されているというのはご理解いただけたでしょうか?
私があなたが誤解されていると申し上げたのは絶対的終身刑や相対的終身刑、無期懲役がどのようなものであるかは誤解されているとは思っていません。
ただ、どの国でどのように運用されているかを誤解されていると申し上げているだけです。
フランスでは「Reclusion criminelle a perpetuite」(無期懲役)は存在します。
しかし、「Reclusion criminelle a perpetuite reelle」(絶対的終身刑)は名目上も事実上も存在しないんです。 http://www.geocities.jp/y_20_06/wagakunino.html
このソースにはそのことが書かれています。
直訳が招く陥りがちな誤解について書かれています。
ぜひ読んでください。