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死刑制度についてひと言お願いします

1968無精髭:2008/09/18(木) 01:33:03
で、本村氏の話はとりあえず脇に置いといて、しつこいようですけど、
まだ腑に落ちないというか、喉に小骨が刺さったような感じがするのが、

>同害報復論とは(中略)社会とは無関係な個人対個人、家対家というような構図です。

の箇所です。要は、釣り合いの取れた関係でなければ同害報復は為されえない(同害報復の原理を
論じることは出来ない)ということなんでしょうが、物分りの悪い私なんかには、そうとは限らない
んじゃないかと思われるのですが。

例えば、

 個人A→(国家・共同体)→個人B
    1   ‖    2
     肩代わり?
     (民主主義体制では、個人間における媒体?)
 
 ※死という同害を国家が反動的に齎す場合、「1→」と「2→」は危害の形(結果)が同じであれば、
  質的には異なっていても(簡易化されていても)構わないと思います(シェンロンさんの仰る同程度害報復)。
 
の様な場合は、死刑の場合にのみ限り、同害報復の原理に従っているとは見做せないものでしょうか?
更に申せば、過去にはハンムラビ法典を掲げたバビロニアも現代における「国家」概念から外れるにしろ、
一応君主が治める「国家」といえるでしょうし、現に同害復讐法(タリオ)を掲げているイランのような
国もあるようですから。もしかすると同害報復というのは、Kenさんご指摘の構図では収まり切らないのでは
ないでしょうか。少なくとも、報復という一連の事象に国家を介在させても(関係させる位なら)、解釈上、
問題がないのではないかと。否、事実上、問題はあるかも分かりませぬが。

因みに、江戸時代の敵討も、決して個人対個人、家対家の関係で万事が処理されたという訳ではなくて、
ちゃんと時の幕府に法制化された上で容認され、敵討の当事者はその細かい決まりごとを守るように
言い渡されていたらしいですね。敵討を当事者間の問題として見るなら、「目には目を、歯には歯を」の
同害報復というよりは、寧ろ西欧の決闘に近い気がします。


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