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死刑制度についてひと言お願いします

1917無精髭:2008/08/16(土) 00:45:50
入江さん

「ルサンチマン」という言葉に引っかかってしまったようですねぇ。深いですよぉ〜、この言葉の意味は。
もう既に色々とお調べになっておられるかと思いますので、野暮な説明は致したくありませんが、
皆様もご承知のように、「ルサンチマン」はニーチェ哲学の重要概念の一つですね。で、これは非常に
複雑怪奇・難解晦渋な概念なので、私如きにゃ〜体系的・整合的な解説は、正直申して絶対に不可能です(苦笑)。
もし根気がおありでしたら、ウィキペディアの「ニーチェ」の項目から「ルサンチマン」とか「道徳」などの
キー・ワードを拾い上げて、それらを手掛かりに色々と検索して見て下さい。本当は、それよりもニーチェの
入門書なり基礎的な解説書なりをお読みになった方が好いかも知れませんがね。しかし、原著に直接当たってみる
ことは余りお勧めできませんが...翻訳に余り良い物がない、ということも理由としてありますが。ニーチェも、
アフォリズム形式を多用しているとは言え、一応哲学ですから、非常に観念的ですし、言い回しは冗長だし、
だいたい態度が尊大すぎて鼻につきすぎる、といった理由から好き嫌いが分かれますのでね...。思想としても、
とてもじゃないですが、一般受けし得ない・悪趣味なものですからねぇ、入江さんのような御仁には、悪(?)の
道に染まって欲しくはないのですよ(冗談)。世の中には、公言できないような真理(正しいけど言っちゃいけない
こと)―――真実の認識というものがあります。それは同時に、現実にはあってはならないこと・個人ではやっちゃ
いけないことでもあります。はっきり申すと、そんなことをずけずけ言っちゃう変態なんですよね、ニーチェって。

まあ、ニーチェのことなどはどうでも宜しい(但し、私の拘る「同情」について、他の追随を許さぬような、
極めて穿った(毒のある)洞察が、彼にはありますが)。

私がルサンチマンと申したのは、今思えば軽率だったとも思われますが、しかし、シェンロンさんも>>1882
犯罪被害者なり遺族なりが加害者の死を望むことを「恨み」と一括しておられますように、どんなに美辞麗句で
粉飾して見たところで、被害者感情の根底には社会道徳に反する、余りに私的な怨念と申すか、何かどろどろとした
黒ぉ〜いものも厳然とあるのが分かります、悲しいことに。「人間は感情無しには生きられない」と仰った方が
いらっしゃいましたが、正に至言でして、感情の中には社会性のあるものばかりでなく、恨み辛みや妬み嫉みといった
ごく個人的なものもありますので、そういったものも含めて「人間は感情無しには生きられない」のです。要は、
生きる為に必要なんです。その者のパーソナリティーやアイデンティティーはそれなしにはあり得ないと言って好いほど、
それらを背後から支えているものなんでしょう、きっと。とは言うものの、まぁ、絶対にそうだという根拠などはなく、
個々人が各々で自覚するしか確かめようがないのですが。私の場合、当て嵌まりますけど。


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