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死刑制度についてひと言お願いします

1886紫煙狼:2008/08/09(土) 00:15:11
>>1885
最大級のお褒めのお言葉、素直にありがたく賜ります(^^;テレ

ただ、ここまでの>>1879-1881を以って即刻、死刑を廃止しなければならない理由になるかと言うと、
これは全然別の問題であって、あくまで刑事裁判において被害者は第三者の立場であると言うことを
明確にしたつもりです。
現在の刑事裁判は「国家の代理人である検察官」と「加害者の支援者である弁護人」の言い分を、
これまた「国家の代理人である判事が裁定する」という被害者不在の形態であり、制度上第三者の
立場である被害者は国家が復讐を代行してくれるものと依存せざるをえないという実状を浮き彫りに
する意図で、読みやすくも面白くもない文章を長々と書き連ねたわけです。

では、なぜ刑事裁判において被害者は第三者の立場であるか…。
(この状態が歪であると言う論拠による国民の声が被害者参加制度を実現させるわけですが)
被害者が刑事裁判で第三者に過ぎない本当の理由は「個人VS個人」の係争は民事裁判によって
解決しなければならない。というのが司法制度の根本であるからなのだと私は解釈しています。

加害者が被害者に与えた被害の補償は民事裁判によって解決しなければならない。
つまり被害者は「加害者に下される刑事罰の重軽」ではなく「被害者と加害者の直接対決」である
民事裁判の判決によって感情慰撫されなければならない。刑事罰はあくまで「犯罪を犯したと言う
行為=国家に対する暴挙」を咎めるための物であり、それは必ずしも被害者が存在するか否かさえ
必要としないものなのです。
一例として挙げるのであれば、児童ポルノ漫画が判りやすいと思います。児童と思しきキャラクター
の露骨で過激な性描写がある図画を販売すると「猥褻図画領布等」という罪状で刑事処罰の対象と
なりますが、見たいと言う人にだけ見せて両者合意の価格で販売しても、購入者がそれに触発されて
現実世界で妄想を実現させようと犯罪行為を犯さない限り、被害者は居ないはずでしょう?
それでも猥褻図画の販売は即ち刑事罰の対象となるのです。


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