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教育問題について考える

28柏葉英一郎 ◆xNHCOHd/MU:2007/01/12(金) 00:55:54
ついでにこちらにも。
私事で恐縮ですが、今話題のあの映画を先日観に行きました。

 硫黄島からの手紙
 http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6504

この映画をなぜこのスレで言うのかというと、まあ上の方で反戦映画とか出てきたので・・・・。
で、率直な感想を言うと、非常によい映画でした。
所々に突っこみどころはありましたが(憲兵の犬殺しや小銃をライフルとか)、ほぼ史実通りでしたし。
ラストで手紙がばらまかれるところは、さすがに思わずじわっときましたね。

で、この映画は果たして何を訴えていたのか?
反戦?それとも日本軍賛美?
私はそのどちらでもなかったと思います。
ただただ戦争の現実、そして家族への想いを描いていたのだと。
どちらが善とか悪とか、戦争は正しいとか間違っているとか、そんな単純なものではない。
結論などなく、それは自分で考えろ・・・・そういう感じですかね。
だからこの映画に対する賛否は分かれると思いますし、どう受け取ったのかもそれぞれだと思います。
物語自体は単調なんですが、非常に奥が深い映画だと私自身は思いました。

それから、この映画はイーストウッド・・・・いや、欧米人だからこそ作れたのかなあとも。
というか、邦画で戦争を扱った作品はあまり面白くないし、非常に浅いものばかりで。
たぶん、邦画で作ったら、お涙ちょうだい浪花節、戦争はイクナイ!・・・・ってな感じになったんじゃないかと。
それもあからさまに。
私が上で出している映画なんて、まさにそんな感じでしたし。
押しつけがましくて、正直うんざりするものばかり。

私が受けた反戦教育もまた、そういう価値観の一方的な押しつけだったわけで。
まあ、正直な話、うんざりしましたよ。
ただ、その反発で右に行ったわけじゃないですが(どちらかといえば恩師の影響)。
軍事に関してはまあ、子供の頃から興味ありましたけどね。
私の子供の頃はプラモブームで、ガンプラだけじゃなく戦闘機やら戦艦やらも作っていた延長で。
だから、硫黄島の戦いも小学生の頃から知っていました。
ただ、詳しく知ることになったのは随分と後になってからですが。

で、映画の話に戻すと、イーストウッドがインタビューで『なぜ日本人はこの戦いを知らない?』と驚いたそうです。
彼にしてみれば硫黄島の戦いは、メキシコと戦って壮絶に玉砕した「アラモ砦の戦い」に似ていると感じたのかも知れません。
確かに我が国でこの戦いを知っているのは、一部の保守派や歴史愛好者、軍ヲタぐらいかも。
特に反戦派がクローズアップするのは、東京大空襲や広島&長崎、それに沖縄戦ぐらいですか。
どれも民間人に犠牲者が出たものばかり。
どう考えても公正ではなく意図的で、お涙ちょうだいを狙ったんじゃないかと私には感じられます(それプラス、旧軍と米軍を悪玉にする)。
これでは硫黄島で壮絶に散った、栗林中将以下の将兵が浮かばれませんわ。
皮肉にも彼らを最も讃えているのが、敵だった米国というのがなんとも・・・・。
反戦派はもう少し考えたらいいんじゃないですかね?


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