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教育問題について考える

22大神:2006/06/17(土) 23:13:09
 この前小学校に行ったら平和教育用の漫画があった(出てきたのはB−29による空襲、P-51による機銃掃射)。
確かタイトルは「炎の中の約束の絵」とかそんなだったような気がする。
ページは20ページくらいだった。

で、この本の場合は

 80年代に多かった「日本が戦争をしでかした犯罪者だから・・日本が悪いから」
というのは不思議に無かった。基調としては戦争での恐怖というのをテーマに持ってきていた。

ただ、首をかしげる点は

 特攻隊出陣を扱っているページがあったが、何故か「少年を駆り出して・・」となっていた。
細かい軍事的知識のミスをあげつらっているのではないが、作者は読んでいる子供達に
「自分達と同じような少年が・・」というのを意識させたかったというのが見て取れた。


書いている人間もその時代の影響を受けるのが当然なので、最初の点は現代の日本見直し、
旧軍見直し、軍人見直し、左翼史観に距離を置くという影響を受けたのだろうか。

次の点としては子供達があまり興味を示さないから、身近に感じるように(無理にでも)
「同世代の子供が体験していた」という形にしたかったのではないかと思う。

戦後行なわれていた平和教育を時代ごとに、または教育を受ける子供達の周りの
大人の世代や社会ごとに見ると結構変遷しているのが分かるのでは無いかと思う。

最近は80年代には考えられないくらい世の中変わっている。バルトの楽園もそう
だが、「男達のYAMATO」はあの内容だったら昔だったら苦情が来てた。
それに医事新報のエッセイ欄に国立病院の医院長が戦艦大和の話や、自分の父が
海軍少佐だったことなんて書いていたが、昔だったら考えられなかった。

やっぱりそれも世代と社会情勢が変わったせいだろうと思う。


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