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女帝問題
115
:
ヤスツ
◆0lcRIkF0ks
:2006/03/13(月) 13:29:21
>>112
「民主主義が成熟している可能性がある」とのことですが、現代の日本の民主主義はそれなりに成熟していると思いますが。
少なくとも、少数意見は採用されないまでも意見発露を禁止されることはありませんし。多数意見を形成したグループが民主的な選挙で支持を受け、政治行うという仕組みも健全に動いていますし。
民主主義が不健全な社会というのは、選挙で決めた大統領を暗殺して政権が替わるような社会のことと思いますが、少なくとも首相を暗殺したものがその政権を乗っ取るというような政権交代は、少なくとも戦後の日本には起きていませんが。
また、民主主義社会は特定の宗教を弾圧するようなことはあってはならないわけですが(その信仰が破壊活動防止法に抵触するような場合はともかく)、もし天皇制が法律で定義されなくなり、かつ民主主義が生きていたとしたら。
そういう思考実験もおもしろいだろうなとは思いますが、その場合、大統領制に近い体制になるのではと思います。
この場合、大統領が政治的実権を持つか持たないかでもめるのではと思いますよ。
日本の歴代為政者というのは、足利将軍のあたりから、「政治的最高権力」と「最高権威」をずっと分けてきたのです。
そしてそれがうまくいっていたわけですね。征夷大将軍という称号や、「○○○守」という称号を授ける権威が天皇であり、実際の権力は将軍が持ってきた、というのが日本の政治運営の定番形態として長く続いてきた(ある意味、今の議員内閣制も、その亜種と見ることができます。選出された総理を承認するのは天皇ですから)わけです。
この体制は、権力者を被支配者が批判できるんですよ。トップの権威者が権力を持っているわけじゃないから。
権力者=為政者が、為政に失敗したときに、権力者が「ナンバー2」の座にあり、権力のないナンバー1(権威)は維持したまま、ナンバー2をナンバー1の権威に基づき交替させる、というのが立憲君主制の国が取っている方法ですが、これが非常に具合がいいわけなんですね。
国の基本体制は権威を持つナンバー1によって保証されていながら、為政の失敗というリスクを伴う(首のすげ替えがありうる)ポジションのナンバー2に実権を与える、という。
が、天皇制を辞めてしまい、大統領制などになった場合、大統領が自分で行政もやる権力も持つ権威も、というようにすべてがそこに集中することになってしまいます。
もし、大統領が失敗した場合に大統領を攻撃すると、それは国の権威の失墜にもなってしまいます。権威を請け負ってくれる「さらに上の存在」がいなくなっているわけですから。
そうなると、大統領には実権を持たさずに、下に設けた首相あたりが実権を持ち、首相が失敗したら任期の長い大統領がそれを交代させる、というシステムが考えられます。そういう制度を取っている国はヨーロッパに多いですよね。
でも、それだったら大統領が天皇じゃなぜいけないのか?という話になってしまいます。結局、天皇の立場の代わりを大統領に求めるだけになってしまい、天皇制をやめる意味がありません。
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