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靖国問題について考える

743ヤスツ ◆0lcRIkF0ks:2006/07/10(月) 01:40:59
>>726
気持ちはわからないでもないんですが、法の不可逆性というか、不遡及性といいますか。
法律の基本としましては、「以前の法律で下った裁定を、新しい法律の基準で覆してはならない」というのがあるわけですね。

元A級戦犯合祀は、以前の(時代的には友引さんが義務教育を受けていた頃)日本国民の代表者たる国会議員が、民主主義的方法に則って【全会一致】で決定したこと(公務死の認定)に則って、日本国憲法によって国家からの干渉や強制を受けないことを保証された一民間宗教である靖国神社が、【自発的な意志+自らの宗教的教義】に則って行ったこと。
ですから、靖国神社が自発的に教義を変えるか、憲法を変えて国が靖国神社の教義を自由に変更するかしない限り、不可能です。

それとは別に、「靖国神社から元A級戦犯を分離(本来的な意味での分祀だったらし放題ですけど(笑)。日本各地に護国神社がありますし)」が実現したところで、日本人、日本国、靖国の他の丙子もひっくるめて、それで何かの益になるかと言われたら、きっぱりと言えます。

【なりません】

現時点で元A級戦犯の分離を「国の方針」として声高に言っているのは、中国、韓国、北朝鮮の三国のみ、ですね。
この状況下で分離を行うことは、「外国の内政干渉を受け入れた」ことになるので実現不可能です。
彼らが静かにならない限り実現はせず、静かになったときに国内の分離派が「外国(三国)が言うから」という口実なしに分離する必要性を訴えられるかというと、それもまた疑問のように思います。口実がなくなっちゃうというか。
そもそも、「元A級戦犯分離の必要性」というのは、(これも朝日新聞の御注進が発端でしたが)中国がそれを気にするから、というところから始まっているわけでして、中国・韓国・北朝鮮がそれを言わなくなったら、問題そのものが消滅するんですよ。

「元A級戦犯専用の追悼施設」が、宗教的性格を持ったものだとしたら、行政府には作れないんですよ。それが宗教だから。
そして、靖国神社が教義を自発的に変更しなければならない、という点もやはりクリアしなければなりません。
加えて、「その施設は民間が作るものでなければならない」ということ。ハードルは∞に高いということです。

ちなみにですね。
「追悼」という行為そのものが、宗教的/信仰的な前提に基づくものなんですよね。
宗派が異なるというだけで。
それが「祈念碑」ではなくて「追悼」である限り、宗教に政治が関与しないという憲法の制約を受けることになります。

中国は共産党一党独裁政府で宗教を否定している国家。北朝鮮は軍事国家。韓国も金大中以前は軍事政権でした。三国の共通の特徴として、権力者が「法律を限りなく自由に変えられる権力」「報道を規制する権限」「新しい法律で過去の事例を変更できる」という、法治国家的には非常にマズイというか、未成熟な【感性】を持っているということでしょうか。
彼らの感覚で言えば「政府が一声掛ければ国民は従うはずなのに、それをしない政府が悪い」ということにもなりましょうが、「法律を行動の規範とし、それはあらゆる階層の人間が遵守することを前提とする」という法治国家では、そうでない国の常識は通用しないんです。

そういったわけで、法治国家ではない国の要請というのは、法治国家ではその通りにはなりにくいという前提が覆らない以上、そのご提案は後は「国民投票で日本国憲法が改正される」ということがない限り実現は難しいでしょう。
そういえば、「憲法改正手続きのための国民投票法」の議案が前回の国会に出ていたはずですが、民主党の合意が得られずに廃案だったか継続審議になったんですよね。
現状の「国会議員の2/3以上の賛成」という高いハードルが存在し、国民が1:1の割合での二大政党制と望む(望んでたら911は小泉自民は勝たなかったかも)のだとしたら、今後も憲法改正も靖国神社問題も解決には至らないでしょうね。




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