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テロを根絶するためには・・・・

14ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2004/09/23(木) 11:44
ところで、>>12では「人名も人権も民主主義に踏みにじられてきたから無効だ」という、聞き捨てならない意見がありますが、テロリストが民主主義に踏みにじられた結果テロに走ったという根拠と証明は?
おそらく「民主主義を標榜する国によって抑圧されてきた」と言いたかったのかなと思いますが、>>12さんは民主主義がテロリストを生む温床になっているとお考えでしょうか?(また、民主主義はテロを回避する有効な手段ではない?)
その場合、民主主義に代わるものとして、どのようなものがあればテロは根絶できるとお考えでしょうか?

命を捨てた者は何をしても許されるのでしょうか?
自分の命を捨てているものは、相手の命を奪ってもいいのでしょうか?
それを正当化することは、テロという戦術(テロは正義の行為でも、やむにやまれぬ行為でもありません。ただの【戦術】です)を肯定なさっているというように受け止めてもよろしいのでしょうか?

さて。
テロといって思い出されることはいろいろありますが、私の場合は「一揆」です。
「抑圧された民衆による暴動」であったり、「竹の先に上書を結びつけた命がけの抗議」であったり、形はいろいろですが。
こうした抑圧された民衆(一揆の場合、多くは農民)が、命を賭してお上に逆らう場合、「条件を聞き入れて貰うこと」または「意見を直接権者(お殿様とか)にお目通りしてもらうこと」を成し遂げた時点で、一揆の主導者(多くは庄屋、名主など地域の農民の元締め)は交換条件として処刑または自殺するということになっていました。
一揆からスタートして「民衆と為政者の戦争」にまでなってしまう例のほうが連想されやすいんですが、そういうのは極稀な例のようですね。

で、テロ。
抑圧された民衆が、正規の手段ではない手段(=テロ)で、抑圧者に対して反抗するという点は一揆と非常によく似ています。
テロによって主張された意見が、仮に認められてしまった場合。(今回で言えば、スペイン・フィリピンのイラク撤退とか)
その場合、「テロという手法は有効である」ということが印象づけられてしまいます。
というより、「テロをしたから言い分が通った」と受け取りますよね。テロリストは。

そうなると、言い分はひとつではないわけですから、この先何か通したい事柄があるたびにテロを起こせばいい、ということになります。
また、言い分は「一人にだけある」わけではないですから、違う言い分や違う通したい事柄がある「別のテロリスト」が、同じようにテロを起こすことで自分たちの言い分を通そうとするでしょう。
そして、事実世界はそういう方向に進みつつあるのではありませんか?

テロリストがテロをするのは、抑圧されているからだ、というのは一つの正論でもあるように見えます。
でもそれを言うなら、抑圧というのは今に始まったことではありません。
他国に隷属させられる歴史を持った国というのは少なからずあるでしょう。
しかし、テロという手段が急激に発達してきたのは、二次大戦中〜二次大戦後の「植民地が独立した後」が大きいのではないかと思います。
(植民地独立の手段としてもテロは大いに効果を発揮したわけですが。スエズ周辺とか)

テロリストがテロをする理由が「独立」であって、それを満たしてやればテロは収まるんでしょうか?
その場合、異なる為政者、異なる法律で細切れにされ、また、その権利を奪い合って内戦に発展しても、外から圧力を掛けるようなことをしない、というのが正しいのでしょうか?
アメリカに倣って、すべての国がモンロー主義になれば、テロは収まるんでしょうか?

なかなか難しいとは思うんですが。


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