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万博で新しい紛争解決の糸口、コミュニケーションの方策を探る

185ヤスツ ◆0lcRIkF0ks:2006/01/05(木) 13:35:12
以上を踏まえて、中葉さんが設計に携わった理論は、「同じ考えの人」の間には成り立つけれども、「違う考えの人」に対しては効力を発揮しないタイプの理論なのではないかな、と推察します。
同じ理想を共有する者は、イコール「同じ域内の人間」なので、その域内でならその理論も平和も成り立つ、ような錯覚に陥りますし、実際成り立つのでしょう。
しかし、待ってください。
コミュニケーションの不足から起こる多くの紛争というのは、「域外と域内の対立」から起こるものです。
域内外の定義はいろいろありましょうが、「国境の中と外(=領土紛争)」「経済的利益の中と外(=経済摩擦)」「階級的利益の中と外(=利権の取得者と利権にあぶれた者の階級闘争)」などなど、あらゆる場所に「域内と域外」は存在します。対立する双方の差異は多くの場合平面的な違いではない(対等な高度に存在しない)と思います。
どちらか一方が特権的利益を持っている(と、もう一方は思い込み)、もう一方は不利益を被っている(と、思いこむ)。そういう不対等な域内外関係が、臨界点を越えたときに「実力行使=紛争」となります。

「域内の平和」を理想とする考え方の方々は、多くの場合ここで「ならば双方を対等にすれば対立はなくなる。双方をともに対等にすることで、共通の域内に取りこめばいい」という【誤解】に陥ります。
何らかの強制的な理由(私はこれを、より上位の災厄、共通の敵と考えています)が、双方の対立をより小さな、優先順位の低いものに変えてしまわない限り、域内での不平等/不対等を双方(特に不満に感じている側)が対等になったと受け入れることは難しいと思います。

日本と北朝鮮の関係を見た場合、両国の間に「共通の敵」が設定されない限り、対立の解消(または棚上げ)は難しいものと思います。
逆に、本来北朝鮮と戦争をしていて、今も講和していない(そして、その北朝鮮を支援していた中国とも対立関係にあった)【韓国】の場合、「反日」または「日本という共通の敵」を持つことによって、北朝鮮・中国と友好関係を結んでいます。
これは、「中韓朝」という域内と、「日本」という域外の対立、という図式を作ることで、「中朝韓の域内は、対立を回避できている」ということになります。現実にはそんな簡単なものではないのでしょうけれども、昨今の韓国の対北観の変化、経済・外交戦略における中国への接近から見てもあながち間違っていないと思いますよ。

では日本が「中朝韓の域内に加わる」のが良いのか? 昨今の「近隣諸国と仲良く」という親中韓的思想ならそうなりますが、「より大きな域内に属したほうが、小さな域内に留まるよりも得られる安全は大きい」わけですから、現在の「日米同盟」という域内に留まり、これを強化拡大するほうが日本としては
スケールメリットが大きいわけで。より小さい域内に入ろうとするというのは、矛盾でしかないように思います。


さて、話を元に戻しましょう。
コミュニケーションの不足が紛争に至るという考えには、一部同意します。
が、コミュニケーションの充足だけでは紛争回避は不可能であり、コミュニケーション(これは手段でしかありませんので。口げんかの手段をチャットに変えようが電話に変えようが、罵倒の中身が変わらないのと同じ)の手段・機会の獲得だけではなく、より上位の共通利益(共通の的)を得ることを求めなければ、コミュニケーションによる紛争回避は実現できないものと思います。
また、コミュニケーションによる紛争回避のための「共通の域内」は、より大きな域内に拡大されることで、平和/安全な地域も拡大する、と考えられます。
二つの異なる「域内」があった場合、より大きな、または影響力のある「域内」に属した方が、享受できる「域内の平和」も大きく(広く)なります。
域外の敵が強大であればあるほど、域内の結束は強まり、また「域内」も拡大しやすくなるものと思います。

私はそのように考えております。
これは、すでに以前このスレか別スレで述べていることの繰り返しでしかありません。
同じ話が出てくるのは、これを上回る実現可能で効果的な方法と提示と【援用】が見られたことがないからです。

新しい方策を設計されておられる方が、その足下で自分と自分以外の間に起こる対立(小さな紛争ですね。個人間の)をも自説の援用で解決できないところを見ると、「共通の理念/目的を持たない者同士の間の対立を回避する方法」「共通の理念/目的を持たない者同士の間に共通の理念/目標を持たせる方法」は、まだまだ遠い未来の理論なのだな、と実感しました。


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