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誹謗中傷って、何?

80ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2004/07/26(月) 16:56
>>79

「気をつける」というのは、非常に曖昧な対処法だと思うのですが。
気をつけていても起こりうる、そうしたものに対して対処するには、

・明確な基準を設ける
・著者と編集者と全読者及び将来読者になる可能性がある未読の読者が、その基準を共有する

が必要でしょう。
しかし、「会ったこともない人が、著者の気をつけた基準と同じ基準を共有できるか、また、どこまで許容できるか」を事前に完全に把握することは不可能です。
となると、結局著者は「会ったことのある人」もしくは「自分」の基準に基づいて「気をつける」しかできません。
それでもどんなに気をつけていても、問題は起こりうる。

未然の「予防」を徹底すれば著者が表現できる幅は著しく制限されることになり、作品の訴えたいテーマが制限を受ける恐れがあります。
著者の送りたいメッセージ(の表現に必要な描写)に対して、読者の全員ではなくても、たった一人でも「差別を感じる」と批判することはあり得ます。

そのときにうろちい氏が言う「対立軸」が発生するのではありませんか?

しかしそれは厳密には「対立軸」ではなくて、「許容範囲の設定基準の高低」の違いだと思います。
著者の基準を、読者の多くは受け入れます。が、その基準を受け入れられない読者が「批判」を行います。
ヤスツいつもの「多数論」に帰結するようでうんざりされるかもしれませんが(^^;)、

「多数の読者は受け入れた。しかし、少数の読者は受け入れない。少数の読者の批判を受け入れて、著者は自らの許容基準を捨てるべきか否か? 著者の当初の基準を受け入れた他の読者は、それを受け入れなかった少数の批判読者に従うべきか否か?」

ということでしょうか。
著者が差別表現にまったく無関心ということは、まずあり得ないと思います。
大なり小なりそれぞれの中に指針や自己基準はあるでしょう。その著者の自己基準が、多数に支持されなければ問題は起こりません。本がそもそも売れないため、その著者は情報発信者としては淘汰されます。
が、その著者の本が売れ、購入した多数の読者の支持を受けている場合に、その著者の基準が受け入れられない読者に対してどうすべきでしょう。
「気をつけていても差別は発生しうる。つまり、気をつける、という対処法は根源的には効果がない」ということになりませんか?




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