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誹謗中傷って、何?

159ヤスツ </b><font color=#800000>(RqRGbk8w)</font><b>:2004/10/01(金) 02:05
言葉狩りをすることによって、過去または特定地域に伝わってきた文化(共同体が共有してきた行為とそれを説明する言葉)が継承されなくなるという危険性があります。
言葉を狩ることで、「汚染を防ぐ」「なかったことにする」というのはそれをする側の都合でしょうけれども、差別の被害と伝統の継承を天秤に掛けた場合、差別の被害のほうが常に大きいというのなら、言葉狩りも仕方ないのかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

その意味で、言葉狩りをして選択の幅を狭めることで差別行為を抑制することが正しいとは言い難いように思います。
むしろ、差別用語と揶揄されるものも含めて全ての言葉の「発信(使用)」は抑制せず、受信側が自由に耳を塞ぐようにしたほうがいいのではないかと思います。

例えて言えば、この板を見るのにも利用できる2chブラウザには、「あぼーん」という機能がありますね。
これは、特定の単語/文字列を非表示にする、または特定の単語/文字列を含んだ発言そのものを非表示にする、という機能です。
2ちゃんねるなどの匿名掲示板では、発信者の発信内容は特例を除けばほとんどが抑制されていません。放送禁止用語も侮蔑語も使われ放題です。
つまり、発信は抑制/規制されていないわけです。
その代わり、あぼーん機能を持つ2chブラウザを使えば、自分が不快だと感じる内容(この場合は、差別的なものなど)は、ソフトの機能として選別して視界に入れない(存在も感じさせない)ということができるようになります。
現実の世界ではそうすることは難しいわけで、一概に同列に言うことはできませんが、「受信者が不快だから発信させない」のではなく、「不快に感じる受信者と感じない受信者がいる。だから、発信は抑制せずに、受信者が選択的に抑制できるようにする」という発想に、むしろ軍配を上げたいと思います。

言葉狩りをすることが根本的な解決にならない、もしくは差別被害とは別種の被害を発生させる恐れがあり、どちらの被害のほうがより大きいのか判断が難しいような場合に、「とりあえず狩っておく」という発信側を抑制する方法は、あまり問題解決にも時間稼ぎにもならないのでは、と思います。

言葉が狩られていくというのは、その言葉が生まれ育まれた経緯や歴史を消してしまうということでもあります。
歴史とは必ずしも心地よい誇らしいものばかりではなく、辛いものもあります。そうしたものをなかったことにさせるのが言葉狩りであることを考えれば、「しないよりしたほうがマシ」という意見は、安易であるように思います。


ちなみに、私は静岡出身ですけれども、あのあたりではすがきやというと「即席うどん」と「ラーメン」でした。
特にラーメン。

※ブラウザ切り替えなどなどでいろいろありまして>>156もトリップが違っています。




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