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テロ対策

90壱学生:2004/04/20(火) 20:10
>うろちい氏
それはそもそも論点そのものを混同していますよ。
「自衛隊派遣の是非」という論点と「邦人が拉致された責任」という論点の間にはいかなる相関関係があるのでしょうか?
それぞれは独立した関係にあるのではないでしょか?
現在のイラクを見ていますと、かなり無差別に外国人の拉致・誘拐が見られますよね(例:フランス人、パレスチナ人)?
という事は、両論点の間の相関関係はかなり低いと見積もっても良いのではないでしょうかね?
この辺り、犯人の政治的修辞をかなり割り引いて見なければいけませんよ。
例えば「たまたま日本人を拉致した」、「だから日本の自衛隊の撤退を要求する」としただけで、
もしかしたら元々は身代金目的で、外国人なら誰でも良かったのかもしれませんし。

で、この論点間の区別は被害者とその家族にも言えるわけです。
被害者が被害者として要求できる正当な権利は「邦人の人命を救出しろ!少なくとも最大限の努力をしろ!」だけであって
決して「犯人の政治的要求を飲め!」でも「自分達の意見を採用しろ!」でもない訳です。
で、政府がこの際(短期的に)負う責任とは「邦人の人命救出」だけであって、
「外交政策の再検討」ではないのです。
長期的には考慮せざるを得ないかもしれませんが、少なくとも短期においては「それはそれ」なのです。

そういった意味において、事件以前にも以後にも独立して「自衛隊派遣についての是非」という論点は存在しますが、
しかしながらそれは「邦人の拉致・救出についての責任」とは独立している事項なのです。
今回の事件により派遣反対派が萎縮しているとすれば、それは両者を混同しているからに他なりません。
なぜなら両者が独立しているとすれば、反対派が萎縮する必要がありませんから。
そしてその立場から考えるならば、今回の事件は派遣の是非を再検討する際の「検討すべき一要素」であって、
それ以上でも以下でもないのです。


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