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テロ対策
352
:
ヤッス
:2004/05/05(水) 13:03
テロというのは、「個人が国家・政府組織に仕掛ける不正規戦」という解釈なんだけど、
これは「蟻=個人」と「象の群れ=国家・政府」の戦いに見立てられる。
普通は「蟻は象に簡単に踏みつぶされる」という比喩のために使われる表現なわけだが
象は蟻を踏みつぶせるが、きりがない。蟻はターゲットとしては小さすぎるしな。
一方、蟻から見て象は強大だが、攻撃はしやすい。ターゲットしてはデカイし、痛みを
厭がる。それこそ、軍隊蟻を次々に量産してでも、象に痛みを与えることができれば
象の進行方向を変えることだって、時には象を喰ってしまうことだってできるだろう、と。
さらには、蟻が大きな攻撃力(牙や毒)を持つようになったら、蟻の群が象を倒す、象を
襲うこともできるようになる。
別の見方もしてみる。
テロを仕掛けているのは、現在のところ「弱者が強者に」という図式になっている。
では、強者が自分の身分を明かさずに弱者にテロをしかけるようなことになったら、
どーするのかな、と。
現在のところ、テロリスト(=弱者)には、大義名分があることになっている。また、
その大義名分のためなら、敵の弱いところにダメージを与えてもいい、という認識が
広まっている。だから無差別テロが起こる。
しかし、テロに対抗する側(テロを行われる側)に大義名分がないわけじゃない。
ただ、その大義名分によって報復テロを「個人」が勝手に行う、ということがないだけ
のことだ。報復も政府に委任している。だから、911のあとふたつの戦争は起きた。
もし、報復を政府(国民の代理、代表)に委任せず、テロを受けた国民自身がそれ
ぞれ個別に勝手にテロに対抗したらどうなるだろう。
政府の制止を振り切って、個人の意志と権利を最優先に、テロの仕掛けあい。
今の個人はそれだけの大量殺人ができる兵器や、兵器に転用可能なものを手に入れる
ことはたやすい。今回、三馬鹿が政府の制止を振り切って、それこそ出国証明もない
まま個人としてイラクに入国できてしまったように、個人というのは組織の網の目を
くぐりやすい。そうしたものを持った個人が、例えばイラクにテロを仕掛けに行く、とい
うようなことになっていったら。
「個人対国家の不正規戦」であるテロが次の段階に進むとしたら。
個人主義が行きすぎることで、政府が個人を掌握制止できなくなり、「個人同士の戦争」
に進むかもしれない。この可能性は皆無じゃないと思っている。
個人による報復を政府が制止し、国家による国民保護(予防)が行きすぎるあまり、
過保護な全体主義が生まれるかもしれない。
力尽くに寄らないで相手に自分の意志を強制する、または相手の同意を引き出す
というのは、まだまだ未完成で未成熟な「技術」に過ぎないわけだから、何世紀も何万年
も続いた「実効性のある方法」に立ち戻ることは、容易に想像できる。
そんなわけで、テロ対策は、「個人に大量破壊/殺人方法を持たせない」という防止の方向
に行くか、そうでなければ「個人同士が大量殺人を相互にしあう」という最悪の方向に向かうか。
世界がベルファストになる日は遠くないねえ。
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