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社会福祉と少子化問題

27イカフライ:2004/03/23(火) 19:18
>>23について、ぼちぼち補足します。

1・増税によって老人を福祉で面倒見る。
 これは以前ライコスクラブで福祉と増税の話をしたことがあるのですが。
 高福祉を実現させるには高い税金が必要になる。北欧なんかは所得税50パ−セント消費税30パーセント位でしたよね。
(おぼろな記憶ですが)。
 老人福祉だけではなく医療費(出産費用含む)教育費障害者福祉その他モロモロ至れり尽せりするにはこの位取らないと無理つ-ことです。
これについては>>20で柏葉さんも言われておりますが。
 まず、どこから取るか?いや、国民からですが。
 方法として簡単に二分すればみんなから平等にとる。例えば消費税や年金・健保の値上げですね。
 ただこれは個人負担増→個人消費減に繋がるので、不況を加速させる可能性もある。
 もうひとつは金持ちから取る。累進課税や相続税を上げる、一見、お金持ちは余裕があるからいいだろ、と思いますが、これは行き過ぎると労働意欲を削ぎます。
 中には、報酬なんて関係ない、翻訳の仕事を請け負って見本誌一冊でも労働意欲は削がれませんよ、なんて奇特な人もいるでしょうが、そりゃ趣味かボランティアのレベルでしか仕事を考えていないのであって、能力や努力の結果は報酬に跳ね返らなくては労働意欲、ひいては社会全体の効率性も下がる。
 共産主義国家が破綻した理由もそこにあるのでは?と思います。
 また、一方で殆ど税金を払わない人がある、一方で高い税金を取られる人がある。これは後者からすれば不公平感も生じないかなあ、とも感じます。

 あと、国民が高い税金を払うのは国に対する信頼感も関係するのではないでしょうか?
 北欧の人々があんな重税を払っているのは、国家に対する信頼感、お金がなくても身寄りがなくなっても国がいたれりつくせり面倒を見てくれる。
 お金がなくてデキ婚しても、国が出産費用も出してくれて保育園にも入れてくれる、だから稼いだ金半分持ってかれても文句なんでしょう。

2・将来の労働人口を今の内に増やしておく。
 年金の不払いが問題になってますが。
 今20代の人は将来自分達は年金貰えない、と思っている人はとっても多い。だから払わないというのがひとつ。
 もうひとつはフリータ−の増加。いわゆるサラリーマンは厚生年金が給料から天引きでいやおうなしに取られますよね。
ところが、今、フリーターという企業に属さない、または短期雇用が増えている。法的にはアルバイトであっても、一定条件を満たせば(労働時間とか契約期間とか)社会保健加入は義務つけられている筈ですが、実際は雇う側も働く側もいろいろと抜け道を作って払わないケース、多いようです。
フリーターについてもいろいろな意見はあるとは思いますが、今の若い層は将来の不安は私なんぞの世代と比べて大きいとは思うんですよ。
  大企業に就職できたとしてもいつ倒産するか、自分はいつリストラされるか解らない。
 年金も貰えそうもない。
 でも、じゃあ、老後の為に子供を作るか?といえば逆で、自分の明日さえ解らないのに、子供なんて作ったら20年以上食わせないとならない。

 高福祉になっても出生率は上がらない、というのは、各国の統計を見ると明らかではありますが、日本の場合、高福祉が少子化を招いているわけではないようには感じます。
 
 3以降に関しては、また時間が出来てから。


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