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三毛猫ナナの社会学解読講座

40二毛猫ナナ:2004/03/08(月) 15:33
可能な範囲で相手や自分が傷つくことなく、対立する意志を調整し、
できることならば『相手の意志を変える』ことで対立する問題を解決
したい、と考えているのは、別に三毛猫ナナの専売特許や画期的
な命題ではなく、この板やその他の掲示板に出入りしている多くの
論客の目指すところでは。

それが、反戦主義、非武装平和主義、戦争容認論、反省懐疑論
のいずれであっても。問題はそれをするための手段に対する模索
やアプローチが違うというだけで、三毛猫ナナが言っていることは
ある意味では『いまさら何をいうのか』というレベルの話では。

三毛猫ナナが『おまえは無自覚だ』という批判を行う場合、これは
『おまえ も 無自覚だ』ではなく、『おまえ は 無自覚だ』という
非難の形態になっている。相手が無自覚だと言うことを断定する
のは、『自分は自覚している』という先覚意識が働いていることは
その論旨からも容易に窺い知ることができる。

そうでないとすれば、『自分は例外』または『自分は自覚をしてい
る』、『自分のように貴方もなるべきであり、自分は先導者である』
という自覚が、『〜しなさい』『〜なのです』といった、上から見下ろ
す断定的な態度の根拠になっている。

たぶん、三毛猫ナナは鏡に向かって叫んでいるのではないだろう
か。三毛猫ナナにとって、『無自覚な相手は、越えられないバカの
壁の向こうにいる』という前提になっているはずだ。自分は『無自
覚な選択をしない』『自分は自覚している』という保証のない確信
から、バカの壁を越えている、と思いこんでいる。

しかし、その壁は越えることで先へ行くという性質のものではない。
考証しなければならない相手は常に壁の反対側にいる。
必要なのは、相手が壁を越えないことを非難することではなく、壁
を越えることができると主張する人間が、その壁を自分の意志で
自在に往来することができることを実証することにある。

ここで三毛猫ナナは言う。
『なぜそんな証明を貴方にしなければならないのですか?私にそ
んな義務はありません』


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