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ウェストファリア体制の次にくるもの

7ヤスツ:2003/02/28(金) 23:36
ちなみに、「こうなったらきっとおもしろい」という、少々勝手な観測をば。

民主主義政治では、多数決の原理によって有権者の代表意見を束ねた政党・政治家による政権ができあがります。
で、アメリカという国もこの原理に基づいて直接大統領を選出してきた国です。

ここに日本の「外国人参政権」の話も絡んでくるのですが、もし、ある政党が自党の議会での発言力を武力に依らずに増そうと思ったら、手っ取り早いのは「票田の確保」「有権者の拡大」です。
公明党がなんだかんだ言って安定した数字を出しているのは「創価学会」という安定票田がバックにあるからなわけでして。
となると、もしアメリカのある政党が「自国内での選挙に勝つために、有権者の総数の底上げを必要とする」ことになり、そのためにアメリカの「州」を増やすことに前向きになったらどうなるだろう、と思って。

例えば、ハワイ(を例に挙げるのはいろいろアレですが)がそうであるように、アメリカ連邦に加わりアメリカの一員になることで、太平洋の孤島での安全保障を手に入れる。同時に「ハワイ州」として、アメリカ大統領選を左右する投票権の一翼を担う……という、小国が、今後出てこないとも限りませんよね。
ようするに「パクス・アメリカーナ」の考え方をさらに膨らましているだけなので、別にオリジナリティはないと思うのですが……。
州としての独自性(州法によって緩やかながら独自性・独自法制を持てますし、アメリカは州ごとに「州兵」という独自武力の保持も認めていますし)をある程度保つことが保障され、そのうえ「世界最強のアメリカ大統領を選ぶ権利を持つ」。

そういう条件を「魅力」と見て、「アメリカに52番目以降の【州】として参加することに名乗りを上げる、独自の安全保障に自信のない国」が増えていったら……。
これを「侵略」と見るか「併合」と見るかはわかりませんが、「安全保障が手に入り、アメリカ経済圏に参加でき、世界を動かす大統領を選出できる」というメリットを「プラス」と考える国がないとはいえません。

で、その調子でどんどん「アメリカ連邦加盟国」が増えていって、最終的に地球には「アメリカ連邦」だけになっちゃう(笑)
そうすると、「アメリカ国内=地球」の大統領選は「選挙」で行われることになるわけで、実質的な世界政府を地球市民が選挙で選べるようになります(笑)
国連の場合と同様(ていうか拒否権はないけど)、大人数をかかえる州も少人数の州も「1票は1票」なわけで、中国やインドが参加しても、「10億人のインド州」や「8億人の中国州」からいきなりインド人や中国人のアメリカ大統領が出るかどうかはわかりませんが、何年かかけて「アメリカ」全土に散らばっていったら、いつか「マハラジャ大統領」や「マオ大統領」なんてのが出るかもわかりません。ペルーで「フジモリ」大統領が出たように。

ついでに言うと「アメリカ連邦国内=地球」になったら、地球での紛争は全て「戦争」ではなく「犯罪」の扱いになりますね。警察大活躍。
大統領の選出方法が「大統領を努める能力・資質を持っているものの中から、大統領になりたがっていないものを大統領としてランダムに選び、大統領としての仕事をしっかりこなさないと、大統領を辞めさせてもらえない(byアーサーCクラーク「地球帝国」)」だったりすると、私としましてはなおケッコーなわけですが。


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