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中国の反日教育

51ヤスツ:2003/01/31(金) 14:45
東京裁判については、議論ガイドにもいくつか資料が用意されていますが、
イカフライさんがイメージしていらっしゃるところの「右派」の、極東裁判に対する姿勢をいくつかご紹介したいと思います。

1)戦勝国の軍事裁判は報復法廷であって正当性がない(パール判事の主張を支持する考え)。
2)極東裁判は(1)に基づき無効であるとは思うが、すでに結審(/刑の執行完了)しているので差し戻し要求をするつもりはない。
3)極東裁判は不当である。しかし、行政執行者(及びそれに準じるB/C級)のみの処断によって、天皇の命と市民は救われているので、認めざるを得ない。

それぞれ、正否は一応おくとして、それぞれの考え方に対するヤスツ的な解釈を付け加えておきたいと思います。

(1)は極東軍事裁判を考証すると必ず出てきます。以前の談話室でも議題に上がっていたことと思いますが、「戦争が始まった時点では違法ではなかった(禁止する法律がなかった)ことを論拠として、法律制定以前に遡って断罪するのは、法治主義を揺るがす」という、パール判事の主張を支持して、「戦犯」を有罪と断定できない(というより、そもそも法廷が成立しない)とするもの。
イカフライさんが「右派」と仰る方々の多くはこれを「戦勝国による不当な報復裁判」という言い方で主張されていると思います。

(2)は(1)を補足するものですが、裁判そのものの無効性は主張しつつも、すでに結審している以上は再度の提訴で名誉挽回をするしか方法はなく、しかし極東軍事裁判の再審請求の持って行き場がない以上、終わったこと=歴史として捉える、というやや消極的な納得の仕方。
ちなみに、小泉総理が靖国神社参拝を正当化する理由の中に、「A級戦犯は、極東裁判の判決に基づく刑をすでに執行されており(刑死)、法による罰を受けた。罰を受けた人間をさらに弾劾するのは不当であり、罰を受けた以上はそれ以上は訴追するべきではない」という姿勢が含まれています。
小泉総理はこれを「日本では死んだらみんな仏様ですから」という説明の仕方をしていましたが、諸外国には通じにくい(^^;)うえに、その「概念」を説明できるのは信仰または宗教であるため、(本当は民間信仰という文化で説明できそうな気がしますが)「政教分離に対する抵触」を指摘されてしまうので、あれ以上の説明ができない、といった感じでしょうか?

(3)は、戦犯とは悪く言えば「トカゲの尻尾切り」。よく言えば「敗走する軍の殿(しんがり)を努めてイケニエになった」という考え方です。
 A級戦犯は「戦争遂行者」としての責任を取ることで、戦犯として処断されていますが、彼らが処断されないとその上位にある「天皇の生命」が脅かされる。
また、「あれは政府がやったことで、国民は悪くない(このへんは、ドイツの納得の仕方も同じですね。ナチが悪いのであってドイツは悪くない、みたいな)」という、国民が敗戦で得る罪悪感を極力雪ぐための人柱になったのだ、という捉え方もあるようです。
国民から日本人としてプライドとか誇りを失わせないために、首脳部が泥をかぶったのだ、としているわけです。

このへんの考え方は、映画「プライド」や、笹川良一の伝記などに現れています。(笹川良一が戦犯の列に加わった理由は、東条英機に刑死を受け入れて、天皇に戦争責任を負わせないための生贄、戦後日本の人柱になることを説得する話なんかも、よく見かけます。

極東軍事裁判を受け入れる心境は何のためだったか?
そのへんもいずれ考える必要はあるかも知れません。




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