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反日韓国・親日韓国

372イカフライ:2005/09/13(火) 20:14:40
東 浩紀って人、あまり良くしらないけれど、笠井潔との共著を読んだことがある。
往復書簡という形式だったけど(「動物化する世界の中で」だったかな)。
 どこまでも噛み合わない書簡集で、そのもどかしさがなんとも言えなかったけど、その時の印象では「オタクカルチャー」ってもの(特に80年代の)に思い入れというか、幻想をいだいているなあ、という感じがしたんだよね。

 ま、それはおいておいて。

 ネットの右傾化(というよりエセナショナリズム、つまりはネットウヨ厨ね)については、良く頷けるな。

>日本の将来を具体的に憂いて いるわけではない。彼らはむしろ、韓国人の愚かさを証明し、日本人の優位を確認し
たいだけなのである。
>それを駆動しているのは、嫌韓厨自身の自己満足である。その背後には、韓国への
歪んだコンプレックスすら透けて見える。

 言い古された言葉だけど「愛国心はならずモノの最期の砦」ね。
 自分より低い(と信じている)ものを見つけることによって己の優位性を満足させる、っていう。


> 『マンガ嫌韓流』がディベートの場面を数多く挿入しているのは、
そのためだ。しかもその作法は、ネットでの「ツッコミ」に近い。だから彼らは、韓国人
の歴史認識や外交姿勢を批判するだけではなく、その奇異な発言や行動を収集し、
「あいつらはこんなにバカだ、困ったもんだ」と「ネタ」にする。

 ただ、まあ、こう言われるのは、作者のマンガ家としての技量の低さもあるんだけどね。
前スレにも書いたけど、相手側があまりにも簡単に切れたり論破されすぎるんだよ。
だから、主人公をはじめとした登場人物に逆に共感できない。
マンガに限らないけど、ライバル側を手ごわくしかも魅力的に描けないと、対戦構造を持つ作品は失敗するからね。
 


> そもそも『マンガ嫌韓流』というタイトル自体、
「韓流」ブームへのアンチとして差し出されているのだ。

 つか、韓流ブームの相乗り商品って気さえすするけどね。

>私たちは引っ越せないのだ。嫌韓には、 そのリアリズムが欠けている。

 これはさあ。
 韓国を言い負かした、俺達は優れてる、という優越感にパソコンの前で浸っているだけで終わっているけど、じゃあ、真の日韓友好、と持ち上げた、そのテーマをどうするの?
それは弱いところだろうね。

 それは建前で単に嫌韓厨の自意識を満足させてあげたから良いのです、なら、確かに「自己満足」に過ぎないからね。


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