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188：イカフライ：2003/02/17(月) 17:46: 昔、あるオジさんが
「みんな、戦争は軍部が悪い、軍部が悪いっていってるけど、あの時は日本人、みんな賛成したんじゃないのか」
　というようなことを酔っ払っていっていた記憶があります。
　多分、家に遊びにきていた父の友人のひとりだと思うのですが。
　子供の頃はよく解らないながらも記憶に残った言葉ですが、おとなになってなんとなくですが、わかる気がします。
　確かに、戦前の日本は今のような民主国家ではなかった。
　教育も情報も遅れていたし、お上には逆らわない、庶民はひたすら耐えるべし、という考え方が今より強かった。
　特に戦争中は、思想統制もあり、それこそ、反戦なんて唱え様もんなら、憲兵にしょっぴかれて拷問、投獄が待ってもいた。
　とは言え、日米開戦に万歳をし、戦争反対をとなえる同胞を「非国民」とののしり、お国のために命を捧げましょう、と言っていたのに、敗戦を迎えたとたん
「あれは軍部が悪い、我々は被害者だ」
　というのは、確かに、無責任ではないのかなあ、と。
　特に、ウチの父親位の年代は、思春期で終戦を迎えていますから、少年Ｈじゃないけれど
「先生も新聞もおとなはみんなウソツキや」
と。
　この日本人の無節操さは、以前ヤスツさんも言われていました生き残りの方法としては美点でもあるのかもしれないし、
また、日本人に関わらず大衆と言うのはおおかれ少なかれそういうものではないか、とも思うのですが。
　この主体性のない無責任さをうろちいさんは、批判されたいのではないでしょうか？

　ちっと違う話かも知れませんが、よく「政府が悪い」とか「自民党が悪い」といういう人いますね、つ-か、私もしてるんでしょうけど。
でも、これはあなたが選んだ政府なのよ、と。いや、私は自民党に投票していない、ということはあるのでしょうが、そういうことではなくて。
まるで天から自民党が降ってきて悪政を行っているとでも言わんばかりのいいかたはおかしいのでないか？と。
確かに無名のパンピ－に出来る行動はほんのわずかでしかないのかもしれませんが、自分もその社会を構成している一因であるのだから、離れた所から批判するのではなく、
その悪いなら悪い一端の責任を担って、では、どうするべきか？　を考える必要があるのではないか？
そんな風に考えます。

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