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148壱学生:2003/02/14(金) 16:07
>うろちい氏
ちょっと論点が混乱していますよ。

民主主義を「決定に際して頭を叩き割る代わりに頭数を数える」とするのなら、
ファシズムは「多数者が少数者の頭を叩き割る」体制、
少数者による独裁は「少数者が多数者の頭を叩き割る」体制、という事が出来るでしょう。
つまりは民主主義においては「頭を叩き割られる事はない」という事です。
ということは、うろちい氏の例題は「民主主義的決定」ではない、という事を意味しますよ。
ただ単に、「多数決による決定の是非」を問うものでしかありません。決して「民主主義=多数決」でない事に注意してください。
例えば聖徳太子の十七条憲法や明治維新の時の五箇条のご誓文が「多数決による決定」を謳っていたとしても、それらが民主主義を意味しないのと同様です。
「多数決による決定」とは「民主主義」の必要条件でしかなく、充分条件ではないのです。

例えば「民主主義」の必要条件の中には「法治主義」とか「政治的権利の平等」などの概念が所与に含まれています。
日本においても憲法で基本的人権が保障されているように、そして憲法の前文が「民主主義の理念」を唄いそれが決して改正されないように。
したがって、まともな法制度・政治制度が整えられ、国民の大多数が支持している「民主主義」においては、余程の事がない限りうろちい氏の例題のような事態にはならないでしょう。
そのようなな決定を下すためにはそれ以前にしなければならない法改正(それはつまり民主主義を否定するものですよ)や国民への宣撫が欠かせません。

で、本題に戻りますと、うろちい氏がしたいのは「民主主義的決定」を覆す論理を建てる事ですか?、それとも「多数決による決定」を覆す論理なのですか?
後者ならともかく前者とするならば、うろちい氏の例題は適当ではないですよ、という事を僕は指摘しているのですが。
どうもうろちい氏の民主主義に対する理解と一般的な理解に齟齬をきたしているようなのですが。


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