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141
:
壱学生
:2003/02/13(木) 20:50
>うろちい氏
ちょっと根本的に「民主主義」の理解がおかしいのですが。
僕が以前別のスレで述べた通り、「民主主義」というものは政争(頭のかち割り合い)を抑制する手段として誕生しました。
それまでの政治的決定が頭のかち割り合いに過ぎなかったとすれば、それは決定を不服とする者の「基本的人権」を無視したものでした。
それに対して「頭数を数える」民主主義では、たとえその決定に不服な者がいても「頭をかち割られる」ことなく生きていく事が可能なりました。
つまり「民主主義体制」においての少数者の最大のメリットとは、「反対者であっても生存が保障されている」事です。
で、うろちい氏が例に挙げているような「虐殺」や「死ぬ程嫌な目」に少数者が遭う場合、少数者側にそのような体制に所属するメリットがどこにあるのでしょうか?
その決定に賛成しても「頭をかち割られ」反対すれば勿論「かち割られる」、少数者は踏んだり蹴ったりです。
そのような決定を下すという事は、つまりはその「民主主義」の枠をも同時に「かち割る」ことに他なりません。
そのような体制を政治学では一般に「ファシズム」と言うのです。
つまりうろちい氏の例は、「民主主義的決定を否定する」ものではなく、「ファシズム的決定を否定する」例題でしかありません。
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