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102ヤスツ:2003/01/27(月) 22:54
>>100
たいへんご無沙汰しております。

>民意を共有したくなければ、その民主主義秩序では「非合法」とされることをする必要がでるでしょう。

つまり、民意(=所属する社会における多数意見の合意した決定)に対して、「合意できない。従えない。拒否する」という選択をする自由意志そのものは、民主主義の精神の中にはあるかもしれませんが、それを選んだ場合、民主主義の精神に基づき「合意に違反する非合法行為を覚悟の上で選んだことに対する責任」をも負わなければならないと思います。

「命令に従わない」=「命令(=民意(=多数意見の合意した決定))に自分の意志で背く」
です。

それをするのは勝手ですが、その他の多数意見に合意しない責任を負うかどうかなのです。

兵役拒否をした人間がいたとします。命令不服従の自衛官でもよろしい。
そうした「民意に背く決断」を自発的にした人は、罰則としての懲役刑や自衛官の身分とその身分で得てきた収入の返納を行い「責任を遂行できなかったこと(=民意に従う義務を放棄したこと)」に対して償いをするのであれば、「そういう選択」もアリでしょう。
ですが、「民意には背く、責任は負わない、自分は正しいのだから罰則も受けない」では、ただのワガママです。

また、民主主義は「多数決主義」であり、「法治主義」でもあると理解しています。
民主主義的な手続きを経て行われた合意、法令に従わない=非合法 ということは、すでに「民主主義、法治主義の秩序のもとで罰則を受け」なければならないわけです。
罰則を受ける覚悟があるなら、いくらでも「非合法な決断」をすることは可能でしょうけれども、その非合法な決断をしなかったその他の多数意見にとっては、迷惑な話ということになりますね。

というわけで、今、私は民主主義で法治主義な国で、その国が許す範囲内で好き勝手な意見を発露しているわけですが、これで「インターネットで政治的な議論を行うことを禁じ、違反したものには罰則を与える」という法律が成立したら、例え成立前にどれほど私が反対を唱えていたとしても、成立後はそれに従ってインターネットでの同様の議論は辞め、他の楽しみを見出すことでしょう。
民意という多数意見の合意に従う、とはそのようなことかと。

「悪法もまた法なり」とは確かソクラテスの言葉だったと思いますが、民主主義で多数決主義で法治主義というのは、「悪法でも悪令でもそれを遵守することで秩序が保たれる」という社会のことを指すのだと思います。
法律または法律に基づく命令に従うのが厭だったら、法律が成立する以前に全力で自分の意見を「多数意見にする努力」をするしかないと思います。

反対意見に対して罵倒すること、駆逐することでは「自分の意見に共感する人」を増やし、自分の意見を「多数派」にすることはできません。
反戦運動、平和運動を目指す方には、「できるだけたくさんの共感者」を増やす努力をしていただきたいと思います。
できれば「闘争」ではない方法で。


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