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情報を発信することの価値
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:
藤原肇
:2009/12/19(土) 09:45:13
***日本の地盤沈下と発信能力の低下
国際舞台における日本衰退の原因は、十数年も続いた自公体制によって、支離滅裂なゾンビ政治が続いたためである。その結果、ジャパン・パッシングからナッシングになって、日本は世界から取り残されただけでなく、日本の存在価値まで大暴落してしまった。
日本の政治的な状況が余りにもお粗末で、排他的で閉鎖性の強い記者クラブ制のために、公正な形で取材活動が出来ないだけでなく、取材するに値する情報がないということが、外国メディアが日本から撤退する時の理由だ。日本のニュースは大陸からの取材で済ませ、「ワシントンポスト」や「LA タイムス」が東京支局を縮小して、あるいは、閉鎖して上海や北京に事務所を移したので、優秀な特派員が続々と日本から立ち去った。
かつては東京特派員を体験してた後で、香港支局長や北京支局次長になったり、本社に戻り編集局長や国際部長になる記者や、中には編集長どころか社長になる人もいた。だが、最近は東京がドサ廻りで修業の場になり、やり甲斐のある場所で挑戦するために、優れた記者の多くは東京から立ち去って、駆け出しの人材がその穴を塞いでいる。
文部省のALT(外国語指導助手)プログラムで訪日し、日本語が喋れる程度の外国人たちが、パートタイムで特派員の仕事を引き受けて、現地採用の記者として低レベルの日本記事を書く。あるいは、ソウルや上海駐在の記者たちが書いた、取材抜きの浅薄な記事が世界に報道され始めたが、日本人による情報発信が劣悪なために、アジアでの日本の存在感は希薄の度合いを強めており、情報時代だのに日本の現状は鎖国状態に近い。
カンボジアやタイで衛星テレビを見れば、立ち遅れた日本の報道は悲劇的であり、国内に蔓延する幼稚なバラエティ番組が流れ、日本的な痴呆番組が嘲笑されている。それに較べて中国やロシアが作る英語番組を始め、アルジャーラやインドのテレビ番組さえもが、はるかに日本を凌駕しているので愕然とする。
北京製の映画がハリウッド作品を凌駕し、世界の注目を集める話題作を生む時代に、日本人はアニメをジャパネスクの復活と信じて、カラオケを日本文化の振興だと思い込む。だが、それは世相に現れた風俗現象に過ぎないし、かつては訓練された一流ジャーナリストの手で、優れた日本発の情報が世界に流れたのに、そんな状態は過去の夢になり果てている。
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