したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

情報を発信することの価値

15吉田:2009/12/30(水) 09:07:56
ある種の本は相応の年齢に達しない限りは、若いときに幾ら読んでも理解できないものであり、その代表的な本がモンテーニュの『随想録』である。
それを指摘していたのはシュテファン・ツヴァイクだったので、その見識に感心して彼の書評は心がけて読むことにした。若い頃に出来るのは珪水さんが言うように「見る」あるいは「観る」だけなのかも知れない。
同じように頭脳の問題意識があるレベルに達しない限り、読まないし読めない本というものが存在するようだ。その多くが古典と呼ばれる本だといえるが、古典になった本を書いた著者が生産的であることを考えたり、売れることを期待して書いたとは考えられない。
最近の日本の書店のほとんどは、知のサロンであるよりは大量生産した消費物のスーパーマーケットだから、そこにある種の本が無いのは当然であり、ダイエーが倒産したように量販店が長続きしないことは、「盛者必衰」の理からして祇園精舎の鐘の音であろう。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板