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『日本脱藩のすすめ再臨ーその2』

5藤原肇:2017/10/14(土) 13:05:54
拙著の中だけでなくこの掲示板にもたびたび登場している、オタゴ大学の将基礎面先生の父君が亡くなられたという知らせに接し、そのお悔やみの手紙を送ったら次のような返事が届きました。
彼の父上が「日本脱藩のすすめ」の読者だったとは初耳でしたし、彼が中学生として読者になったのも驚きで、この感激を皆さんと分かち合うと同時に、ご冥福を心から祈りたいと思うしだいです。
<以下引用>
藤原さんの御高著、とりわけ『日本脱藩のすすめ』を当時中学生だった私に強く勧めてくれたのは父でした。
父と私で藤原さんの著作はほとんどすべて拝読・熟読し、色々と議論したのは懐かしい思い出です。
「フナイ」の記事は興味深く拝見しました。現代日本の悲惨な有様の諸側面を簡潔に示され、異論の余地はないと思います。
とうの昔に、共和主義的な伝統に立脚する、ナショナリズム以前のpatriotismに立ち返り、暴政に対抗していなければいけなかったはずですが、もう手遅れなのでしょう。
中国語圏からは続々と若い優秀な研究者が人文社会科学分野においても現れてきており、日本の立ち遅れはもはや明瞭です。スーパーグローバル大学構想などという文科省の笑止千万なプロジェクトで世界の大学に対抗し得るはずもありません。江戸時代末期の教育を受けた日本人には世界が見えていたようですが、ひとたび近代日本が始動すると、明治時代の教育を受けた日本人が1945年に日本をいちど滅ぼしています。昭和の教育を受けた、ひとりよがりの日本人が、再び日本を滅ぼそうとしているように思えてなりません。


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